日本一長い111mピザの有志達は?

2012年9月8日(土)に行われた
十勝・本別町開町111周年の日本一長い111mピザの協賛企業です。
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主催は? ①チームほんべつ111with②十勝ピザ立国チーム
①は立上げは不安と恐怖の?4人から始まり、8日は総勢40名のスタッフになりました。
開町111年のお祝と、今後の町の発展を願い今回はピザ創りに挑戦。それを支えてくれたのが
②十勝ピザ立国チーム。2006年発足の十勝の食材でピザを創りをして町おこしボランティア精神あふれるチーム。
今回はチームがもつ記録(70.5m)を越える日本一長いピザへの挑戦も兼ねる。
1回目 8月29日焼き練習
2回目 9月2日11.1mピザ作り、トマトソース仕込み
3回目 9月6日生地仕込み
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本番  9月8日今回の113,5m(日本新記録)と多くのチームメンバーが道内各地から集まり、日本一長いピザを創りあげた。
素晴らしいチームメンバーでした!
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特別協賛と資材、食材提供&レンタル、協力等は?
本別町役場         :ゲンキッチン、広場、テント、ノボリ、テーブル、焼肉台、杭、
株式会社明治        :ゴーダ&モッツァレラ、シュレッドチーズ
本別町農業協同組合   :黒豆(祝黒)&イモ(トヨシロ)、ポスタープリント
本別町商工会        :パイプイス
本別町教育委員会     :CDデッキ、スピーカーマイク
協賛の資材、食材提供、協力等
北海道農業大学校       :朝どりスイトコーン、かぼちゃ、なす、玉ねぎ、8日終日ボランティア
ゲンキッチン           :8月6日トマトソース仕込み、7日:野菜下拵え:8日終日場所提供
道の駅ステラ本別       :駐車場、梯子
豆ではりきる母さんの会   :金時、黒豆(キレイマメ)、7日野菜下拵え
図書館ボランティアぶっくる :8日終日ボランティア
密厳寺              :臨時駐車場
株式会社永寿          :本別義経炭(ナラ材)
森のパン教室          :特製ホワイトソース仕込み、生バジル、石窯担当
久能看板店            :日本一看板製作、高所作業車レンタル
とかちマッシュ           :マッシュルーム
北海道新聞社           :取材&記事
十勝毎日新聞社         :取材&記事
OCTV                :イベント取材&放送(9月22日)
源すし                :トータルコーディネート、打合せ&打ち上げ会場
秀華                  :やきそば&しゅうまい(スタッフ分)
十勝元気村             :おにぎり&けんちん汁(スタッフ分)
前田呉服店             :網つなぎ、受付
マルシメ前田            :打ち上げ花火(3発)
十勝がんこ農場2         :パプリカ
各務農場              :完熟トマト
門前農場              :トータルコーディネート、薪、各種資材
本寺畜産              :トータルコーディネート、生ゴミ処理
小笠原農場             :トータルコーディネート、ポスター&シール作成
伊藤農場              :薪
小川ファーム            :音響、時代曲&効果音選択
大島農場              :生バジル
株式会社岡崎組         :111mの正確な測量
前田農産食品合資会社    :小麦粉(きたほなみ&ゆめちから)、手創り石窯、シャドークイーン、各種資材、トータルコーディネート
主旨に賛同していただき快く資材や食材提供をいただきました協賛企業の皆さま、ならびに主催者、ボランティアで共に汗をかいていただいた皆様、そしてそして、熱い中腹ペコ状態で3.5時間もの間目の前のピザを固唾を飲んで待っていただいた参加者の皆様、大変ありがとうございました!感謝、感激、感動でした!
住民はもとより、先代達や後世にも誇れるというよりチャレンジすることの楽しさとローカル力を伝えられるイベントになりました。
日本一おめでとうございます!!
よっ、このニッポンイチぃ~~~!!
チームほんべつ111の実行委員長として
この場を借りて皆様に御礼申し上げます!

The Road To 日本一長い111mピザ(完成編)

