10月1日もう、もうあと3カ月で今年が終わる。
今年はいろいろあって走り続けている感じ。
あっという間というより、時間に追われながら仕事もイベントもしてきた。
9月終わりの、10月初めの台風17号ってすごい。
9月にはいってからの台風も驚きだが、9月下旬や10月の台風なんか今まで聞いたことがない。
秋の木枯らしが吹くならわかるけど。
確かに9月は暑かったと思う。一気に小豆が上がってきた感じがするし、それに9月はまだ農家の感覚だと鼻水を朝晩垂らしてもよいくらいだ。
もうひとつ。今年は特に雨風後のフェーン現象が弱い。
小麦の収穫期はとくに、雨降ってはどんよりとまた曇るみたいなカラッとしていない感じが多かった。
今日も一瞬しかはれない不思議なことだ。
これからも温暖化は免れないし、今年はまだないかんじだがゲリラ豪雨やなんかがよく待ちうける感じになると思う。
排水対策や夏場の高温対策の土作りがかかせなくなる。
今日は倉庫裏の小麦屑やもみ殻掃除をやった。
去年と違い、もみ殻が非常にきれいだ。これも病気がすくなかったこと。
また埃も大したことない。これは小麦が倒れて土を拾ったりしなかった証拠だ。
腐食してもカビ臭くないのもそのせいかもしれない。
実際の圃場も、刈り株がなかなで雑菌が繁殖して黒づんでいかない感じがする。
8月11日の圃場12写真。ミステリーサークル畑だ。
それから刈り株。
綺麗だし、太さを感じたのが今年の印象。
堆肥場に運んで、また機械で混和して土に戻す予定だ。
カテゴリー: 小麦
ベーカリーフォーラムでの問いかけ
9月24日、東京にてベーカリーフォーラムの講師をお願いされていた。
はて?何が私の役目か?しかも、こんな若輩者が有名なパン屋さんや大手の製粉関係者相手に何を話せば?・・・と思っていたが、考えてもしょうがないので、経験したこと、挑戦しようとしていること、また事実国産小麦の不平等というより、もったいないお化けのでそうな現状を説明させてもらった。
十勝のベーカリーキャンプにも講師として来ていただいた竹谷さんからのお誘い。
きっと、国産小麦の可能性や栽培や問題点など多くのことを、パン屋さん流通業の方に伝えてほしいとのメッセージを勝手に解釈させていただき、政策が変わること、政策誘導がある事実、成分は外国よりもかなりハードルが高い現実も、参加した皆さんにお話しさせていただいた。
”日本のパン”っていったい何なのか?原料の小麦はもちろんほぼ外国産だ。
国産のほぼ全てが、うどんに向く中力粉。それをパンにしようとしても、食感の違いもあり困難。
結果、パン用に必要なタンパクの高い小麦が重要視されてきたが、やっとその栽培方法や種も安定性がみられるようになってきた。だから、これから時代に”メイド イン ジャ・パン”は世界にでていくんだと思う。
アジアモンスーン気候で、湿気の多い小麦栽培にてきさないこの国で優秀な種を育て、農家がそれを蒔き、製粉会社がより工夫をして挽き、製パン技術者たちが美味しい製品にして、国民が食べるそれがホントの、”メイド イン ジャ・パン”だ。米以上に食べられるようになったパンは今後、外麦と共存共栄しながら、それでいて日本人のDNAを強固するモッチリ感のある粘りと、独特の風土から生まれる香や味に特化したものになってほしい。普通のパンじゃ、この国では物足りない。外国の真似をして、それを追い越してきた工業製品のように、パンができるようになった今、海外にない特色ある種が人間同様必要なのだ。
キタノカオリや、春よ恋など味に特徴があればいいし、ゆめちからは世界の品種の中でも超強力のとんがった品種だ。
よく”この品種は、外国のOOOといいう小麦に勝るとも劣らないOOOOが特徴”なんて言っちゃったりするが、それでは消費者やパン屋さんが選んでくれない。同じだったら安い奴でいいのだ。
