お正月の冬休みを利用して、パンを作りました。
本当はクリスマスにと、木の実をカシス酒に漬けたりと、準備をしていましたが、
仕事がおしておして・・・年を越しちゃいました。
志賀シェフのこちらの本を送って頂いてから、ぜひ、前田農産の小麦粉で作ってみたかったのです!発酵時間の関係で常に深夜に作業があり、パン職人の大変さが少し伝わってきました。
私は明日が休みだし・・・四人の子供が寝静まったキッチンで、一人集中して作業していると、なんとも不思議な高揚感でした。
新年会で午前様の夫が、夜中に大量に焼けたパンを見て仰天してましたね。「どうだ~!」って感じでした。
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ヴァローナのチョコレートとココアたっぷりの春恋のショコラ。
パニムールのケースで3つ並べて焼きました。
お正月に遊びに来てくれた親戚へのお持たせ用です。
バターは十勝のフロマージュさんの無塩バター使用で
十勝オールスター。
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ただ志賀さんのレシピは初心者の私にとっては未知の世界への入り口・・・。
やり方があっているのか、たびたび不安になりつつ作業しました。
焼き上がりは、みんな美味しいと言ってくれたので、成功と言っていいかな。
材料がいいので、美味しくない訳ないのですw
そして春恋のシュトーレン。
横浜帰省の友人たちや家族へのお土産に8本やきました。
これは横浜の両親も親友たちも喜んでもらえました。
がずいぶん生地がダレちゃってます。カシス酒を入れすぎたようで、反省・・・。
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こちらはあこ酵母で焼いた、ミニミニ春恋食パンにピザのトッピング。
かわいい3兄弟のいるおうちへのお土産にしました。
パニムールのケースもテンションがあがります。
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キッチンエイドを壊してしまったことをすっかり忘れて、汗をかきかき手ごねしました。
臨月の時にキッチンエイドを持ち上げようとして、ステーンとしりもちをついて、
レバーがボッキリおれちゃったんです。
ものすごくショックでしたが、手でこねる小麦の感覚が気持ちがよかったのです。
皆さんもパン作り楽しんでますか~~?
2012 今年もどうぞ宜しくお願い致します。 by akiko
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
前田農産の仕事初めは少し長い冬休みを頂いて、先週からスタートしました。
お休みの間にお世話になっているパン屋さんにご挨拶に伺う事もできました。
昨年末には各地の方々から、パンを送って頂き、ありがとうございました。
お店それぞれの個性があり、包装も趣向がこらしてありました。
こちらは千葉県のツオップさん。
マジパン入りで王道のシュトーレン。包装もとってもおしゃれです。
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そして福井県の石窯パン工房野の花さんのシュトーレン。
パンらしい食感とあんずジャムがとってもマッチしてました。
和紙で包装されており、福井を愛する気持ちがつたわってきます。
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こちらは友人が送ってくれたロワンモンターニュさんのシュトーレン。
スパイスが効いていて、さすが酵母の力でしっとりと美味しかったです。
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そして、シニフィアン・シニフィエさんのシュトーレン。
最後の一切れです。コーヒーの香がします。
シュトーレンが苦手という方もこれなら、美味しいというはず。
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最後はこちら・・・。
十勝菓子工房 菓音さんのスフレカステラのミルク。
ニコニコ顔にほっこり。
一人で一個食べられちゃう美味しさ。
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嬉しい小麦たちの里帰りでした。
ご馳走さまでした!
ロワンモンターニュの「ゆめちから」のパネトーネ by akiko
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今朝の最低気温はマイナス15度。
木々は氷でコーティングされ、砂糖菓子のようにキラキラと光っていました。
クリスマスには少し早く、直径20センチもの真っ赤なデコレーションケーキの箱に入ったプレゼントが届きました。
開けてみると、大きなパネトーネ!
