“おいしい麦チェンツアーin十勝”が6月25日に開催されました。
“麦チェン”=麦をチェンジする⇒麦のチェーン(連鎖)をつくる⇒麦のリング(輪)をもつと勝手に解釈してるのは私だではないはず。
その名のとおり、小麦の品種の転換期でもあります。
中力粉 ホクシン⇒きたほなみ
強力粉(秋まき小麦) キタノカオリ⇒ゆめちから
強力粉(春まき小麦) 春よ恋⇒はるきらり
とか、全部の品種が切り替わるわけではないのですが、市場には明るい品種の話題がいっぱいです。
その麦の一部でも知ってもらえたらと、参加させてもらいました~。
この事業は北海道農政部が旗振り、
畑作地をみる観光も兼ねたシーニックバイウェイも協賛してのツアー。
道央の札幌を中心にパン好き、無類の小麦好き?の約30名ほどがバスに乗ってきてくれました。ありがとうございます!
まずは、ツアーのお客さんがエコノミー症候群?になってないか、それとも前座で十勝のパン屋さんでパンを食べすぎてないかと思い?小麦畑を散歩してもらいました。ちょうど、北海道の代表小麦(一番作付面積が多い90%以上)「きたほなみ」の畑は受粉が終わり葯がついているころ。
なんの行列だろうか?とおもうくらい不思議な光景ですが、見て、触れて、土にまみれて?のほうが楽しいと歩いてもらいました。
約220mほど歩いてもらうと、そこには一面、パン用小麦「キタノカオリ」の畑が・・・
とここでも、苦労話や「ゆめちから」がとってかわる品種になるかもと話しをし、収穫、乾燥、調整、小麦の検査や流通についても話をさせてもらいました。実際の乾燥機や機械類、コンバインにのってもらったり見てもらうことで、臨場感が伝わればと思います。現場いつもきれいじゃありません。泥や埃、干からびたカエルや雨にぬれ、タイミング悪く発芽するものもあります。今年もツイテいるキタノカオリちゃんであることを記念して、パチリ。
それからなんと、あの?ドラムカンピザ~窯(初出動の2号機)が登場!!
今回は帯広市の満寿屋パンの天方シェフと山崎さんに強力粉以上の助っ人となってもらい、うちの妻も主力参戦させてもらったのです。ピザ焼きは、スタッフの松本さんも天方さんに教えてもらいながら挑戦!これが、うまく出来ちゃったんだな~。ツアーのお客さんも喜んでくれていたおうだし、我々も楽しいイベントになってホントよかったな~と思ったのでした。
で、今回のピザは、小麦畑ツアーで案内した「きたほなみ」&「キタノカオリ」のミックスピザです。
あの穂とあの穂が混ざりあって、上にジャガイモとかがのってたんですよ~。不思議ですよね。
小麦粉もたくさんお買い上げいただきまして誠にありがとうございました。
その後、ツアーは帯広市のはるこまベーカリーさんのパンや、菓音さんのお菓子を食べたりと、
“十勝小麦食いだおれツアー”に相応しい、お腹一杯のツアーを満喫されたようです。めでたしめでたし。
より十勝や北海道産小麦の魅力発信になればと思います。
皆さま、お越しいただきありがとうございました~~!!
ウェンディ!ジャパンアジアビアカップ金賞受賞!!
ジャパンアジアビアカップ金賞受賞しちゃいました!!
って”十勝ビール”さんがです。
その名もホワイトビール”ウェンディ”とっても可愛らしい名前。
ピーターパンのヒロインにちなみ公募で名付けられたんですって。
十勝のビールに恋をしちゃったとでもいいたげなラベル。
素晴らしい快挙です。
製品の特徴は?