9月8日(土)、決戦の日は来た。
前日までに、食材集めに奔走し、下ごしらえを各チームにお願いし、自分達は会場準備のテントやイスや石窯設置。
ロープをはり、動線を考え、あれはこっちに、これはあっちにと。できるだけの準備を整えていった。
うれしいことに、この日の朝のスタッフの数は想像以上だ。
はじめてみる顔ぶれや、なじみの顔。
皆”私も楽しみたい!!”という顔に溢れている。
”あっ今日はお任せでイケるわ!”最初からそういう思わせる雰囲気だった。
今回たまたま日本一も目指すことになったのだが、そもそも論の
この長~いピザをやりたかった理由は
1. 本別町開町111周年のお祝であること。111年の歴史と先人たちの開拓から我々はこの地に活かされてます。皆で盛大にやるのも良いかな?なんて勝手に思った。
日本一はオマケ。111が1が三つならんで日本一なら、皆も将来覚えやすいかな?と。
2. 十勝・本別の地の食材を使って、皆が参加できる食のイベントにすること。アピール不足でなかなか知られてない農産物や生産者も多くいます。それにイベントは食だけではく、多くの資材や機材や場所も必要です。町つくりにも似ていて、一人や二人が頑張ったってどうしょもないですから。地元の農を地元の食とすることができれば、このうえない喜びになる。
何回かに分けて、説明してきたが、準備段階は人くどき。私の悪い癖は構想は長い間あるのですが、切羽詰まんないと人に相談しないこと。9月8日に開催でしたが、実際の動き出しは8月15日ころから(汗)。仲間集めは、農協青年部時代のブレーン4人と地元のすし屋の若手職人。“また、騙された~!”なんて笑顔で寄ってくる仲間がいないとこの手のイベントは上手くいきません!ただ誰もが共通しているのは“町に対する想い”。これはオリンピックで日本の選手を応援するのとはちょっと想いが違っていて、自分たちがどうにかしないと!というプレイヤーになる想いが強い。
男の話合いは生産性がなく、結局、実際にピザをやいてみたり、長いピザのビデオをみたりしながら進め、9月8日までに計3回の練習をもつという強行的な流れ。また運よくというか運命的に、十勝の食材でピザを作って町を元気にしよう!というボランティア団体の“十勝ピザ立国チーム” http://blog.goo.ne.jp/tokachipizza/e/51786e86968d2562b7772b6712c794b9の首脳陣との出会いもこのイベントの大切なポイント。彼らも自己記録である、十勝・大樹町の70.5mの日本記録の保持者たちでしたので、今回の提案は快諾!!100m以上をやってみたい!という気持ち満々。
こうなったら強い!やり隊同士がぶつかると掛け算みたくなります。
やらない方向ではなく、どうせやるんなら美味しいピザ、楽しめるピザ、記録よりも記憶に残る日本一のピザにしよう!と。
練習は3戦しましたが、正直1勝2敗のようなイメージ。
参照:The Raod to 日本一長いピザのストーリー読んでね!
問題は人の流れ、生地の状態、温度調整でした。しかも本番3日前にうちの石窯が崩落してしまうアクシデントも・・・。
肝を冷やす暇も忘れ、必死で時間に追われながら窯を補修!気がつけば、7本も石が折れてる!
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ほぼスタートで組み直し開始!心配してくれた門前農場の門前さんも助っ人で集まってもらい・・・
スタッフの松本さんとともに、“途切れない本別の歴史も、日本一達成をしたい参加者の皆の楽しみもある。
ここでどうにかしなきゃ前田農産らしくない!!”と動揺の中にも“改善”を施す窯に変身させたのです。
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作業は深夜まで続いた。改良点は3つ。
1.中段の石を12mm鉄板に変更⇒一枚120×90cmで200kgほどあるそうだが、後で分かるが鉄は熱で曲がる。20mmでも同じかもしれない。鋳物じゃないとこれは無理かなと思った。
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2.置き火式採用:今まで(バッフル方式=熱伝導型)のものよりもさらに直火を与えるため、耐熱煉瓦の遠赤外線効果も狙い、ビッちり石を置いた。⇒これも重さの関係で、横石が割れる原因となった。(もちろん補強はいれたのだが・・・)
3.PGSの空中ブランコ(ピザガイダンスシステム):空中ではないのだが、置き火式を考えると中吊りの仕組みが必要だったため、その調整できるような台を窯の前後にとりつけた。これも大正解!!
イベントについてだが、
今回、行政からの資金的バックアップは一切なし!!勝手な想いからの構想で、もしこういった形で町おこしのためにやりたいと思う方は、是非根回し上手になるか、スポンサー探しを上手にするのをお勧めします。今回は食材以外はほぼ全額手出し。アイディア、時間、人、物、金が上手く回らないとできないことです。それでもやりたかったです。この小さな町でも日本一の何かができるのであれば、可能性を信じて、それを皆と共有してみたかった。それだけでした。
 ただ嬉しいことも多くありました。食材提供者も資材を貸してくれた役場や商工会も快く日本一長いピザの主旨に参動してもらい、多くの食材が集まりました。“同じ釜のピザを喰う!”ボランティアのお母さんたちや、地元の農業大学校の先生や生徒も約40名が当日あつまってきてくれたのです。前日の野菜の仕込み、その前のトマトからのピザソース作り、生地の半焼成と。どんなピザになるのか不安と楽しみが交差します。
そのスペシャルチーム名が“チームほんべつ111(ワンワンワン)と十勝ピザ立国チーム”の混成ピザ部隊。さぁ、日本一への挑戦の始まりです。
9月8日は十勝晴れの快晴。気温は28度とかなり暑い予報でした。私たちが何せ心配したのは参加者の人数。だって大都市と違うんです。そんな簡単に人なんかきません。最悪、100人くらいかな~でもまてよ・・・・一人1.1mもピザ当たっちゃうぞ~。それは食べきれんしょ~!!“と。天気にも仲間のFacebookでの発信力,地元のマスコミ関係ももちろん、各学校や関係機関を練り歩いた結果、400人近い人達が集まってきました。
それでは、記憶よりも記録に残る日本一のピザのこだわりをご紹介しましょう!!
1. 地元の食材、資材をふんだんに使うこと。
2. 十勝・ほんべつには四季がある。約30mごとに春夏秋冬と食材をかえたエリアをつくり四季のピザを楽しんでもらう。