北区王子のロワンモンターニュの遠山シェフからでした。
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先日、茂雄専務が参加した国産小麦を考える会の講習会の講師を務めて頂いた
ご縁でお知り合いになり、お店にも遊びに行かせてもらっていました。
大学時代の友人Kがお店の近所に住んでおり、「国産小麦にこだわった美味しいパン屋があるんだよ」とウワサには聞いていたので、偶然にびっくり。
酵母は白神山地から採取された天然酵母を使用しているそうです。
パネトーネはうちのゆめちゃん(ゆめちから)を使ってくださったそうで、
「少し元気になりすぎちゃった」とおっしゃってました。
きっと意味は、ふわんとふくらみすぎたということでしょうか???
今年のゆめちから、蛋白が13.8%もあるのですから。
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あられ糖とアーモンドでレトロな感じでデコレーションされ、
外側はカリカリとして甘く、中はしっとりとしています。
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このパン一ヶ月ほども保存が利くそうで、カットしても2週間は日持ちがするそうです。
切り分けては大切に食べていますが、クリスマスを待たずになくなってしまいそう。
大切な人に贈りたい、美味しいパンでした。
ご馳走さまでした!
農業経営見える化ソフトってなんだ?!
実際の農業現場にいるとどれにどれだけの、コストがかかっていているというのは分かりずらいものだ。
反対に、売上は分かりやすいようでわかりにくい場合もよくある。
なぜかというと、交付金があり、その要件も多義に渡る場合がある。
そこで、ざっくりとでもその傾向をつかんで、対策を打てないだろうか?ということで”農業経営見える化ソフト”は開発された。12月8日。農閑期になるとやたらめったら講習会は多くなる。充電期間というより反省と予習するための期間がこの時間なのだ。
今回の講師は、十勝農業試験場の生産システム科の白井研究員。
同課の取り組みはこちらから⇒ポチっ
うちも数年前からお世話になってきた白井さんのソフトのお披露目会というより、進化系の経営ソフトの普及と実演だった。本別情報ネットクラブ(HINET)とJA本別青年部の初の共同開催となった。
このソフトの特徴は
1.クミカンデータをCSV形式で簡単にエクセルに移行。自動計算してくれる。
2.グラフ化から現状を把握し、地域モデルとの比較ができ、自分の強み、弱みをしることができる。
3.年次比較もできるので、年次の動きを把握できる。
4.ソフトは無料でダウンロードでき、改造もできる。
5.営農日誌と連動させることで、人的な動きと作業性もよくわかる。
もちろん、ちゃんとした企業であれば、
複式簿記は当たり前、部門(作物)別の売り上げや経費の算出、労働分配率など様々なデータを統合できているが、農魚はまだまだ山カン。もちろん自然相手だし、機械はぶっ壊れるしと分からないことも予測できないことも多々あるが、このソフトはその部分を見えるようにできている。
白井さん曰く、カーナビの役目だそうだ。
目的地(ゴール)を設定する前に、どのスタートライン(位置)にいるのか把握しないと、どのルートをたどるのかも違ったり、たどっていいかも分からなかったりするからだ。
確かに、”費用対効果”はグラフ化されていて、各作物や部門の数字のボリュームがはっきりしていたほうが分かりやすい。やみくもに経費を削ってもダメだし、機械投資しないと大規模化もはかれない。でも自分がどの力量で実際どう動ける化をはかるのであれば素晴らしいソフトだと思う。しかも、ほぼ入力いらず。
きっと日本の農業はちょっと言い過ぎだが、地域の傾向はすぐに浮き彫りになって、政策数字や新規農業者の農業ってどんなん?という答えにも加味されることになるんだと思う。
でも欲をいえば、例えば
1.スマホや携帯で、労働時間を入力管理、それをこのソフトに連動させる。
2.トレサビ情報の生産履歴から、肥料、農薬、種子などの大きな経費をこのソフトに連動させる。
みたいなことができたらより素晴らしい。
なかなかこういった類のちゃんとしたソフトはないからだ。
それに、農家によって項目も変わってくるので、それぞれで項目のルール付けも重要な要素だと思う。
でも家計簿みたいなもんだから、分かりやすさが一番。
あんまり細かすぎても、投資に踏み切れなかったりするから。
エイヤ~!!というわけのわからない”決断”よりは、数字に基づく”判断”がこれからも重要なんだと思った。
白井研究員の仕事は、十勝の農業経営のデータベースの本来の活用にスポットライトをピンポイントであてられそうだ。
どうもありがとうございました
マスヤパンの石窯ピザ職人に習え!!
