シニフィアン・シニフィエからの贈り物

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秋小麦の収穫が終了した日に、東京のシニフィアン・シニフィエ様から贈り物が届きました。収穫のご褒美に貰った気がしました。
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真紅の重厚な箱をあけてみると、中には”クグロフ”が入っていました。
早速たべたかったのですが、麦の乾燥に手がかかり2日間冷蔵庫に。
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”クグロフ”って書いてますけど、私にはさっぱり。妻にクグロフだよっていわれ、すごい豊潤ないい香。
しっとりしていて、栗やチョコレートが程よくちりばめられていました。ブランデーなのか洋酒も入っていて大人な味だなーと堪能していると、3歳の息子と6歳の長女が一片、ガブリと食べて”おいしぃわぁ~~”と一言。
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7月上旬にあった”ベーカリーキャンプin十勝2009”のイベントで来日され、当農場の畑まできていただき、その後の懇親会でもお話させていただきました。
志賀さん ”パンのこと、酵母のこと、わからないことがわかるまでパンを続けたい。80歳までやるから、前田さんもそれまで農家やりなさい。”
私 ”私は65歳で引退する予定ですが・・・”
志賀さん ”意欲の続く限りいつまでも続けられるだよ。”
なんて言われ、確かにそうだな。熱いうちは疑問やこうしたらいいじゃないかっていうアイディアってだそうとするよなと改めて感じました。粉によって、酵母によって、作りたいパンによっていろいろ配合を変える。でも、基本は、自分がパンやお菓子作りを楽しむこと、新たなことを発見すること楽しんでいるのが印象的でした。
時間をかけられて作った深い味わいのクグロフ、どうもありがとうございました。

あ~あ~あ~っ!

6月23日午前中まで、雨は降りました。いや降りました。降りました。降りました。まいりました・・・。
もともと6月入ってから、ほぼ御天とさんを拝借できることはなく、曇り時々雨が連日のように続き、土にはたっぷり水分が含まれていたところにまた雨が・・・。
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小豆の畑やビートの畑も一部冠水。小麦も部分的に倒れるなどの被害がありました。
上記は小豆の畑の低みにたまった水路あと。
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畑の淵は、流されてきた表土の跡が・・・
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”おっとっとっと!”と長靴がぬかるくらい土はゆるゆる。
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もともと、湿地にはなおさら水はたまり・・・。ビートの水枯れも心配。
水につかっているところは、根が腐れる可能性があるので、そうなると実になるまえに病気にもなりやすくなってしまします。
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畑の地中には、上記のような塩ビの管が這わせれていて(暗渠という)、排水性を良くしています。その暗渠パイプが明渠(めいきょ)と呼ばれる、いわゆる側溝に流れおち、
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最終的には、小さな勢いのよい小川が本線に合流して、あふれんばかりの大河になってしまうのです。
24日からやっと晴れ間が・・・。

おマエもか”ブルータス”!

昨日、興味深い雑誌を見つけて買ってしまった。
”BRUTUS”お題はみんなで農業!ということだ。
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有名なデザイナーが”おいしいエンターテイメント農業”から始まり、簡単にベランダ農業、
女の子だって農業、ファッション性のあるカタチから農業といろいろ。
良い傾向だと思う。世の中、興味をひく方がいるのは。
本格的にツナギをきて、ねじりタオルをまいて、長靴をはかなくても農業はできるし、
楽しめないと続かないのも農業の実態かも知れない。
自分でつくったものを自らたべて、人にも食べてもらって。となると楽しさは倍増。
曲がっているニンジンもある種のデザインで愛きょうある個性になっていいのかもしれない。
その中でもクリエイターと呼ばれている方のコメントには感銘をうけた。以下、ブルータス2月号より引用
”プロ(農家)じゃなくても、スポーツ(農業)は楽しめる。”
”中略、天気によっても変化が起きるから、毎日同じことはできない。本気でやるなら相当なクリエイティビリティが要求されると思う”
ははは~ん。なるほど、生き物を扱う=クリエイティビリィティ(創造性)を要する仕事か。
農業ってかっこいいように聞こえますね~。
それよりも、ちっちゃな感動の毎日があるのも農業ですよ。時に劇的に変化もしたりして。
農業への興味の賞味期限が永遠であるとよいですね~。