また、制度にも問題がある。国による基準があるのだが、これが需要者側と最新の品種特性にマッチングしない事実がある。ここでは私の思う疑問や改善点を上げる。ただし、国の制度に立て付く気は全くない。この小国でまたこの小雨の多い麦不適作地で2030年までに、小麦80万t(現在)⇒180万tに倍増計画を掲げる、戦略的作物(なんか小麦もミサイルみたく見える・・・)に国が指定されているからこそ、また今年の世界各地の大干ばつのような天候異変で禁輸措置をすぐするような国々との農産物の交渉をする上でも今あるこの国の農地からでてくる小麦を有効利用できる方法はあるのではないか?と現場で埃まみれで仕事をしていると思うのである。
疑問点1:小麦の等級検査:国の試験をうけた穀物検定検査員が小麦の外見の検査を行う。
1等麦、2等麦、等外(規格外のこと)に分けられる。等級をつけること自体に悪さはないと思うが、実質上製パン、製麺、製菓にする際に重要なんのは、小麦の外見ではなく成分だ。”人間、顔じゃない中身だ!!”なんていうが、確かにある程度の外観は必要かもしれないが、結局、その年の1,2等どちらも成分的な違いは大きくは発生しない。急な天候の変化に寄る表皮のシワや、特に強力小麦(タンパク高い硬質小麦)は外見がもともと軟質小麦(中力小麦)と比べても悪い。一昔前までは、品種によって、1等、2等とほぼ蒔く前に決まっていた過去もあったくらいだ。これによって、成分の良し悪しにかかわらず麦価(原料価格)に差がで、さらに品質支払い(成分に対する助成金)についても1,2等で違いがでる。ちなみに、海外からやってくる外麦は日本の小麦の規格でいえばほぼ等外(規格外)に相当する。
疑問点1に対する問題点:
1.問題点は農家が見た目のよい、作りやすい小麦を選んでしまうこと。需要とは関係なく、助成率から考えて中力小麦をまいてきた過去がある。また最近までは硬質小麦も今のような安定した品種がなかったのも事実だが、パン用に応えようなんて外見が悪くて、品質支払いも劣るんであれば蒔く理由がないというのが農家の本音だ。うちも”キタノカオリ、春よ恋を蒔いてください!!”と業者はいうが、その要望に対して辛酸をなめた過去は何度となくあった。だが、ニーズは小麦の見た目じゃないことも良く理解できる。人気があるから。実際、麦はブサイクでも美味しいし!!
なにより心配なのは、今後の育種だ。新しい種の見た目が問われるなんて、食糧難がどうこう言ってる今、というより世界中で日本だけだと思う。ただでさえ、育種に金を投じない=子供を産まないというご時世の時になんでこんなアホなことがまかり通るのか?その分、農家助成にも成分でランクを決めるべきだ。例えば、FN値が300以上のグルテンの安定性とタンパクもその用途に分けて、最低これ以上は必要という基準値%を決める。また容積重も重さがあれば、その分畑作りを頑張った証拠(堆肥や肥料の投入があり、防除管理もその裏事情にある、もちろん天候にも恵まれたなど)、840g/L以上はよりプレミアをつけるとか、なにせ麦の見た目(外見検査)ではなく、成分に焦点を当てるべきだ。
疑問点1に対する効果:
1.より成分重視となると多様化した麦栽培になる。お米のような各地方や各品種による独自の成分決定がなされ、より生産地発信力の強い小麦が栽培される。全国に特徴だった品種が現れて、地域で加工され、雇用も生まれ、農業者も加工業者も流通も強くなる。原料生産だけでは今までと同じで助成頼みになりかねない。
2.小麦は省力栽培のできる作物である。そのため農業の大規模化には必要不可欠な作物だ。ただし、土壌病害虫の問題や環境変化による作付の難しさも今後考えられる(人間のエイズやインフルエンザ改良型が同じように発生する)。品種による抵抗性(縞委縮病、立ち枯れ病、赤カビ病などなど)を順次投入していかないと、市場のニーズではなく、農地が持たない可能性もでてくる。だから外見検査とかではなく、農業者や地域の選択支の広い麦作りにしてほしい。