3. ほんべつ開町111年は歴史。10mの立て看板を作り、年号をいれピザの流れとともにタイムスリップする雰囲気をだす。
4. また、各時代のヒット曲を昭和40年~現在までの懐メロをかけて音楽参加者に楽しんでもらう。
5. 日本一達成の70,5m超え(71m)で、お祝花火点火。それから111m達成でさらにもう一発!
6. みんなで創ることに意味や歴史がある。ピザの具材のトッピング、それからピザ生地をゆっくりひきだすひっぱりを参加者全員に体験してもらうこと。
という聞くだけでも楽しいことづくめ。問題はというと完成までの3時間半ずっとピザ出来上がりを待たなければならない試練をこえられるかです(笑)。
参加者も我々も初めてのことでドキドキ、ワクワク。私は“111年の歴史は97万2000時間の中のたった3,4時間のできごと、歴史のようにゆっくりと着実にピザを焼いて最後に美味しくて日本一のピザを皆で楽しみましょう!!”となんて訳のわからない挨拶して開始~。
開始はお昼12:00のサイレン(うちの町はお昼をしらせるサイレンが鳴る)でスタート。1分30秒くらいで1mづつゆっくりと、ゆっくりと焼いていきます。もちろん、参加者たちは受付で参加費と日本一長い111mピザのスペシャルステッカーを胸にはり、トッピングをしてから、網のひっぱり隊を手伝います。
チームほんべつ111と十勝ピザ立国チームの石窯チームが焼き加減を慎重に見定めて、ピザ立国チームの大将の岩田さんに報告。岩田さんの掛け声のもと、ゆっくりとピザ焼きの網を皆でひきだします。トッピングチームは動き出したら止まれません。参加者に具材をトッピングさせて、指示をだしながら、また会話も楽しみながら進めていきます。
ここで皆さん、どうやってやるの?と不思議に思うと思いますが、要はトンネル型の石窯に焼き肉の網を111m連結させ、その上にアルミホイル、生地、トッピングとし、焼いたあとは巻段ボールの上にのせて、それを参加者皆で引き出すというのが流れなのです。一番気をつけなきゃいけないのは、網がきれること。これも10日前にうちの倉庫で内職したのでした。
日本一の内職中?
その網ですが、100円ショップにいって、“30cm×50cmの焼き肉の網を230枚(115m分)ください!”というと“業者の方ですか?”と言われたくらい。レジで“いったい俺は何をやってるんだろう!?と人間ぽくなった瞬間でした(笑)。
さて四季のピザは妻の提案でもありました。
同じ味で111m作るんじゃ、もし美味しくなかったときにどうすんの?とシビれることを言われ、そうだな~といっている間に4つの季節のピザのコンセプトを考案、それからパン教室の先生にも相談して、たった1週間前に変更。これは内部ではちょっと問題になりましたが、結果大成功でした。参加者の皆さんが口々に、“夏食べた?生バジル最高~!!“”冬のホワイトソース(これも地元のパン教室の先生が仕込んでくれた)美味しかった~“”え~秋がない、食べられてる・・・・“と口々にピザを探す感じ。また小学生の娘も学校で、上級生たちが、”日本一のピザ食った?超ウマかったぜ~!“と話すのを聞いてそうです。
春は“町花の紫つつじとエゾ山桜咲く野山“に、紫色のシャドークイーン(ジャガイモの一種)、玉ねぎ、それから豆の町ほんべつをアピールする金時豆で満開に。十勝ピザ立国チームオリジナルのトマトソース(これも大窯で返りトマトをTシャツに浴びながら作った力作!)山桜は、焼成後小エビで彩りました。JAほんべつや豆ではりきる母さんの会に豆や野菜の仕込みをお願いしました。やっぱり母ちゃんの味は不変です!!
春は、ひまわり原家と青い小麦畑がコンセプト。元気の出る黄色はとうもろし。青々とした小麦畑はピーマン。夏野菜の茄子と。焼き上がりには香漂う生バジルを乗せました。
本別にある農業大学校(農業後継者育成の大学校)から学生たちのつくった野菜をいただきました。
秋は、町の唯一のトマト農家の各務さん家の美味しいフレッシュトマト、かぼちゃにパプリカ。紅葉の赤、黄を演出。ベースはトマトソースではなく、オリーブオイルを使うことで、小麦の味と香り、野菜の甘みを引き出しました。
そして冬エリア。雪化粧は特性手創りホワイトソースに、十勝マッシュのマッシュルームとタマネギのクリーミーな味わいに。町自慢の黒豆(祝黒&キレイマメ使用)は雪原の足跡を表現しました。
四季を通じてかかせないチーズは地元の酪農家たちが、草と牛を育てた上にでてきたチーズ。ほんべつには、明治のチーズ工場があり、そこからゴーダとモッツァレラを食材提供していただけました。企業にも地元還元の意識があり、酪農家あっての工場や製品という心生きを感じています。
そして、ピザ生地は、前田農産提供の「きたほなみ&ゆめちから」。6対4でブレンドし、モチモチとしていてそれでいてクリスピーな生地に仕上がりました。ミステリーサークルアート2012in十勝・本別でお世話になったパン用強力小麦の超新生「ゆめちから」。日本一にこの小麦を連れていく!これが私の踏み倒したゆめちからに対する恩返しだと言い聞かせ、ここまできたのでした。
春から冬まで、平成24年から明治34年の本別町誕生まで、途中は懐メロをかけながら、約3時間半かけて完成!!実は111mトッピング完成した時点で、間違って花火を上げてしまい会場は騒然。“あれ?ほんべつ、気が早い人多いからな~”なんていってると、音響も気を利かせて、AKBの“フライングゲット”をタイムリーにかけてくれる演出も・・・(笑)。
しかもツイていたのはもう一発、予備の花火を持っていたこと。結局完成後、老若男女じいちゃんも、ばあちゃんも、父さんも母さんも、子供たちも皆で、ほんべつ町長の日本一万歳~!!!の挨拶で花火を打ち上げ、その後皆で美味しくピザを食べたのでした。結局、記録は113.7m!?と2年ほど先取りするくらいの、ぶっちぎり日本一の長いピザになったのです。
もちろん、皆笑顔、笑顔、笑顔!
スタッフ達も達成感にひたり、それぞれに“やったぜ!”という誇らしげな顔がありました。
編集後記として・・・
町の広報紙の表紙を飾ったのでした~パチパチパチ~
日本一ですからね、それに次の週の9月15日は111周年記念事業があったそうで、その前焼戦にもなったと思います。
広報担当の方、ありがとうございました~!!
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The Road To 日本一長い111mピザ(キラメキフェスタ編)