種をまくこと

今年最後のブログ。”種をまくこと”とは?と考えてみた。
あっという間の一年。多くの人々に出会い、多くの方々に小麦粉を試してもらい、多くの好印象を頂戴した。パンを焼くことがプロの方も、趣味での方や学生さんたちも含め、選んで使っていただいたことに感謝したい。
農家は種を播く。収穫するために。いつもどうりのことを何十年か繰り返す。
”じゃぁ、誰のために”というキーワードが今まで心に抜けていた気がしてならい。もちろん、それでご飯を食べてるわけだから、経営や生活のためでもある。
”誰かのために作る”ことが種をまくことの最初に思うことでなければならない。
パン屋さんやうどんやさんはもちろん、そこのパンを食べてよろこぶお客さんのためじゃなきゃいけない。
平成20年は”種をまくこと=多くの人と出会うこと”だとつくづく思った。
相変わらず空回りしながら、周囲に迷惑をかけながらも、多くの方に助けられている気持ちでいっぱいだ。
来年もやらなきゃいけないこといっぱい。心配もいっぱい。期待もいっぱい。笑顔もいっぱいの年にしたい。
”あなたのキッチンから広がる麦畑”来年もマイペースで続けさせてもらいま~す。ご笑読ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。

育てよう若き地域のサポーター! 餅つき大会with収穫あんこ

ちょっとタイムスリップして11月16日の出来事から・・・。
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 JA青年部の本別支部(私加盟)では、この日、本別町の中央小学校で餅つき大会をしたのです!ペッタンペッタン。
 前回10月頭に子供達が収穫した小豆を機械選別したあと、さらに子供達に手より(手で割れ豆、汚れた豆をよってもらうこと)をしてもらいました。それをJA本別女性部の”豆ではりきる母さんの会”のKさんとGさんにお願いして、8~9kgほどのあんこ(コシあん)に前日のうちにこしらえてもらいました。
当日は”地域参観日”といって、子供の家族だけでなく、住民の皆さんに小学生の活動をしってもうらうイベントでした。そこで、小学3年生2クラス約50人が、餅つきをして、自ら家族とともに、学年を超えて、さらに知らないおじさんおばさん含めて、あんこ、きなこ、砂糖しょうゆの味付けを用意して食したのです。%E9%9D%92%E5%B9%B4%E9%83%A8%E6%9C%AC%E5%88%A5%E6%94%AF%E9%83%A8%E3%80%80%E9%A4%85%E3%81%A4%E3%81%8D%EF%BC%92%E3%80%80.JPG
子供達も班に分かれて、それぞれの味をPR。”あんこ、美味しいですよ~いかがですか~?”と売り子役みたいな、ちょっとした職業体験の要素もあり楽しそうでした。
”地産地消”といいますが、なかなかこれが出来そうでできないことなんですよ。
餅つきは、町の”餅つき保存会”とのコラボ企画。
JA青年部の本別支部の8人も手伝いって町民交流のひと時となりました。今年は各支部(全部で4支部)いろんなかたちで、それぞれの地域と混ざり合ってます。

越前水仙 from 野の花工房

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綺麗ですね~、近寄るとすごく落ち着く良い香りがします。
先日、”越前水仙”を福井県の”野の花工房”様よりいただきました。ありがとうございます。
かなりの”ビックサプライズ”でした。
12月10日に、福井県でお会いすることができました。”It’s a small world!”という言葉がありますが、午前中に寄らせていただいたある福井市の農家法人の社長さんとお知り合いだったそうで、”どこでどう人って繋がるのかわかりませんね~”なんて話してました。そこの従業員のかたが、かつて当農場で実習生として働いていた経緯があります。元気で良かったわ~。
 さて、フードソムリエのブログでもおなじみなのですが、鯖江市にある野の花工房さん、オーナーの佐々木さんはマイプチ農場で自ら野菜を作ったりする方。なかなかできないことだと思います。料理だって食べることだって、”どう育ったか?”を自ら知ってる消費者や料理家のかたは少ないのでは。湿度の高い地域での農産物の管理は大変だと思いました。
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ありましたよ~工房+キッチンスタジオ。福井県は共働きが当たり前なくらいで、教室にくる方々の多くも仕事を持ちながら”楽しく、美味しいパンを作ったりしてみたい方が多いそうです。
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野の花工房=石釜パンですが主役の”石釜”みつけました。重厚なつくりで、熱の通り道を知ることで、釜の中にいれるパンや料理をずらしたり、火の入れ方や”釜のクセ”がわかるまで時間がかかったそうです。でも美味そうですよね~パンはもちろんのこと、肉とかも。食べたい食べたい。
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燃料となる薪は、ウイスキー樽を使っていました。これまた風合いがよく、きっと硬い木からできているので燃え出すと力強く、長時間使えるんだろうと想像していました。
最後にビックサプライズがもう一つ。工房にきている野の花工房の生徒さんたちからお手紙をいただきました。”普段のパンとは別ものの美味しさ”との評価。ありがたい、感謝です。同時に次年度にむけた緊張感もいただきました。作り手から作り手へ、自分で作る楽しさを感じてもらえたら日本の農業だってもっとよくなる兆しを感じました。ありがとうございます。