疑問点2:外国麦は良くて、国産小麦はダメな容積重
成分値の基準は北海道ではこのようにランク付けされている。品種別の基準値、許容値を参照してもらいたい。
小麦 品質評価基準H19~.pdf
資料:北海道の小麦品種と栽培のポイントP14
小麦の容積重とは、胚乳(白い粉になる部分)の重さをほぼ示す。つまり、太っていればいるほど良く、製粉部留りもよいのだ。
国の国産麦に対する容積重(H19~適用)は
うどん用(中力小麦) :840g/L(基準値)
パン用・中華麺用(強力小麦):833g/L(基準値)
となっている。簡単にいうと、粒が太っていればいるほど、小麦の見た目(外見)も良い。
今年(H24産)のうちの5品種全てが、860g/Lをこしているのでまず問題ないが、例えば840g/Lに届かない細い麦の時(高温障害のあったH22.23年)などは問題になる。830くらいいかないとかなり、粒の見た目は悪くなる。但し、不思議な事実データもある。それが国がだしている外国産麦類検査実績表の成分値だ。
H21輸入小麦品質一覧表.pdf
H22輸入小麦品質一覧表.pdf
上記二つは、輸入小麦成分表だ。
注目の容積重のところは
H21年:800g~817g/L(代表5銘柄のh/Lをg/Lに変換)
H22年:801~816g/L(代表5銘柄のh/Lをg/Lに変換)
ということで、高く見積もっても
どの品種も 810g/Lがその容積重にあたる。
ふ~ん、はは~ん、待てよ~この数字じゃ日本の等外(規格外)にあたるじゃんか!!
確かに、日本の基準でも840g/L以下だから等外に絶対になるというのは外見の問題だ。しかし、事実上、810g/Lとなったら、かなりの細い麦になる。なぜだ?海外からの輸入麦は細くても製粉されるのに、日本の場合は規格外だ。多分網目のサイズも2.0mmくらいに設定されてるはず。日本は2,2~2,3mmが通常である。
例えるなら、ハードル競技で、日本人が走るレーンだけハードルが以上に高いのだ。なんで?ゴール地点の収穫時には雨の心配や途中カビの防除や手をかけてるのになんで、外人よりも日本人が自国でハードル上げられるんだ?とスタートラインで不満そうにしているのだ。
疑問点2に対する効果:もし容積重が外麦並に近づいたら、どうなる?
1.外国の数字が基準になれば、供給率は優に5%以上は増えると予測する。今の生産量80万tとするば、その5%の4万tが国産小麦粉として出荷可能になる。それは確かに現容積重の基準値には満たないから、麦価格をより安価に設定して供給量を増やせば、農家手取り収入増⇒流通、製粉取り扱い増で売上UP⇒パン、麺、菓子屋さんも安価でより安定した国産麦の製品を販売UP⇒消費者購買メリットUP=国の自給率UPという連鎖が起こる。現状では、等級(外見)検査で細麦は排除される傾向になっているが、問題は先に述べたように見た目じゃなく、品質だ。事実、海外の麦もFNが400secを越える安定品質を確保している。収穫時に雨にあたると急激にこのFN値は下がる。許容値が200secに日本は設定されているが、これを切ると澱粉がぶっ壊れて、生地が繋がりにくく、生地ダレや麺の切れに繋がる。雨のリスクをもつ日本ではこれが一番の品質問題につながる。
なので、北海道の中央地帯などでは、春小麦の初冬まき技術が普及していった経緯がある。収穫時期の8月お盆の雨のリスクを避けたいためだ。みんないい小麦作ろう!と頑張ってるのにそうならない時もある。でも余りにハードル上げすぎじゃないないのか?税関で、細めの日本人は規格外?みたいなはなし。細めの外人が大量に入国できるのに、自国で拒否される?そんなことってあっていいのか?これじゃもったいないお化けがでてもおかしくない。なんで?なんで?なんで?