1.パン作りにも最適なサクランボ酵母(とかち野酵母)使用。
2.小麦を原料の一部に使ってます。これが前田農産がお手伝いしているところ。
小麦のたんぱく質により白く濁って見えることから、ビールの本場ベルギーでは「ホワイトビール」と呼ばれているようです。
3.すっきりした酸味とフルーティーな香りが特長。
女性も飲みやすく、本格小麦ビール”ヴァイツェン”の時よりも本当にすっきりした感じがしました。
きっとサクランボ酵母のおかげなんでしょうね。
4.淡いゴールドの色合も綺麗。
製造は手作業になる工程が多く、賞をいただいたせいもあって製造が追いついていないそうです。
いろんな人や会社や大学、研究者と組むといろんな効果でてきますね。
十勝では今”フードバレー十勝”という言葉が盛んに言われています。
“農業から食業へ!”いろんな取組がでてきそうです。
でも良かったね!ウェンディ!おめでとう!!
十勝ビールのHPはこちら→ポチ
ちなみに小麦ビール”ヴァイツェン”もよろしくです!!
キタノカオリ開花!
秋まき小麦の中でも明らかに、ゆっくりペースのキタノカオリ。
6月22日から24日にかけて、開花期を迎えています。
23日夜~24日にかけて曇り/雨予報。
どうにかうまく受粉してほしいなと祈りつつ、防除を行いました。
また、キタノカオリはここからが正念場。
受粉から成熟期までの気温が低かったり、収穫期の雨は大嫌い!
ヘソを曲げるくらいなら許せますが、グルテンといってパンや麺の粘り(伸縮性)の成分が変異して生地ダレや麺の繋がりを悪くすることになり、後でパン屋さんに迷惑かけることになりかねません。
かといっても、天気は神のみぞ知る。
ということなので、天気予報と収穫時期をにらめっこしながら、8月上旬の収穫に備えます。
去年は収量こそ激減してしまいましたが、天気は成分の安定を測ってくれて、なお且つ収穫日も最高の日取り。
ここ近年では一番の出来に自己満足です。去年は良かったよ~こちら→ポチ
頑張れ~キタノカオリ~!粘れ~キタノカオリ~!!
夏がやってきました〝2011年伊勢丹の贈物〟
雨の多い北海道の水無月です。
梅雨のシーズンのないと言われている北海道にも、しとしとと雨が降ります。
これも地球温暖化の現れでしょうか。
そんな中、麦は次々と出穂してきました。
小さな小さな花も咲かせています。
この受粉シーズンの気温は17度~20度くらいが最適とされ、
暑すぎず寒すぎない気温が求められます。
といってもお天道様にお任せするしかありません。
そして今年もやってきました!
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伊勢丹様のお中元カタログギフトに掲載されています。(P47、48、57)
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
前田農産の小麦の新たな可能性を感じることが出来て、
毎年、社員、家族、親族一同とても楽しみにしています。
農場まで来てくださった、伊勢丹のバイヤーの方、
加工してくださっている方々とも親しくお付き合いを
続けさせて頂いており、貴重な縁を頂いています。
春よ恋・ホクシンを使ったお素麺、おうどん、
きたほなみを使った焼菓子です。
自家製小麦のお菓子や麺を日ごろから食卓で食べて慣れている私達ですが、
職人さんの手にかかると一味も二味も違い、その美味しさに感動します。
贈ってくださった方、贈られた方に
北海道の小麦の美味しさをお伝えできたら嬉しいです。
*オンリーアイ 麺セレクション*
協栄岡野様の
北海道本別町前田農産生産小麦100%使用
小豆島手延素麺「彩景色」半生仕上げ
北海道本別町前田農産生産小麦100%使用
小豆島手延麺「三味単衣」
*オンリーアイ 洋菓子セレクション*
十勝菓子工房菓音様
十勝ミルクすふれカステラ・十勝カマンベールすふれ・ハッピークッキーセット