12月7日の寒い夜。本別町公民館はホットな夜を迎えていました。
本別町役場、企画課主催による”ものづくりフォーラム”の第二回目が行われました。今回のテーマは第一弾の”讃岐の名人うどん“と同じ小麦粉を利用した”ピザ作り”体験。
職人は十勝のパン屋の異名をとる満寿屋パンの杉山社長はじめ、Mr地産地消係の杉山さん、天方シェフ。今回も大変楽しくできました。
コンセプトはその町にしかできないピザ。
“ほんべつピザって何だろう?”とあらゆる食材をかき集めたのです。
下が今回使った材料
小麦粉 ゆめちから&きたほなみ (前田農産):マスヤパンの”十勝野クグロフ“にも使われています!!
黒豆きなこ (石臼匹十勝産)
豚ばら肉 (本寺畜産)小麦主原料の甘味ある脂が特徴
牛ばら肉&ソーセージ (福田農場)極力配合資料を使わないF1種使用
季節の野菜&黒豆(水煮)三井農場 やっぱり黒豆は鮮やかな色どりになる。
モッツァレラチーズ (幕別町ニーズ)
トマトソース (マスヤパンオリジナル)
バルサミコチーズ&バジル(市販)
といいうことで、コネコネの見本と練習開始。
ゆめちから(強力粉)+きたほなみ(中力)+黒豆きなこということで、見た目もゴマもちのようで美味しそう。
前回の”うどん打ち”のコネとどう違うのかを男たちは話・・・
杉山シェフから一次発酵、二次発酵の説明。軽いもたれないピザの作り方のこつなどをおしえてもらい、実際に二次発酵させてた記事で、ピザ生地を早速丸くつくった。
私の同期の彼女も、頑張ってトライ!ハート?ノンタン?デカパン?
それから好き具材をトッピング。以外に美味しかったのが、ワサビチーズや味噌チーズ(本別渋谷醸造)のもの。ピリッと辛くて味がしまっていた。
皆思い思いのほんべつの具材をのせていく。のせた後に玄関さきに駐車してあった石窯カーで焼いて食べてみる。黒豆(水煮)のトッピングの色が冴えてよかったところ。
400度近くで、約3分ほど。上手に薄いピザだと1分半くらいできるそうだ。
皆に”草履ピザ””ぞうきんピザ?”とさんざんダメだしされたけど、福田ソーセージと本寺畜産豚バラ肉、味噌チーズもまた良くあっていた。”ピザは熱いうちに喰え!!”との言葉どうり皆で試食。正直、どれも美味かった。やはり大衆の味で、皆で楽しさを共有できるのもピザの良いところだと思った。これはイベント性が大変あることが分かった。
マスヤパンの杉山さん方、大変お世話になりました!!
役場の方達、アウルズの井上さんもお疲れでした!!
来年1月は”チーズ作り”だそうです。楽しみです。
2011 WORK FORCE MAINTENANCE
冬です!寒いです!雪も降りました。
今年の根雪は12月3日の夕方から4日の朝にかけて、大粒で水分のたっぷり含んだ雪がふりました。
除雪も”重いぃ!!”というのが大方の方の意見でしょう。
11月下旬から12月中旬まで準備したことは、
1.ビートハウスの裾シートのとりつけ
2.ビートの育苗土の準備と凍らないようにシートがけ。
3.各種メンテナンス(機械、施設)
4.それにともなう清掃。
5.改善のための改造(施設、機械、人)
機械点検は
1.エンジンオイル、油圧オイル交換(エレメント含め)
2.グリスアップ
3.時間毎の保守点検(クーラント交換だとか)
4.改造(使いづらいところは使いやすく、ぶっ壊けていてそのままのところを修繕)
写真はスプレヤーの荷台作成(松本作) ビフォア
アフター
どれも重要な作業でこれをやると良いことが大きくは三つ。
①.経費削減
②.機械に触れることで愛着と、どこがどういう仕組みになっているかよく理解できるようになるし、部品や道具の使い方も覚えられる。
③.人に教えられるというより、伝達能力が高まる。
でも素人がやるので、失敗もある。
例えば、分解しすぎて基に戻らなくなるとか、時間が異様にかかるとかだ。
でも鼻水垂らしながら、オイルにまみれてやる。
明日の出動のために、来年のより安全で、快適な作業のために。
“ほんべつ”ロゴ大募集!!