疑問点3:超強力小麦のタンパクに上限値があるのはなぜ?
1.パン・中華麺用の小麦のタンパク基準値は11.5%~14%以下、許容値は10.0%~15.5%になる。
基本的に、パンの膨らみ等を要するタンパクは低いのは問題だが、高いのに越したことはないはず。
しかも、農家はタンパクを上げるために止め葉期や、出穂期に窒素肥料の投入(追肥)を施す。つまりコストをかけて、要望のある高タンパク小麦を生産しよう!!と努めるのだ。それが、15.5%以上になるとランク外となり助成額が下がる・・・・。
待ってよ~高タンパク小麦がほしい!っていうから、コストかけてやってるのに出来た小麦が高タンパクすぎる・・・超強力の超って何?世界に類をみない高タンパク小麦ができました~!!という喜びもつかの間、待ちうけるのは”ヒザかっくん”くらいの基準値。せめて、低タンパクはペナルティ!高タンパクは上限なしにしようよ!!”超”って流行りでいってるわけじゃないんだから。これじゃ、農家も肥料の投入を控えちゃうんじゃない?
疑問点3に対する効果:タンパク上限値がなくなったら?
1.日本は肥料資源がない。唯一あるのは石灰くらいかもしれない。タンパクを上げ、実の充実を図るのに窒素肥料をつかう。日本ではナフサから精製される尿素、それから鉄鋼石の副産物である硫酸アンモニウムが主体で、この他にもチリ硝石や硝酸アンモニウムなどもある。きっと一番多く使われているのが、硫酸アンモニウム(N21%)だろう。これも、日本で生産された鉄鉱石からの鋼材副産物で、なんせ鉄がでないとつくられない。国内循環していたいままでは良かったが、なんだか最近この肥料も供給に怪しさを感じる。なんせ自動車メーカー等の工場が海外移転し、鉄鋼石の利用料が激減してきてるからだ。今では中国からの輸入物も多くなっている。また10年前のほぼ倍の値段になっている。前置きはながくなったが、要は経済と密接に関係している。農家がタンパク上限を越えるからと資材等ニしなければこうした少ない自給(実際はそうは呼べないが)肥料も使えなくなる。
ますます需要を先細りさせるような基準値のままで良いのか?また、率直に超強力という今までの想像を越えたイレギュラー品種がでてくることを歓迎するような農政と基準値であってほしい。
疑問点4:お菓子用の低タンパクの基準値がない!
1.今度は低タンパクの小麦の基準がないのだ。主にお菓子用に使われる低タンパク小麦は品種改良されてきてなかった。しかし、昨年東北農業研究センターにて、国内発のお菓子用に開発された低タンパク小麦「ゆきはるか」がデビューした。しかし、壁にぶち当たったのは、この低タンパクするぎる小麦に対しての国の基準がなかったこと。許容値でも8.5%とあるのだから、これ以下になった場合にランクがより落ちることになる。しかし、その低いタンパク数字がお菓子作りにかかせないのに、%が低いことでランクが下がるのだ。なぜ事例がないからといって、より幅広い用途を想定した基準にしないのか?
疑問点4に対する効果:底タンパクの基準値も設けたら。
1.もちろん小麦の汎用性が広がり、強力粉同様に地域のスイーツとして地元でお菓子等の発信が可能になる。品種改良の幅も広がり、中力小麦ぜんぱんの品種改良にもあらたな兆しがあり、こうした小麦で世界に日本の和菓子も発信できればより強い菓子作りになる。
以上、長々と書いたがきっとしっくりくる方もいれば、そうじゃない方もいると思う。
国産小麦のハードルが高いとは思っていないが、余りにもったいないんじゃないかと思う。
海外の小麦が混麦されて、品質だけでとられているのに、この国でどうしてそんなジタバタしているのか?