セフィール様
アソートボックス
京都 足立音衛門さんからのエール〝天〟 by akiko
京都の仏蘭西菓子調進所 足立音衛門さんから、「おとえもん夢の栗菓子 天」を送って頂きました。
美味しい栗がぎっちりと詰って、上質のバター、和三盆糖をふんだんに使って、そして、前田農産の小麦粉で焼きあげてあります。
京都から北海道まで、このずっしりと重いケーキをどどーんと送って頂いたのです。
ご商売繁盛でお忙しい中、新作のケーキを生産者にも届けてくださる、心遣いには本当に感謝です。
北海道の当農場にも毎年、足を運んでくださっています。
それも、長靴、麦わら帽子を持参でいらっしゃいます。
実は、このように準備万端で視察に来る方はとても珍しいのです。
小麦畑は外から見ると美しいのですが、一歩畑の中に踏み入ると、
根元が朝露で湿っていたりすると、膝下まで濡れますし、
麦の葉や穂がちくちくと刺さったり、虫がブンブン飛んでいたりと歩きにくい。
ああ、この方は本気で視察にいらっしゃってるんだなと感じます。
おへそが出ているチビTシャツにサンダルなどで現れて、
衣類や履物をお貸しする、なんて会社の方もよくいらっしゃいます。
私も東京出身なので、想像が着かないという気持ちがよく分かりますが(笑)
こちらが栗のテリーヌ天です。
表面には製造番号も書かれていますね。
和紙の包装を解くと、銀色の包み紙には、製造に関った職人さんたちの名前がきちんと張られていました。
断面は溢れるほどの栗、栗、栗・・・。
長女は「今日のおやつは、プリンを食べない代わりに、このケーキを二切れ食べたい」
長男「それなら、僕も二切れ食べる。」
むむむ、おぬしたちなかなか知恵者だな・・・。
隣では、次女がもう食べている。美味しい栗がこぼれないように・・・。
うふ、幸せ。
音衛門さんの技術、上質の栗、バター、お砂糖と
次に来るのが小麦粉だとしても
「もっと自信を持って!」というエールを送られてきたように感じました。
どれ?ミソドレ焼きうどん!
前回の続き。5月8日つつじ祭り当日。
こういった商売にはまったく手慣れないお店の出店。
朝から開店準備に追われる、追われる。
でもほんべつ食☆道のメンバーは期待と不安でいっぱいだ。
共通する意識は、”やってみないと食も農産物の想いも伝わらない”ところだと思う。
今回は、飲食店メンバーも別で出店やお手伝いにいっている、農業者メンバーがメインだ。
今回ついていた点が2点ある。
1.5月7日前日夜に雨。当日8日には十勝晴れになったため農家達が皆でれたこと。本当ならビート移植作業の真っ最中。
2.この日は朝からすごい強風で、設置していたテントが飛んだ!幸いだったのはけが人が誰ひとりいなかったこと。
準備段階だったので不幸中の幸いだった。素人はこの当たりの準備からきちっとやらなきゃいけない。
10:00に開始の花火が町中に響く。
早速、ジュージュージャージャーと野菜やお肉をいため始めた。
なんせ、ほんべつ初といっても良い和牛も上に乗っかるのである。
“牛丼”ならぬ”牛うどん”だ。モウ~うんまいぞぉ~。
途中並んでいただいたり、普段あまりあってない顔に会って会話するのもこういうお祭りの良いところ。
で、今回の「黒ベコミソドレ焼きうどん」のこだわりところは、
1.ほんべつ産小麦「きたほなみ」の麺
2.町内の「豆ではりきる母さんの会」の「味噌ドレッシング」今回は特別使用の黒大豆使用作で味付け
3.小麦の麦わらを食べて仕上げた”ほんべつ和牛”
4.とかちマッシュルームとも町外コラボで香りをエッセンスに
5.こだわりすぎて原価がスゲ~ことになっちゃってること?!
そして、正に、”ジモッチ~(地元民)によるジモッチ~が作った期間限定グルメ”なのでした。
目標の約9割の180食を来場者に食べていただいたのです。どうもありがとうございました!!
お客さんの手にもたれる、そのうどんも太陽さんに当たってキラリ輝いて見えたのは私だけでしょうか?