小豆・金時 in 徳島県

♪は~るばるきたぜ と~くしま~!♪と突然徳島県の話題です。
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12月6.7.8日と徳島県は小松島市で、本別町の代表農産物の新豆の販売促進&交流会に行ってきました。理由あって、神戸からバスにのり瀬戸内大橋、淡路島の鳴門大橋を越えれば、そこに徳島県はありました~と感動することでもないのかもしれませんが、徳島初心者の私はかなりの興奮でしたよ~。しかもこの日は”さぶ~イ!”じゃないですか!低気圧の影響で大寒波と言う感じ、昼前に駅につきましたが、雪がチラつく場面もありました。前の週までTシャツでもいいかなというくらい暖かかったらしいのに・・・。
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12月7日は小松島市(徳島市から車で20分くらい)のところで、第4回のうまいもん祭りが開催され、本別町の代表一団として新豆の販売を行いました。上がその写真。
飛ぶように売れるのが、”金時豆・小豆”ですが、徳島では”チラシ寿司”の中に彩としてなのか金時豆をいれる習慣があるそうで、”本別の豆、美味しいのよね~”とおばさん達は声をそろえていました。
しかしなぜ、徳島・小松島市&十勝・本別の組み合わせなのか?両者は姉妹都市の関係で、100年ほどまえに、本別町の勇足地区に移住してきた一団が小松島市(立江町中心)の方達なのです。四国のあの暖かい土地から、冬はマイナス30度にもなる極寒地に当てもなくくる。壮大な物語で、想像を絶する生活だったに違いありません。しかも、原野を切り開き、徐々に徐々に農地を広げ、最近やっと故郷に新豆を送れるようになり凱旋しているのです。確かに農業は時間かかりますよ。
8日に同市にある産直市場、あいさい広場を視察しました。”スッスげぇ、人の数”と平日でも3000人くらいは来るとか。”飛ぶように売れる!”ってこういう状態なのかなと思いました。顔の見える”安全・安心”+”地域住民に対する真心”の農産物がこれだけの評価を得られるのかと思いました。なにせ、農家のお母さん達が元気。ほとんどが兼業農家ということで、主戦力は奥さん達なようでした。
東とくしま農協や市役所の方々には、大変お世話になり、美味しい阿波牛(しゃぶしゃぶ最高!)、名物たらいうどんなど沢山いただきました。米粉事業にものりだすそうで、”攻めの農業”を見た感じがします。御礼申し上げます!
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お祭りで売っていた”鬼ゆず”。ピールとかジャムとかにすると美味しいだそうです。

育てよう若き地域のサポーター”お乳搾りました~!”