「食糧確保が困難な将来が見込まれる」なんていっておきながら、なぜもっと有効利用しないのか?もし今の規格外や基準を見直せば、もっといろんな用途の品種が生まれ、地域でも特色ある小麦からの商品が開発され、雇用がうまれ、観光客がくる町つくりにもなりえるのに。・・・今の外見検査は特に誰も得していない、成分基準も見直さないと新しい種が生まれない。今の農力を落とすだけじゃないのか?
もったいないお化けのつけはいづれ世界情勢から回ってくる。
”その時変えましょう!!”みたいな検討というなの先延ばしではなく、もっと真剣に生産者の自立や技術向上をも含めた麦の基準制度にしてほしい。これは農水にかかっているといいたいが、製粉業界にも重要な問いかけだ。10%ほどしかない自給率の小麦ならいらないとはっきりさせるのか?それともどちらの生き残りをかけても、制度の見直しをかけるのかは、粉ひき屋にもかかっている。
パンフェスタ2012in調布
パンフェスタというパンのイベントに参加してきました。
というか生産者の声を聞かせてほしいとのこと。
主催しているはこれまた”なんで?”という手紙社という、本当に手紙のデザインを手がけている会社。
ちょっとした人の紹介をいただき、参加というかお話しだけしにいった感じでした。
9月22日、23日とやっていましたが、凄い人だかり!
何千人という人が押し寄せます。
正直、パン買うのに並ぶ気がしない田舎者は”スゲぇー”と口を開けてその辺りをかっ歩するだけ。
ただ、今回呼ばれたのは、川越の楽楽ベーカリーの上野さんとのトークライブの形式でした。
上野さんは、過去3度もうちによってくれてるパン屋さん。
何年か前までしらなかったのですが、川越は小江戸とよばれているくらい江戸(東京)とは密接な関係にあり、
また城下町でも有名なところ。
川越祭りは何十万人だったか観光客があふれ、大変な騒ぎ?になるそうです。
ただオーナー上野さんは祭り会場で神輿の担ぎ手。
パン屋はそっちの気ではないのですが、これが下町の繋がりであり、神輿を担げる数少ない地元の選ばれし有志なんですね。
店の忙しさよりも、町の文化、文明を継ぐ者としての役目を果たしているところに、感銘をうけました。
さて、そんな想いのある楽楽さんに、今回キタノカオリのパンを焼いていただき、その感想も交えトークライブに。
お喋りな私が90%以上を話してしまい、しかもちょっとやそっとじゃ意味のわからないミステリーサークルアート2012に、
日本一長い111mピザを話したもんだから、会場も目が点?”こいつなんだ?”みたいなアウェの雰囲気も蹴散らして、”どうだ田舎の農村もいいもんだろ~!!”と自慢げに一応話してきました。トークライブは無事に終わった感じがします。
楽楽さんもスンごい人気で、二日間ともにキタノカオリのパン食べられず~残念、無念!楽楽の可愛いスタッフのかたにも、”キタノカオリのパン美味しいですよね~なんでですか~”と聞かれ、ん~焼き方もじょうずなんじゃないかなと、ただ去年は収穫のタイミングもばっちりだったし、ふっくらしていた品種だったかな~と小麦を見せて説明してみました。奥様のお客様への情報発信力もなみなみならぬ努力がある感じがしました。やっぱカミさんで男は決まるんですね!?
またパン屋さんたちの国産小麦への反応も敏感で、北海道産よりも九州産を選ぶショップも多くなっているようでした。
ん~ご時世的にわからなくはないけど、一部の消費者も過剰すぎないかと思った次第です。
しかし、パンの力はすごいですね。本当に驚きでした。
なんで原料まで注目されないのか、これも不思議に思いました。
おいしけりゃいいのかな?
”日本の小麦でパンについて”といいう広域なタイトルになってましたが、全てローカルちっくな北海道や本別町の話になってしまいました。すみません。
日本一長い111mピザの有志達は?