ほんべつ町は開町110年を迎えましたそうです。パチパチパチ~。
そこで役場では、その新しき門出に”ほんべつ”のロゴを募集しているようです。
オリジナルならなんでもOK。
誰でも参加可能
景品はほんべつの黒豆をつかった”キライマメセット”
というより最大のプレゼントはこの世に”ほんべつ”をアピールできる総称的なロゴになること。是非貴方の手で!

詳しくは役場HP⇒ポチ
甘くなってるかな貯蔵ビート?
11月頭に収穫したビート。
一部は農家貯蔵といって、製糖工場の出荷調整をうけてパイルして置いておいたのだ。
ついにその出荷は12月1,2日。
12月3日は初雪がふったので、間一髪助かったといっていい。
助かる?ってどういうことかというと、ビートパイルのシートが雪にぬれると大変回収しにくいのだ。
除雪からはじまっちゃったりして。こういうことが過去数年続いていたので、今年はついていたのかもしれない。
さて、外はもうマイナス、マイナスの温度。朝晩は寒く手もいてつく。
10tダンプ数台とショベルカーがセットになって、集落を回っていくのだ。
パイルのシートをはぐると、ビートはまだ息吹いていて(温度を保っていて)、湯気がモウモウと上がる。
あの子供たちにならしてもらったビートの山の出荷となった。
作物の呼吸が聞こえてきそうとかっこいいフレーズではなく、水蒸気でむせるほどだ。
そのビートの山に向かって、ショベルカーがウィンウィンいいながら、ビートをすくう。
それから10tダンプへ、バケットを下げる。
“ドドドドドぉ、ダダダダぁ”とビートがダンプの中の鉄底に当たって地鳴りのような音がする。
今年もこうして無事に作物は出荷し終えた。貯蔵期間に、若干でも糖分が上がっていたらよいだが・・・。
今年は、5月上旬の長雨で、1圃場は近年になく低収。
反面、農場周りのビートは初期生育も良好、9月中旬にカッパン病にかかったが、かつてないほど収量はよさげだった。作業をやらない目を養わなければならない貴重な年になった。
それに、なにせビートちゃん、今後TPPで揺れに揺れてくると思う。
心配していてもしょうがないし、来年の準備は始まっている。
来年もお願いします!甘~く、甘~く。
正夢の “ゆめちからフォーラム2011in東京”

11月28日、ホテル日航東京にて、フォーラムが行われた。記事はその時のもの。
「ゆめちから」を核とした国産小麦、米粉の展開
‐革新的パン用小麦、米粉用水稲用品種開発、米粉調整技術による新規需要創出に向けて‐
主催は、農業食品産業総合研究機構(農研機構)
後援は、農林水産省、全国農業協同組合連合会、製粉協会、日本ンパン工業会他諸々関係機関。
参加者:370名/400人募集くらい
講演は多義に渡った。
1.十勝地域の食産業の取り組みを”フードバレー十勝”として紹介:帯広市 米沢市長
感想:十勝のトップセールスマンに感じた。良いことばかり言う市長ではなく、税金がその町や市におち、雇用が生まれ継続することがこのフードバレーの最大の目標でもあるのかもしれない。でも感覚的には十勝住民は十勝が大好き。誇りに思っていることが多いのでうまくいくと思う。私もそういう感覚がDNA的にある。
2.政府や北海道の特に麦チェンの施策についてを:農林水産省生産局と北海道農政部農産振興科
感想:国は現在の90万tの小麦を2030年に180万tに倍増するという。ここで問題が二つある。一つはそれは年一作の北海道の役目にはならず、全て本州の米の裏作(この言葉自体好きじゃないんだけど)に小麦を作った場合の数字。またこれが全て、うどん用中力だと市場は飽和し価格破壊が起こること。だから今回の”ブレンド用ゆめちから”に期待しているのです。でも自給率も14%⇒30%にするという政府の言葉でいうと”意欲的な政策数値”意欲的?ってだれの?もっと意欲的ということばじゃなくて、本来の食糧確保としてやれる対策は今他にあると思います。それが”見た目の等級検査”の撤廃とか。これだけで地域は意欲的になれますよ。もっと現場、現場、現場の声聞いてください!!