まだまだ食の道は険しく、茨の道かもしれませんが、町のシンボルになるくらい頑張りたいと思います。
麺やタレも十人十色。一つではなくいろんな方向性を探ってみたいです。
そこで、こんな替え歌を勝手に作ってみた。
「♪こんにち和牛♪ありがとうどん♪ミ・ソ・ド・レ・う・ど・んでたぁ~の~し~仲間がポポポポ~ンベツ(本別)!♪ほんべつ来るたび笑顔に会えるね♡」
なんちゃって。
早速、小2の娘に歌ってみてとお願いすると・・・
娘「こんなの歌になってないし・・・なんか変だし・・・」と言ってニヤニヤしていた・・・
父(私)ドッヒャ~ン!おミソドレしましたぁ~{下がその写真(業務用です)}
ホント天気にも恵まれ最高のお祭りでした。
魚釣り大会、大ビンゴ大会、うなぎ掴み大会、十勝青空レディ写真コンテスト、お笑い芸人ショウなどなど面白いイベントも多数やってます。なんといってもそこらじゅうで、テント広げてつつじ花見をやるのもよしです。
仕事上、このつつじ祭りにこれたのも、人生で3回目くらい?かもしれませんが、天気と仲間たちに感謝ですね。
祭りの実行委員の人たちも毎回お疲れ様です。人の笑顔がなきゃ、こういうイベントは続きませんよ。
ほんべつ食☆道のメンバーもそれぞれの立場で、準備や試食会等で大活躍です。
気長に楽しんでやってきましょうね!
5月8日にほんべつ躑躅祭りにおいでよ!!
5月8日(日曜日)は何の日でしょう?
ピンポーン!そうです!ほんべつ町の春のお祭り、躑躅(つつじ)祭りの日です!
って当てられる人はそうそういない・・・。普段なら私も忘れているかも。
5月第一日曜日に、つつじ祭りが開催されています。
場所はほんべつ公園(通称なつかわ公園)です。
ここは、なつかわさんというかたが、その昔何十年もかけて手入れしてきたでっかい庭園を町で新たに公園にしてきました。
ほんべつ町には、面白い伝説があります。
「義経伝説」です。そう、あの源義経がほんべつに来たという伝説があるんです!!!???
誰が言い出したのかは謎ですが、昭和の時代はかなりその気運がたかまっていたようで、この公園にもその伝説にちなんだものが多くあります。
例えば、公園駐車場のお出迎えは
“義経”と”弁慶”の銅像があったり。
デートにはもってこいのボート乗り場は、”兜池”。
それから、トレッキングルートにも最適な”義経山”。以前は、「カムイヌプリ(神の山)」なんて呼ばれていたようだ。
しかも、弁慶洞という弁慶ら12人の仲間たち?がひと冬を過ごしたという伝説がる曰くつきの洞窟。
小学校の時はよくいったな~キャンプの時はたいてい、肝試しコースで・・・。
でも、義経って平泉で討たれたか自害したんじゃなかったんじゃないべか・・・
“まっいいか!うちの町に寄ってくれて、樺太、モンゴルいってジンギスカンになったっていう義経ロマンがあったって”と昔は気楽な町民たちが多かったんだな~とその心の豊かさと想像力の高さを掻き立てられる公園なんです。
しかも、大発見!!ウィキペディアの「源義経」を検索すると・・・・
不死伝説のところに、本別町が載ってるじゃないですか~~~!!!
すごい事実!ここまで大題的に、義経をフューチャーする(のっかる?)のは我が町しかないのかもしれない。
話はお祭りの話に戻り、この時期のツツジは見ごろです。
町の花でもある、ツツジ。よ~くみればサイズの小さな紫やピンクのハイビスカスな感じ。
エゾヤマサクラも咲いてもよいのですが、今年は4月中旬から5月まで寒く、まだ1分咲きくらいでしかありません。
ツツジも若干速いかな~でも公園随所にきれいな花がさいています。
ここで是非食べてほしいのは、♪ほんべつミソドレ焼きうどん♪!!
新たなB級グルメ?を目指して、食で町おこししようぜという有志たちが提供します!

それでその”うどん”の特徴ですが
1.麺(うどん)は地場産小麦”きたほなみ”
2.味付けのミソドレは”豆ではりきる母さんの会”の味噌ドレッシング使用!
しかも今回は黒豆味噌ドレッシングを初使用!!味噌ドレッシングというのが、斬新で食欲をそそります!