9月2日、ほんべつタウンフェスティバル2日目。
このお祭り会場で、今回111mの前焼戦となる11,1mを焼くことになった。
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当初、本番だけで良し!なんて思っていたがこの日の失敗や経験がなければ本番に上手くいかなかったかもしれない。
このブログも回想録のように10月にもなってかいている。正直、いっぱいいっぱいで手も頭も回らなかった。
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本番に向けて、十勝ピザ立国チームのメンバーも多く集まってきてくれた。
今回、11,1mと楽勝!!なんて考えていたが、私の司会の段取りの悪さもあり、勉強勉強の一日となる。
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11,1m想定は
1.不特定多数のお祭り会場(お祭りがメイン)
2.生地は冷凍
3.募集人数は50名
4.11,1mピザ、味は統一。
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という当たり前のシンプルなイベント。
だが、①受付②生地伸ばし③トッピング④ひっぱりと流れは万端なはずだったが、人数の振り分けや生地の半焼成などがまにあわず、生焼けもあった。
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また最後に悪かったのは私の”好きなだけ楽しんでください!”の一言。
”体験料としていただいた参加費です””ピザ一枚300円じゃないですよ~!”といってはいたのに、
会場のうるささにかきけされたのか、徹底されず、また祭りのドヤ騒ぎに参加者以外の人も完成後に飛び入り参加する事件が!
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人間の良心だけにしたがうとエライ目にあうというのが今回の大反省点。
イベントの主旨の説明、それからお客さんにも何かを感じてもらわなければ、ただ長いピザ焼きました!じゃ意味がない。
こりゃ組み立て直さなきゃいけない!!と思ったのでした。
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しかし、十勝ピザ立国チームの連携の良さと、まとまり方は素晴らしい!
迷惑かけたのにもかかわらず、”こういうこともあるさ~!”みたいな雰囲気でさらに、本番(111m)に向けてトマトソースを仕込みに颯爽と本別町の農産加工施設”ゲンキッチン”に向かうのでした。今回のチームほんべつ111と十勝ピザ立国チーム
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固唾け終了後、我々も合流しましたが、皆返りトマトをTシャツに浴びながら、大汗をかいて仕込んでくれたのです。
感謝とともに、絶対111mやらんきゃならん!と気合いがはいったのでした。
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そして、この道の駅ステラ本別ならびに、ゲンキッチンの前が本番ステージ。
十勝ピザ立国チームリーダーの岩田さんの111mの測量。
”え~長!!”
でも思ったのです。なにか理由がないかぎり、こんな長いピザ焼かないな!と。ワクワクしてきました~!
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そして、夜は夜で111mピザの網つなぎの内職をキラメキ祭り会場でやりました!同期の女の子たちにも手伝ってもらい・・・
お酒のみながら、八代アキ(お祭りゲスト)の歌を聞きながら、針金をつなぐのでした。
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参加した皆さま、十勝ピザ立国チームの皆さん、それからチームほんべつ111の皆さんお疲れさまでした。
本別町の半端でない(数字は半端ですが・・・)111年の歴史にアドバンテージを感じたのでした。