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11月26日、午前中、地元本別中央小学校の校庭で、子供たちに搾乳(さくにゅう)体験をしてもらいました。この日は朝、マイナス10℃にもなり、このシーズン一番の寒さ。でしたが日差しはよく、きっと1度くらいはお昼までにはあったかと思います。
今年はJA本別青年部の本別支部のメンバーが、学び舎の小学校の3年生を対象に農業体験事業を行なってきました。今日はシーズン最終回。牛やさんからトラックで、校庭に親2頭、小2頭をつれてきました。
最初に、牛やさんのメンバーから、牛の体のこと、”牛乳は血にた成分、お母さん牛が身を削って、沢山の血液を生乳にかえてるんですよ””胃は4つあって、”反すうしながら”ほとんど時間食べていること”、”乳頭は4つあって、それぞれ独立しているので1つだけ絞っても駄目なこと””雄牛や牛乳がでなくなった牛は肉になって、食卓にあがっていること”など、”みんなは命を頂いているですよ”というお話をしてくれました。
子供達は”え~牛ってほとんど寝ないの~””かわいそ~肉になっちゃうの~””痛いわ~角切ったあとに焼印を”じゅ~”てされるの”とか、”あ~ウンチ、ウンチ””スゲェ(量)のオシッコ!”とか興奮しましたよ~。大盛況の大成功です。
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子牛と仲よし。2頭のうちの一頭は先週金曜11月21日に産まれたばかり。牛って毎日、500gとか太って、成長期には1kg太るんですって。ヘ~
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乳しぼり、これ大人がやっても楽しい。ペーターの気持ちもわかるな~。”あったか~イ”とおそるそろる、牛に近づく子も、実家が酪農家で、玄人なみに慣れている子も中には・・・。牛の体温は38度くらいで、人間よりも若干高いそうです。それをバルククーラーとよばれる、冷蔵タンクで5度まで冷すそうです。
なんで、殺菌するのか?それは、目に見えない雑菌がありお腹を壊したりすることがあるから。牛やさんも”搾りたてが一番うまいんだぞ!”とどの人も言います。
なお、牛の敷きわらは、小麦農家からきた”麦稈”ですよ~。畑農家もここでお手伝いです。
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”良い牛乳は良い飼料から””良い飼料は良い畑から”ということで、”牛のご飯”を子供達にもってもらいました。ビートパルプ、デントコーン+大豆粕の圧ペン状のもの、コーンサイレージ、ミネラル+カルシウム、牧草だとかです。”サイレージ=漬物”みたいな保存食。子供達は”え~こんな臭いの食べてんの~”とかいってますけど、牛たちから言わせれば”え~そんなへんなもの食べてんの~”と言われかねません。
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最後は牛やさんの機械絞りの様子を見学。皆興味深々です!機械によりバランスよく絞っていくようです。牛の乳はしぼってあげないと、乳房炎だとか他の病気にもなるそうです。
丁度給食の時間となり、朝しぼりたて(低温殺菌ずみ)のと、給食の一般牛乳と飲み比べてもらいました。”甘みとコク”は一味瞭然です。うちでもいただいた、生乳でプリンを作りました。生クリームなしでも、美味しいコクのあるプリンができましたよ。やっぱ搾りたてですね。
”みんな、牛乳すきですか?”との問いに
”大好き~~~!!!!!!”と手をあげた子供たち。
牛乳はお母さんの血液です。大切に飲みましょうよ、ね!お疲れ様でした~~。

育てよう若き地域のサポーター ”ザ・収穫祭”

”うぉ~””キャー可哀そう~””すげぇ~キレイになってるぅ~”
10月7日、10時40分から正午まで、子供達の怒号、歓声、興奮が青空に響き渡りました。
そうです、本別中央小学校3年生の児童52名が小豆の収穫作業をしたのでした。
何度かお伝えしているJA本別青年部の農業体験の一環で”地域の農業を知ってもらうきかっけづくりとやっぱり気づけば地元の農産物がおいしかったなって、貴重な農業体験だったな!”っていう循環をこれからの子供達とおおくの町民のかたに感じてもらいたいとのことで5年前からの継続事業です。
初めに、5月29日に子供達に播いてもらった小豆(エリモショウズと大納言)、成長の違いや農家の人がどう管理して収穫までにいたったのかを、写真を通じて説明しました。
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この日は、北海道のラジオ番組、STVラジオの収録があり公共の電波にのること、また、北海道新聞社の取材も受けました。実際、10月8日の夕刊一面に記事が掲載されましたよ。
それはさておき、説明後、今度は9班に分かれてJA本別青年部・本別支部のメンバー9人がそれぞれ鎌の使いかたを指導しながら、小豆の株下を刈ってもらいました。
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今度は一人で・・・指を切らないように・・・。ちなみに鎌には2種類あって、包丁のような刃がツルっとしたものと、ノコ鎌といって刃にギザギザがついてるものがあり、雑穀の株なんかを切るのは絶対にノコ鎌なんです。小麦の茎なんかもノコ鎌でないと刈れません。
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それから、刈ってもっらった株をビニールシートに広げ、今度は昔ながらの脱穀の方法でサヤから小豆をだします。
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”殻(から)さお”といって、木の先端に鉄の棒をまとめたものを莢に打ち付けて脱穀していきます。”叩いて脱穀する”みたいな感じ。中には玄人なみに上手に殻さおを使う子も。
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この作業、青年部員も正直、初めての人もいます。現在、殻さおで脱穀している農業者はほぼいないです。だって手ですよ!何百kg、何tと収穫するものを手で脱穀とはかなり前の話です。とお話を子供達にしました。
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脱穀してシートにはじきでた小豆を、今度は”とうみ”という機械でゴミを飛ばします。風車のに風を送って、豆よりも比重の軽い莢や、割れた豆などをより分けます。これも”手回しのとうみ”(今では貴重なもの)を所有している部員から借りてきたもの。
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脱穀したての小豆と、ある程度綺麗に選別された小豆の違いを、子供達に知ってもらいました。
子供達は、鎌で刈りとること、殻さおで脱穀すること、とうみで豆をより分けること、それから現在の機械作業による工程(前回のブログを参照してください)を生で見ることに興味心身、大変興奮していました。
今回収穫した小豆は、石抜きと比重選別機にかけたあと、子供達にさらに割れた豆なんかをよってもらい、11月16日に予定されている小学校の地域参観日(町民参加の参観日)で、あんこ餅にして食べる予定です。
生産者(JA青年部)+子供達の体験からできた農産物+加工者(あんこを作ってくれるお母さん達、もちつきを指導してくれるおじさんたち)+地域住民と消費する。この循環。ここでしかできないことだと思っています。確かに部員の作業負担も大きくなってますけど、生産者事態も”食べる人の顔をみる””食べてくれる人たちが農家を支えてくれている””だからより美味しい農産物をつくる必要がある”という意識をもつことが重要だと思いながらやってますよ。皆、気合はいってます!!!
あんこ餅、おいしくなるでしょうか?乞うご期待!!!
それと、事務連絡。
ラジオ放送は、10月26日(日) 北海道STVラジオ”河村道夫の桃くりサンデー”の中で午前10:00~10:30くらいの間に流れるそうです。
Don’t miss it!!!