3.小麦の全国での品種開発と研究状況:農研機構の麦研究領域長
ゆめちからの品種開発背景:北海道農業研究センター西尾氏
感想:スンゴイ小麦を見つけてたのはこのパン用研究チームの皆さま。縞委縮、赤カビ、倒伏と農家を助け、超高タンパクとその内側はリレーでいうとジャマイカのボルトみたいにぶっちぎりの強さで、他品種(きたほなみ、全国の中力粉、米粉)をパンにしちゃう凄さがありますよね。でもこれからの品種改良も楽しみですよ!日本の小麦はこういう熱き育種研究者にかかってます!
4.現地圃場における「ゆめちから」「きたほなみ」の特性と今後への期待:前田農産(私)
今回主催者側を一番心配させたプレゼン。67枚もスライドあったから、1時間くらいかかるんじゃないかとご心配をかけました。でも時間通りに終了~。ふ~汗。とにかく日本の小麦はこれからがますます面白くなって、それに伴って慣例の検査基準の見直しがあったらもっと、国産を望む人達のためになるんじゃないかなぁ~という提案。”ゆめちからは素晴らしい!”というのが最終見解。今回は北海道や十勝の多くの関係者や集っていて、北海道の産地としての役目ってこんなに大きいのかと肌で感じ、また会でも応援していただいた。感謝申し上げたい。
5.「ゆめちから」の各種ブレンド粉の製パン適正:日本パン技術研究所 原田氏
今回、最も会いたかったプレゼンターの1人。国産小麦を大量生産ラインでテストしながら美味しいをつくるのを研究してる中では最前線にたつ人だと感じた。でも安心。こういうパン研究者がいるから、農家が毎年は種前契約をさせてもらって、ちゃんとその量がはけてるのかもしれない。
6.米粉品種開:稲研究領域上席研究員
米粉の製造法:北海道農業研究センタ- 船附氏
船附さんも”どうにか米粉のより普及を”と熱くなってるひと。ちょうどこの日の日本農業新聞にも研究成果が記事になっていてメチャメチャタイムリーな感じでした。製粉法による米粉パン利用の発表。グルテンなしても米粉をふっくらパンにできるという発見者。
7.「ゆめちから」と中力粉のブレンドや米粉を用いた食品開発事例
㈱満寿屋 杉山氏:日本で敷地面積の一番大きく、十勝産小麦100%の店舗”麦音”をもっているのはここだけだと思う。私も杉山さんに会わなかったら、今の活動してなかったかもしれない。パン屋というよりは十勝パン伝道師だ。
全日本パン共同組合 福井氏:給食に国産パンがでたらそれは素晴らしいこと。全国では無理でもまず小さな自治体から取り組むことが重要だと思った。いろいろ制約あるが食と農を近づける意味では最重要なところ。
ヒガシマル醤油㈱:実は”ゆめちから”兵庫ではお醤油に変身してます。この高タンパクが生みだす美味みが絶品なんだそうです。7月には生産者さんたち15名くらいで前田農産の”ゆめちから”を視察してもらった。もちろんパン用にも十分に使える品種。栽培のネックではなく、パン用小麦としての等級検査の問題が現地でもあがっているようだった。なんで色や見た目できめる審査になっているのか。この国の食糧事情と役人感覚はこれから頻発する国際情勢を切り抜けられないことは間違いない。誰か助けて!!