マスヤパン、クグロフの原料獲りに来ました!

十勝のローカルパン屋さんといえば、帯広市の”満寿屋(マスヤ)パンさん。
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うちの母も学生の頃から、ここの”ねじりドーナーツ”が好きで、私も大好物に。
原料が何処であれ、好きなものは好きというのが人間の癖なんでしょうけど、それが十勝の小麦にいつしか変身し、
しかも、数あるパンの中でもまた、うちの小麦からできてるとなると感激するわけです。
今の当農場の取組も、マスヤパンの杉山社長の熱き魂に触れなければなかったのかもしれません。
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そして、その遺伝子はこちらのスタッフさんに受け継がれています。
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しかも、きっと全国初じゃないのかな?地産地消部という超ローカルチックな部署があり、そこを仕切っているのが、天方シェフ。
東京や札幌で修行を積み、流れ流れて帯広へ。これも間違いなく縁でしょう!
うちには、4年前から毎年のように、コンバインに乗りに来て、毎年のように一緒にピザやいたり、ミステリーサークルベーグル作ってくれたり、トカチノクグロフを作ってみたり。職人や農家さんたちの橋渡し役として、また美味しいパンを創る一職人として、すっかり十勝人になっている天方シェフが、スタッフさんをつれて収穫体験に来ました。IMGP6723.JPG
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収穫・乾燥+調整ラインからの流れから、職人さんに毎年の成分変化の違いや傾向を説明して、
いざ、クグロフの原料の一部「きたほなみ」の収穫に。
初めて乗るコンバインは蛇行運転から始まっても当たり前。
皆上手くいったんじゃ我々の立場もない。
でもこの体験も重要。いつも触れている小麦粉の基になっていて、畑で植えられているものと感じられるから。
十勝全体でこういったことは可能だと思う。確かに、倒伏していたり、雨が降るとか言ってたらそんな時間はなくなるが、職人に美味しく作ってもらうには、粉だけだしてもダメだと思っている。お互いに人間だから。
ということで、トカチノクグロフは十勝素材100%の発酵菓子です。
お菓子ともパンともいえないこの触感。是非食べてみてください!!
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きたほなみ太ってました!

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お菓子でも大人気の「きたほなみ」は8月2,3日に収穫になりました。
水分は22%前後(2日⑦圃場)、3日目(⑤圃場)は18%。
去年が7月26日に収穫できてますから、約1週間ほど違う。
これは良い兆候のひとつ。登熟期が長~くとれてる。
登熟日数もそうだし、天気も25~26℃くらいで推移してきたと思うとホント小麦には最適。
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今年(H24産)の「きたほなみ」は、太ってました~!!
やせてる、太ってるは農家にとっては、”容積重”という品質区分に相当していて要は小麦粉になる部分の
胚乳部分の重さを見ることになります。もちろん高いほうが良い。
製粉歩留りもよく、またより菓子向きのタンパクの低いところをとるのも、より容易になるからです(製粉会社の仕事ですが・・・)。
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今年の収穫が過去2年(H22,23)との違いというか、私なりに気づいたこと何点かあげてみます。
1.”穂ちぎれ”がほぼ皆無→過去2年は猛暑と言われ、急激に穂が干上がり、病気発生も多かったため、根からの養分吸収が寸断されていたため、枯死しているような状態だった。
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2.①から判断すると、収穫した株がまだ青さを残している。最後まで養分吸収をしている感じ。
3.コンバインのタンク内に入る”穂ちぎれ”もしたがって少ない。しかし、意外に「ゆめちから」よりも、「きたほなみ」のほうが、穂の途中から切れ穂が目立つように感じた。したがって、タンク内に未脱穀の穂も多少はあった(回転数850rpm)。
4.倒れにくいとは言われているが、密度の濃さは致命的感じ。H24は倒伏ないが、秋の播種量と時期は重要。
5.その一粒の重さからなのか、株たて本数(少なさ)の割りに収量はある。
6.圃場⑤と⑦を比べると、理想的だったのは⑤の南側2ha。何年か寂しい感じの小麦だったので、今年ことリベンジしたいと春先から注視していたところ。密度的にはわからないけど、少なくともNセンサーで、幼穂形成期、止め葉期の数字を頭にいれておいて来年へとつなげたい。
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7.穂首までの丈は、76~80cm(結局意外と伸びた)。穂長9.5cm、段数は9~10段。でも最上段は規格にあたらない穂も結構ある。これなら8~9段でびっちり詰まった小麦のほうがよいだろう!でもどうやって?・・・
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といったところだどうか。
”粘りのある土つくり”として、堆肥量を増やしてきているのも、もしかしたら寄与してくれたのかもしれない。
収量があり、やっぱり小麦収穫はこうじゃなきゃ、楽しくない!
この後、掃除して、最後の圃場となる「ゆめちから」→掃除して、「キタノカオリ」が続く。

十勝ベーカリーキャンプ2012inミステリーサークル?