謝謝 来たれソムリエ!

先週のことですが、フードソムリエでおなじみの料理家の方々が当農場を視察しにきました。
確かになかなか、生産者まで会いにきてもらえるチャンスって意外にないですよね。私の場合は、同業者訪問であって、”料理の創り手”が”作物の創り手”まで行って”現地現物”してくるって素晴らしい試みだと思います。企画・同行のフードソムリエ代表、北村さんや大久保さんにも感謝ですよ。
今回は、地元十勝から雑穀アドバイザーの栂安さん、東京から料理家・菓子作家の小田川さん、神奈川の洋菓子研究家、宮代さん、一番遠くからは福井県の料理家、ささきさん。それぞれの料理かの方達はような素晴らしい料理家さんです!
ブログやHPはこちら
栂安さんのブログ”ノブ・キッチンへようこそ” http://nobu-kitchen.de-blog.jp/nobukitchen/
小田川さんHP”ラ・ペッシュ” http://www.lapechejapon.com/
宮代さんのHP”M’s Sweet Kitchen” http://www.geocities.jp/sweets1224m/home.html
佐々木さんのHP”野の花工房” http://www.ishigama.com/
まずは倉庫内に保管されている、先月収穫されたばかりの小麦たちを見ていただいたり、コンバインや機械・施設の流れを紹介させていただきました。
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早速、”生麦”の食べ比べ?が始まったりして・・・。それぞれに味・硬さの違いを感じていただけたようです。実際、収穫時期に小麦刈りまでやれたら楽しいでしょうね~。
夜には、帯広市のレストラン”オランジェ”http://www.l-orange.jp/にてディナーを皆様でいただきました。ここにビックサプライズが・・・。フレンチレストランなのですが、コースメニューのパンが前田農産の粉からできてるじゃないですか!!!なんとも粋な計らい!
”りゅすてぃっく”という私ははじめて聞くパンだったのですが、料理家のかた曰く、通常よりも加水の多い長時間発酵のパンだということ。”キタノカオリ7割+春よ恋3割”でつくったものです。面白いですね~。作っていただいた帯広市の”はるこまベーカリー”http://www.octv.ne.jp/~harukoma/さんですが、きっと、オーナーはこのMIXなら自分の思うパンに近づくのではないかとか、この粉はこういうパンにあうんじゃないかとか、思いながらパンを焼いているのかなと。うちの小麦たち⇒粉たち⇒パンたちに変身して戻ってきて食べれるなんて、今までにない不思議感を体験できました。
 また、上記の料理家さんにも、それぞれの特徴をいかした美味しいお菓子やパンをいただきました。畑にいると、作物の出来栄えやおかれている現状に戸惑うこともありますけど、自分の生産物が人を通じて変化し、商品にあんるなんてこれ以上の喜びはありませんよ!
また、フードソムリエでもおなじみの生産者、十勝・幕別町の苧坂農場http://www.food-sommelier.jp/prog/02/osaka/2008/09/post_8.htmlの玉ねぎのスープも素材の味、たっぷり美味でしたよ~。
なんかまた気合入りました!皆様に謝謝!