3.町外コラボとして、”とかちマッシュルーム“使用で香三重奏!
4.さらに、さらに超目玉!ほんべつ和牛も初デビュー。焼きうどんに和牛が乗っかってます!
まさに”うどんの宝石箱やぁ~~~!!”と関係者と。
限定200食 ¥600/食 10時から2時までの4時間一本勝負!
きっと12時には売り切れてると思います。ここでしか味わえない究極の味です!是非食べてください!
味付けや調理や試食会も行ってきました。つつじ祭りの前焼戦(練習)うちの倉庫でジャージャージュージューやりました。
いろいろ難しいことや改善点も分かってきました。
ついでに、ドラムカンピザもやっちゃったり・・・。
もっと我々農家も町の飲食店や商店も、食で町民や観光客と繋がり”町を元気に!!”していきたいと思います。
よろしくお願いします!!
5月7日も農作業の合間をぬって準備です。
雨ふんなよ~~
是非お祭りにお越しください!まってま=す!
春よこ~~~い(恋)!!
今年もパン用人気小麦No1(当農場で)の「春よ恋」の種まきが始まった。
そうです、パンは小麦からできるんです。畑からできるんですね~これが。
2、3,4月初旬まで、かなりの水準で温かい冬の日が続いてきた。
しかも、昨年12月23日にしっかりとした雪が降ってからというもの降雪量も少なく(平均50cm少ない)。
かなりのペースで土は乾いてきました。
春小麦は短期決戦型の作物。
生育日数をやっぱり稼ぎたい。
平成22年(2010年)のように、猛暑から実が早くできてしまう細麦になるような状態も今後の気候変動にはオンしておかないといけないのかもしれない。
対策はというと、やっぱりそれまでにしっかりとした体つくりをして、いくらかでもその影響を受けづらくするほうほうくらいしか見当たらない。ということで、いつもより早い種まきに取り掛かった。
4月5日
肥料を播いてから、トラクターに爪(深耕爪)をつけて畑に空気を入れることから始めた。その深さ約40cm。
約40cmくらいの深さで爪が入り込み、このクラストから空気や水が入りより地温を上げる効果がある。
この作業は絶対必要だと思っていて、まづ劇的に土の細土(さいど)が良くなる。
施工した瞬間は分からないが、その後の整地作業では効果は劇的にある。
ポロポロと土が軟化するというか、全体的にこなれやすくなる。
4月7日
最初の畑に整地と種まき。種がやや青っおくみえるのは種子消毒(殺菌剤)がまぶしてあるから。
ここの畑は昨年、ビートをまいたところ。
畑の約30%をプラオで土を天地返してあり、約60%をWソイラで深耕作業。残りの30%は秋ぬかるんで作業できず収穫後そのままの状態だった。
ということで、ちょっと考察。
1. 深耕(Wソイラ)+耕起区(プラオ)いづれも秋施工
土がほぐれているせいなのか、水持ちがよくなり春先の深耕作業は逆に遅くなった。
雪解け水が蒸発率(もしくは表面を流れない)が低いせいか、より水分を持った感じ。
しかも凍結がきついところも。秋口の水はけを考慮したつもりだったけど逆効果なのかな?