シロクマ製パン:札幌でリテール”レモンベーカリー”と冷生地パン製造をてがけている。もちろん製造業からの要望は、”量、品質、価格”だ。これも大規模化で対応すべきことだが、日本の小麦価格は外国産小麦の情勢次第なのだ。まずは、円高でも海外産小麦価格が下がってこないと日本産も安くするのは困難だろう。でもこちらの和菓子パンは美味しそうだった。この和菓子パン”ばくべい(麦米)”という産官学連携の開発米粉×小麦になっている。
ドルチェ・ビータ 安孫子氏:こちらの米粉、デンプン、砂糖、卵、牛乳、どの食材をとっても道産にこだわりつくしたバームクーヘンは正直、”こんな美味しいのか!!”と悔しさ?と嬉しさがにじみ出るものになっている。是非一度皆さんにたべてほしい味だ。
全体の雰囲気は、”ゆめちからの期待度120%!!!”。
でも冷静に考えると、”品質の安定した美味しいふくらし粉”の役目なんだと思う。
もちろん小麦粉としての特性、栽培上の特性も群を抜いてすばらしい、あとは普及を考えると原麦の検査だ。
本当に普及するかどうか、とにかく来年収穫の”ゆめちから”を良いものを作って多くのユーザーを獲得することが一つ。
もうひとつは、それを国の等級検査が適正な基準値を認めるかどうかだ。
ホント俺の代のうちにこの制度は変えないといけない。
”人間だって見た目じゃない!中身だ”と「ゆめちから」は叫んでいるに違いない。
最後に、十勝では300haくらい播かれてるんですって。楽しみですね!!
でもJAの方まで、ちょっとブサイクな外観を心配してますね。市町村全体で取り組むなら、足踏みしちゃいますよ。
でも家は違います。見切り発車?!という先行投資?なんです。パン用小麦の供給力が少しでも増えるならやるしかないんです。

soil sample taking for the next season
土壌サンプルの採取はいつもこの時期、11月中旬。
じゃなきゃ、凍ってシャベルもささらなくなる。
年に一回毎年取り続けて10年以上になった。パチパチパチ~。
“継続は力なり”とはこのことで、客観的に土の状態を毎年チェックするのは非常に重要だ。
土サンプル採取の目的は
1.畑の状態を化学の数字で認識する。
2.そのデータを基に肥料の設計を組む。
3.データは蓄積して、毎年の変化を数字で見て、作物見て、土の状態からさらに反省をしていくツールにする。
4.次世代に向けた情報として保管し、それぞれの畑に解釈をつける。
取る土は各圃場ごと。前回ライムケーキを土壌改良剤としてまいたのも各圃場ごとのサンプル数時から判断する。
うちではサンプルを4つ取る。
1つ目:SRU(全道組織の土の勉強会)農学博士のDrカワベ氏の指導のもと、土壌のデータと土質その年の天気や作物の状態を勉強するかい。土のバランスを考慮しカルシウムやミネラルなどを過不足なく土壌改良していく。農家は経験や勘に頼ることがおおく、理論的にデータが何を示すのか非常に勉強になる会だ。
2つ:農協連 十勝にはJAが出資した土壌分析の機関がある。ここのデータはJAほんべつのマッピングシステムに登録されるので、将来的なデータの蓄積に役立つ。
3つ:北糖 とりあえずのpHとECを簡易測定してもらう。
4つ:JA本別 土中にいるシストセンチュウの頭数をカウントしてもらう。豆とジャガイモを数えるのだが、うちはジャガイモはないのでダイズシストセンチュウの数を数える。頭数の数によっては、生育途中で作物が障害を受けやすい環境下におかれるため、特に豆類を作付するときはこの数字も重要だ。
でどう取るか?
きれいな肥料袋やガラ袋をもって、シャベル持って畑を横断していくのだ。
畑の表面と地中30cmくらいでは全く違う様相をみせることもある。
やっていることは簡単だが、データと反省を得いる意味では毎年の楽しみな儀式だ。
取ってみるとよりよくわかるが、土質が違うと見事に土の色も変わってくる。
来年はどんな年の土になるんだろう?
作物や土って作ってみないと分からないが、作る前にわかることも多いのだ。
土のバランスだけ良くなっても、作業が作物の適期に行われなくては意味がない。
農業は複合作用の連続なのだ。