今年も十勝ベーカリーキャンプ2012が開催された。
7月6日と例年よりも2週間ほど早くの開催だ。
このキャンプは今年で4年目になる。
帯広市役所の産業連携室が旗振り役となり、民間の農家、パン屋、流通業などが会を運営してきた。
私は正直、めちゃくちゃ気にいらないことがこのキャンプにはある。
それは小麦ツアーが”オプショナルツアー”という項目なのだ!
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実行委員をやっていて文句をいうのもなんだが、この地に来てパン屋のキャンプやる意味は正直ないと思う。
講習会なら札幌や東京、大阪でやればもっとレベルは高くなっていいと思う。
十勝産小麦を使おう!とかいってるんであれば、それは流通や製粉会社だけのことでないはず。
小麦畑に焦点をあてるべきで、なぜオプションなのか?むしろ本丸だと自負しているが、きっと過去3年の選定農場(うちだけど)が悪かったせい?もあるのかもしれない。ただ、もっと小麦粉の前の小麦に耳を傾けるべきじゃないかと思う。別に話を聞いてほしいわけでなく、実際の現場をみることの重要性を強調したいだけだ。
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ということで、毎年どおりバタバタ始まった。
過去のベーカリーキャンプで
私の紹介してきた畑の小麦たちは
一年目(H21) どっちが美味い? はるきらりVS春よ恋 
二年目(H22) 日本のパン用救世主 ゆめちから
三年目(H23) 忘れちゃや~よ!キタノカオリ (ゆめちからの片親)
四年目(H24) 春小麦新品種ってどれ?&ゆめちからでミステリーサークルアート2012 これであなたも夢宙人!?
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といった勝手なテーマにそってます。
まず、家前の春よ恋の畑の中の、奨励品種決定試験圃場へ参加者の皆さんを連れていきました。
ここでは4品種×2パターンで管理されてます。
春よ恋、はるきらり、北見春71号、HW5号と後ろ2品種は今後の北海道の奨励品種としてその日をまつことになります。
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ベーカリーキャンプに参加する方はいろんな業種や全く関係なく興味があってという方もいます。
ほとんどの方は、小麦なんかマジマジ見たことなんかありません。皆興味深々で聞いてくれるんです。
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それから、意味のないような悪ふざけに思われる「ゆめちから」のミステリーサークルへ。
いろんな想い、それがどう子供達に伝わるのか?楽しくなくては心に残りませんが、これも参加者の皆さんにとってはわけがわからない感じの中の、意味ありげなとかち夢宙人たちの挑戦と創造性に驚いた様子でした。
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今回の講師の、竹谷さん、山崎さん、栄徳さんにもきてもらい用意した高所作業車からの一望を楽しんでいただいたのでした。
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皆でこのミステリーを眺めながら、マスヤパンさんに来てもらい、うちの特性石窯でピザランチ!!
皆さんと懇親を深めながら食事になりました。
前田農産100%のきたほなみ&ゆめちからのブレンドでマスヤパンさんが作ってくれたものです。
「想いを形にする」というのが我々農業者のそして我々の仕事の一部になります。
もちろん小麦を生産することも含め、地域の役にたつことも、商品化することも。
是非参加した皆さんも、小麦畑を思い出しながらパンをやいていただければと思っています。
参加ありがとうございました。
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美味しいパン研究工房”つむぎ”からの贈り物

千葉の佐倉に、美味しいパン研究工房の「つむぎ」とパン屋さんがあります。
研究工房と名のとおり、パン屋さんでありながら、しっかりじっくりと小麦と向き合うオーナーがやっています。
 竹谷さんがそのオーナー。
パン業界では知らない方がいないくらい製粉や小麦研究に明け暮れてきた方です。
今回、ちょっとしたきっかけをいただき、平成23年度の当農場の小麦粉でパンを焼いていただきました。
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いづれも角食パン(一旦冷凍後送られてきました)
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①平成23年産 前田農産 春よ恋100%
②平成23年産 前田農産 ゆめちから50%+きたほなみ50%
③(コントロール) 1CW 100% フルフレーバー法
④平成23年産 前田農産 ゆめちから50%+きたほなみ50% フルフレーバー法
 注:フルフレーバー法とは、100%中種で中種にバターと練乳が入る製法のようです。
写真の③が大きいのは、パン型サイズの違いによるもの。
パンの品種による食べ比べは、小麦粉を販売するようになりよくやるようになった。
それぞれの小麦やその年の特徴がでる可能性もわかり、かつパン屋さんの技術がいかに素晴らしいかも素人ながら想像できる。
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結論から言うと、①の春よ恋が私たち家族では一番美味しく、香りも高く感じられた。
1時間発酵 吸水74% で見た目はパサつきを感じたが、独特のモッチリ感と香りの高さはやっぱり違いを感じさせる。
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②のゆめちから50%+きたほなみ50%が反対に味的には、素朴すぎるというより味気がなかった気がした。
1時間発酵、吸水68%。ゆめちからも、きたほなみも期待の新生小麦たちだ。美味しさを引き出すためというよりも、製法によっても潜在能力はアップするはずだ。フルフレーバー法の④と比べると味を本当に感じなかった。
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③1CW(カナダ・ファースト・ウィート)これが、いわゆる日本の食パンの原点麦であり、一番なじみのあるパンである。
吸水67%フルフレーバー法
つむぎさんに焼いてもらったパンは非常に食べやすく、美味しかった。きっとスッと考えることなく食べられる食パン。
焼き色も濃すぎず、薄すぎない美味しそうなパンの出来上がりだった。またハリというかボリュームがでたいよ~と主張している感じ。
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④ゆめちから50%+きたほなみ50%
吸水66% フルフレーバー法
②の配合と同じながら、美味しさは断然こちら側だ。
”中種にバターと練乳”という乳質が入ることによる味や生地の変化は大きいようだ。
③の1CWとも違う、味の美味しさがあり、ちょっと”あれっ今日のパンなんか違うな~”という印象が残る感じでした。
シンプルにわかったことは、
1.パンの美味しさはデンプンの質の美味しさ。
フランスパンのバケットが美味しいのはデンプン質に関係がある(竹谷さん)⇒品種特性ならびに土質や風土もまた起因するかもしれない。
2.製粉もまたパンの美味しさの重要なエレメント。
 タンパクが高いのはアミノ酸の量に関係するが、美味しさがそれとイコールではない。
灰分の数字によっても美味しさは変わる。きっと人間は食糧摂取のみならず、食事を美味しくいただくためにふすまのような雑味も香ばしさや美味しさの中にとりくめてるんだろう。
3.製パン技術も重要。
 それぞれの業態で美味しさを引き出すことは重要なことである。
 これは正直、難しい。職人でもないし・・・ただ農業の現場にもにているかもしれないな・・・。
 いつも思うがこういう活動はいろんな方にお願いをしたり、実際やってみたりすることだと思う。
正直言うと、毎年同じ作物を取ろうとも思ってないし、同じなわけないと思う。
自然の中での不自然はいつもあり、そのための安定性を出すために、育種の人がいて、我々生産者が土作りをして、製粉メーカーがより良いスペックにあわそうと努力し、パン屋さんが製造法を粉に合せてやっているんだと思う。
 つむぎの竹谷さん、大変ありがとうございました!!
今年のベーカリーキャンプお待ちしておりま~す!