理由は寒くて蒸発する水分がすくなく、土中に貯まりやすいから。見た目はきれいなんだけど・・・・。
2.深耕区のみ
意外と乾きが早く、すんなり作業ができた。ちょっと砂利がかんでいるところもあったので水はけも良かったのかもしれないが・・・。
3.そのままほったらかし区
前年11月8日の雨前にどうにかビート収穫を終了したのち、かなりぬかるむようになりそのままの状態。
4月5日でははいれず、翌日4月6日に深耕作業を行う。枕地(トラクターが旋回する区間のことの農家語)周辺はかなり硬くなっていたが、二度施工し土をほぐした。
ということで、あとは生育の違いを見るべし。
それと全体の畑が乾いているわけではない。
防風林や山の影、ビートの集積場としてつかった部分は全く近寄れないくらい、ズブズブの状態だ。
今年は面白い光景をこの畑では見れた。
普段は全く水はけに問題がないこの畑の中央を、一本の水道のような模様が何日も浮かび上がっていた。
「あれ~なんでだべ?なんにもしてないけど・・・」と悩み、畑のオーナーに聞くと
「あ~俺が歩くスキーで散歩したあとだなぁ~」と。そんくらいじゃならないんだけどと思ってきくと、
「雪がふかふかして歩きにくいもんだから、一回トラクターで除雪したんだわ。」
これが今回の謎のキーでした。
なんと布団代わりの雪を真冬にはぐって、道をつけたもんだからそこの通りだけ冷気と水分が入り込み凍結を起こしたということ。結果、深い凍結がその部分だけ入り不思議なXファイル農家版みたいなことになったわけです。
雪ってありがたいですね。どうりで、早くに雪が吹き飛んでしまった小麦が枯れてしまっているのが良く分かりました。物凄い寒風が吹きすさんでいるんです。
と前段ながくなりましたが、種まき開始。
今年は実験に9kg~13kg/反の種まき量でやってみた。
肥料はN基肥(種まきと同時にやる最初の肥料のこと)を8~9kgで設定。
あとは成長に合わせてやろうと決めた。
その後ローラーをかけて表土を抑えた。特にプラオ区はフカフカ過ぎて根つきが悪い印象があったし、今年の種まき時期はなんせ乾燥していた。土中の水分を呼び込みたいのも狙いだったが、まさか4月23日にドシャブリの雨になるとは・・・隣の足寄町でも70mmだから、ほんべつでも60mmはふったと思う。夜なんか暴風雨だった。夕方からの雨はシットリと美しいほどの雨だったのに、夜に豹変していた。
ちょっと脱線したが、種まき作業はビートを堆積してあった場所以外はスムーズに進む。
特に山影や防風林の影は雪解けも遅く、ビートパイルの場所はカチンカッチンで大きなトラクターでもびくともしないくらいかたい。そこは作業は後回しということで、できる範囲で作業を進めた。
は種日があまりにも違うと問題が起こる。
管理する面では、受粉時期の防除や収穫期にも影響を及ぼす。
しかし、1部の小麦のために、全体の作業をやらないというのも経営にとってはリスクだ。
天気や土壌条件が許す上での、仕事の優先順位が農業だから。
ということで、4月8日にまいた圃場は、一部は4月16日になってしまった。
この違いはどうでるんだろう?
4月26日やっと見えるくらい”春よ恋”は発芽してきた。
“ホォ~~~~(汗)”っとするんです。この時ばかりは。
今年は4月中旬の温度が寒く、乾燥していたせいもあってなかなか発芽がみられない。
毎日土ホジッてみて、発芽はしてる。でも出てこないという日々が4月20日くらいから続いていた。
えらい、地上にでるまで時間かかったね~。
暖かくなるまでジッとしている春よ恋。
これからの天気に期待してますよ。
ツツジも蕾を得て、水芭蕉もきれいに咲いてます。
春の準備全開です。春よこ~~~い(恋)!!
Dream can Pizza true(ドラムカン ピザトゥルー)?!
4月1日
ドラム缶をピザ窯に変身させたのでした~パチパチパチ~。
季節も新年度の始まり。
改めて皆で仕事とその成果を実感してみよう!とちょっとづつ準備しました。
さてドラム缶でピザ窯なんてことができるのか?