プロフェッショナル仕事の流儀を生で聞きました!

「本物の味を食卓に」って気にしたことありました?
プロフェッショナルのお話を本別町で聞けました。
JA本別女性部の交流会の講和で、置戸町の管理栄養士、佐々木十美さんの講演がありました。2012年1月にNHKプロフェッショナル仕事の流儀に出演していた方でした。(講演まで知らなかったのですが・・・・)。私がJA女性部(農家のお母さんたちの集い)交流会に興味があったのも、“学校給食を考える“という議題があるということでした。
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学校給食は地域の食を知り、感じ、故郷の味になる本当に良い機会になると思います。なにも大都会の子達を同じようなメニューを食べることはない。地域のしかも旬の食材食べられたら、子供のことです体にそれはDNAとして残ると思っていたからです。
それを本当に実現させてる人達と地域がすぐ近くの置戸町(約80km)にあったのです。
そのリーダー役が今回の佐々木さん。
佐々木さんは
「地域の旬の食材を旬に当たり前のように食べる。」
本物のしかも旬の味を食卓に導入したい、また現在の食品添加物だらけの食生活や大人時間の住生活にも子供たちが犠牲になっているのではないかと我々大人に問いかけ、考えさせます。
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講演はただの一方的なお話ではなく、地場食材を使ってカレーライスを皆で試食(「きたほなみ」の小麦粉利用してもらいました!)したり、本みりんとみりん風調味料の違いを実際に試飲したりしました。今回の本みりんとみりん風調味料の違いは、目から鱗。これで料理をしてたら食材の味もまったく変わります。純米からとった本みりんはお酒なんだと改めて感じました。酔っ払いそう!本物の味の味覚を育てたい、生活全般の基本は家庭からくること、子供たちとの会話や褒める大切さをお話いただけました。
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味噌汁のだしにも一工夫することで濃くがでるとのことでした。またトマトも生は夏の時期にしかださない。それ以下の季節はトマトピューレにするなどの工夫をするのと同時に、旬の時期を感じてもらう取組みも行っています。確かに季節に関係なくいろんな野菜や果物があふれてますからね。日本は豊かになりすぎているのかも。
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実際に調理場で、給食センターで働く方々や地域の理解は人の熱意にあるんだろうなと思いました。
私はNHKプロフェッショナルにでたと後から聞いたので、なにげなくすんなり聞けましたが自分の信念に伴う行動力は見習いたいと思いました。
講演の前段でJA女性部の視察報告がありました。
 知っていたでしょうか?2,3年も食材が腐らないとか、着色してある漬物が美味しそうに見えてしまっていたり。美しいものは食欲もそそるのは間違いないと思いますが、完成度が高いからといって、食品としての本来の安全性も担保されてるわけではないんです。JA女性部も冬季の視察で、横浜の検疫所を訪問し、そこで驚愕の事実をしったようです。あの東京の炎天下の中で腐らないきのこ類、梅干し、漬物。いづれも持ち主不在となった食品です。普通じゃないです。きっと日本人はどっかで人体実験されてるのかもしれません。
かといっても輸入農畜産物あっての豊かな(量だけ?)食生活ですから、なくてはならないものになったのかもしれませんが、便利になりすぎるのも問題です。食は一生ものです。
輸入小麦だって間違いなく問題はないと信じていますが、カビや害虫駆除のための港での農薬による強烈な消毒はすくなからず人間にもいいことないです。自然のものじゃないですから。我々農家の使っている穂や茎に散布する予防的な農薬ではなく、直接小麦の粒にかける農薬ですよ、なにされてんだかわかりません。
今回の講演、ますます自分のやっている農業に意味があると確信できました。美味しさって人それぞれですが、少なくとも食べてくれる人が思わず微笑むように、“美味しくなれよ!“畑に念じることが重要だと感じました。佐々木さんもフライパンや鍋たちに、美味しくなれと念じるそうです、その先の笑顔を思って。皆でやってみしょう!!

マスヤパンの石窯ピザ職人に習え!!