できるんですね~これが。
是非ご自宅でDIYしてみてください。
1.まず使い古しのドラム缶(200L)を準備します。
注意:オイルは必ず空っぽにしてください。
2.ピザ窯口と火口を作ります。
要注意!!:ドラム缶の給油口はもちろん、予め水を入れたりしてなかのガスやオイルを抜き取ってください。
どうしてかというと、サンダー(切断機)や酸素切断機を使うさいに火花が飛びちります。
外はいいのですが、ドラム缶内部に入った火が中にたまったガスに引火し、爆発する恐れがあるからです。
知り合いの友人がこれで、鼓膜を破ってしまったと聞きました。非常に危ないです。
火花は熱く、”アチっアチっ!”となります。特に目の玉は保護しとかないと危険です。
3.ピザ窯内部に置く、耐熱煉瓦の置き台と置き火台を作成します。
今回はドラム缶といえども本格的なものを作りたかったので、耐熱煉瓦を備前焼の岡山県から取り寄せました~。
4.”ドコデモカマ~”とドラえもんのように言いたくなる補助輪つきの荷車を作ります。
廃材を利用。使えそうで使えない?いろんなものがある農家。使い方は自分次第。
5.出来上がったら色を塗ります。今回は子供たちの芸術的?作品に仕上げてもらいました。
下絵を描いて、”ピザ窯は爆発だ~!!”と言える?
6.ピールって知ってます?あのピザ窯にピザを入れる時の棒に平板がついてるやつ。ピールって言うんですって。
これは使い古しのスコップを利用。
セコイっ!というより、長年土を掘って掘って掘りまっくった、先がすっかり 丸くなってしまった剣さきスコップ。これにまた命を吹き込みます!
スコップ部分を切断、鉄板を約30cm角で溶接しました。
命名:スコッピール!
7.それから本格ピザ生地をコネコネして、寝かしておいて伸ばして、トッピング。
皆で育て作った当農場の、”春よ恋”と”キタノカオリ”で試作。
スコッピールに生地をのせますが、やっぱり鉄板(アルミでもなく、木でもない)なので、生地がつきやすい。
なので、打粉は必要。
味は?メチャ、メチャ、メチャンコ、美~~~~~味い!!
正直こんなに美味くできると思ってなかったです
おいしぃ~~~~!!!と子供たちも最高喜んでました。いくらでもイケる!そんな感じ。
スタッフも家族も皆笑顔で、皆手作り。小麦粉も一年かけて作った貴重なもの。
全て自作自消になってますが、これでもっと楽しいことができればなと早速2号機に取り掛かるのでした~。
ドラム缶で本物ピザをもじって、”Dream can Pizza true!!”。
夢もピザも膨らみます!膨らみすぎて爆発するのもあったり?
ドラムカン・ピザトゥル号と命名しました~!!大成功!!
やっぱり温暖化?
平成23年(2011)はやっぱり暖かい。
特に最低気温はどことなく温かく、ビートの生育もすこぶる順調。
どころか順調過ぎて伸びを抑えるのにどうしようといったところだ。

昨日、天気の見かたの歴史が変わったことが判明。
気象庁が10年ぶりに、、都市の平均気温をより近況に近いことに決めたのだ。
それよると、
帯広市はこうなる。ただ最近は、十勝管内でも地域別のゲリラ豪雨だとか突風があるので一概にはいえない。、
ほんべつ町も平成21年のような冷害、大雨害をのぞけばほぼ沿っている気温になると思っている。
(1971年~2000年と比較して)
1.年平均気温 6.8℃ (0.3℃上昇、温暖化?)
2.降水量 888mm (雨は少なくなっている傾向だが、ゲリラ雨がおおくなっているような・・・)
3.日照時間 2033hr (”十勝晴れ”ますます実証!)
4.降雪量 201cm (10cm以上少ない。確かにふってないもんね)
6.冬日 155.9日 (ほぼ変わらない。でも冬日数が少なくなっているわけではなく↓)
7.真冬日 55.7日 (2日少ない、11月から3月くらいまでを測っているのかその期間に超寒い日が2日も少なくなっているのは凄いことだと思う。むしろこれが、平均気温を押し上げる要因になっているんじゃないかな)
8。猛暑日 0.5日 (過去と比べてもほぼ変化ない。しかし、平成22年(2010年)は歴史上の発猛暑年となった。10年後、この発表データが更新されるとき、この日数は注目℃100%。地球の悲鳴に見えるかも知れない。
ということで、農家はどうするのか?
一昔とは気象状況は違うと認識したうえで、農業をするしかない。
でも、集中豪雨や猛暑対策。どちらも対応できる土つくりが大切なのも今までと変わりなく重要だ。