12月7日の寒い夜。本別町公民館はホットな夜を迎えていました。
本別町役場、企画課主催による”ものづくりフォーラム”の第二回目が行われました。今回のテーマは第一弾の”讃岐の名人うどん“と同じ小麦粉を利用した”ピザ作り”体験。
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 職人は十勝のパン屋の異名をとる満寿屋パンの杉山社長はじめ、Mr地産地消係の杉山さん、天方シェフ。今回も大変楽しくできました。
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コンセプトはその町にしかできないピザ。
“ほんべつピザって何だろう?”とあらゆる食材をかき集めたのです。
下が今回使った材料
小麦粉 ゆめちから&きたほなみ (前田農産):マスヤパンの”十勝野クグロフ“にも使われています!!
黒豆きなこ (石臼匹十勝産)
豚ばら肉 (本寺畜産)小麦主原料の甘味ある脂が特徴
牛ばら肉&ソーセージ (福田農場)極力配合資料を使わないF1種使用
季節の野菜&黒豆(水煮)三井農場 やっぱり黒豆は鮮やかな色どりになる。
モッツァレラチーズ (幕別町ニーズ)
トマトソース (マスヤパンオリジナル)
バルサミコチーズ&バジル(市販)
といいうことで、コネコネの見本と練習開始。
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ゆめちから(強力粉)+きたほなみ(中力)+黒豆きなこということで、見た目もゴマもちのようで美味しそう。
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前回の”うどん打ち”のコネとどう違うのかを男たちは話・・・
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杉山シェフから一次発酵、二次発酵の説明。軽いもたれないピザの作り方のこつなどをおしえてもらい、実際に二次発酵させてた記事で、ピザ生地を早速丸くつくった。
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私の同期の彼女も、頑張ってトライ!ハート?ノンタン?デカパン?
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それから好き具材をトッピング。以外に美味しかったのが、ワサビチーズや味噌チーズ(本別渋谷醸造)のもの。ピリッと辛くて味がしまっていた。
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皆思い思いのほんべつの具材をのせていく。のせた後に玄関さきに駐車してあった石窯カーで焼いて食べてみる。黒豆(水煮)のトッピングの色が冴えてよかったところ。
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400度近くで、約3分ほど。上手に薄いピザだと1分半くらいできるそうだ。
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皆に”草履ピザ””ぞうきんピザ?”とさんざんダメだしされたけど、福田ソーセージと本寺畜産豚バラ肉、味噌チーズもまた良くあっていた。”ピザは熱いうちに喰え!!”との言葉どうり皆で試食。正直、どれも美味かった。やはり大衆の味で、皆で楽しさを共有できるのもピザの良いところだと思った。これはイベント性が大変あることが分かった。
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マスヤパンの杉山さん方、大変お世話になりました!!
役場の方達、アウルズの井上さんもお疲れでした!!
来年1月は”チーズ作り”だそうです。楽しみです。

讃岐うどん職人がやってきた~!パート2

11月15日夜、その日は前日の讃岐のうどん職人”おか泉“の岡田社長の講和を聞いた。
創業者の話はいつも波乱万丈で激しく強く、壮大な夢とロマンスがある。
讃岐うどん職人、岡田さんも苦しく売れない時を経て今の大繁盛店があるようだった。
 困った時は常に原点に回帰する。
“すべてはおいしいことからはじまる”というおか泉の理念”美味しいうどんを出すとはどういう意味なのか?!”自問自答し実践することが人を次々と笑顔にすることなんだなと思った。
 基本に忠実なだけでなく常に行動することが、新たなチャンスをもらえるというより、天に与えられるのだな~と分かってもいないが想像してしまった。
 懇親会にも突然だったが参加させてもらい本別町の食で町おこしのメンバーたちと岡田さんを囲みながら盛り上がった。職人として経営者として悩み走り続けていることも、こんな若造にいろいろ小麦や”きたほなみ”の特性なども話してくれたり、聞いてくれたりして大変貴重な時間を過ごせた。
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 16日の朝。飛行機が早いこともあったが、どうしても実際土に根をはっている”きたほなみ”の畑を紹介したく、5分だけ時間をもらった。現在6~7枚くらいの葉をだし、寒い越冬ごえをしようと養分を蓄えてる生命の強さを感じてもらえればと思った。
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 讃岐のうどんを作っている人でも、”きたほなみ”という品種を知っていたりつかったことのある方は実際には少ないとのことだった。北海道産小麦=きたほなみがブレンドされてることも知らない職人もいるとか。確かにある粉つかって、そのブレンドネームさえしって、ちゃんとしたうどんができればそれで職人は良いのかもしれない。
 がしかし、生産者としては”きたほなみ”ちゃんを知ってもらいたいしアピールしたい。
 今回のような繋がりがより讃岐うどんの強いコシを生む、秘密の一つになればと思う。
“おか泉”絶対行こう!!
 またこの農産物ブランド推進協議会は、帯広市にあるNPOシンクタンク”あうるず”の協力の下進められている。代表の菊池さんや担当の井上さんにも多大な協力をいただいた。というよりこれからもいただくのかもしれない。
結局ブランドつくりは、人つくりがないと始まらない。感謝、感謝です。