2012年9月8日(土)に行われた
十勝・本別町開町111周年の日本一長い111mピザの協賛企業です。
主催は? ①チームほんべつ111with②十勝ピザ立国チーム
①は立上げは不安と恐怖の?4人から始まり、8日は総勢40名のスタッフになりました。
開町111年のお祝と、今後の町の発展を願い今回はピザ創りに挑戦。それを支えてくれたのが
②十勝ピザ立国チーム。2006年発足の十勝の食材でピザを創りをして町おこしボランティア精神あふれるチーム。
今回はチームがもつ記録(70.5m)を越える日本一長いピザへの挑戦も兼ねる。
1回目 8月29日焼き練習
2回目 9月2日11.1mピザ作り、トマトソース仕込み
3回目 9月6日生地仕込み
本番 9月8日今回の113,5m(日本新記録)と多くのチームメンバーが道内各地から集まり、日本一長いピザを創りあげた。
素晴らしいチームメンバーでした!
特別協賛と資材、食材提供&レンタル、協力等は?
本別町役場 :ゲンキッチン、広場、テント、ノボリ、テーブル、焼肉台、杭、
株式会社明治 :ゴーダ&モッツァレラ、シュレッドチーズ
本別町農業協同組合 :黒豆(祝黒)&イモ(トヨシロ)、ポスタープリント
本別町商工会 :パイプイス
本別町教育委員会 :CDデッキ、スピーカーマイク
協賛の資材、食材提供、協力等
北海道農業大学校 :朝どりスイトコーン、かぼちゃ、なす、玉ねぎ、8日終日ボランティア
ゲンキッチン :8月6日トマトソース仕込み、7日:野菜下拵え:8日終日場所提供
道の駅ステラ本別 :駐車場、梯子
豆ではりきる母さんの会 :金時、黒豆(キレイマメ)、7日野菜下拵え
図書館ボランティアぶっくる :8日終日ボランティア
密厳寺 :臨時駐車場
株式会社永寿 :本別義経炭(ナラ材)
森のパン教室 :特製ホワイトソース仕込み、生バジル、石窯担当
久能看板店 :日本一看板製作、高所作業車レンタル
とかちマッシュ :マッシュルーム
北海道新聞社 :取材&記事
十勝毎日新聞社 :取材&記事
OCTV :イベント取材&放送(9月22日)
源すし :トータルコーディネート、打合せ&打ち上げ会場
秀華 :やきそば&しゅうまい(スタッフ分)
十勝元気村 :おにぎり&けんちん汁(スタッフ分)
前田呉服店 :網つなぎ、受付
マルシメ前田 :打ち上げ花火(3発)
十勝がんこ農場2 :パプリカ
各務農場 :完熟トマト
門前農場 :トータルコーディネート、薪、各種資材
本寺畜産 :トータルコーディネート、生ゴミ処理
小笠原農場 :トータルコーディネート、ポスター&シール作成
伊藤農場 :薪
小川ファーム :音響、時代曲&効果音選択
大島農場 :生バジル
株式会社岡崎組 :111mの正確な測量
前田農産食品合資会社 :小麦粉(きたほなみ&ゆめちから)、手創り石窯、シャドークイーン、各種資材、トータルコーディネート
主旨に賛同していただき快く資材や食材提供をいただきました協賛企業の皆さま、ならびに主催者、ボランティアで共に汗をかいていただいた皆様、そしてそして、熱い中腹ペコ状態で3.5時間もの間目の前のピザを固唾を飲んで待っていただいた参加者の皆様、大変ありがとうございました!感謝、感激、感動でした!
住民はもとより、先代達や後世にも誇れるというよりチャレンジすることの楽しさとローカル力を伝えられるイベントになりました。
日本一おめでとうございます!!
よっ、このニッポンイチぃ~~~!!
チームほんべつ111の実行委員長として
この場を借りて皆様に御礼申し上げます!
The Road To 日本一長い111mピザ(キラメキフェスタ編)
9月2日、ほんべつタウンフェスティバル2日目。
このお祭り会場で、今回111mの前焼戦となる11,1mを焼くことになった。
当初、本番だけで良し!なんて思っていたがこの日の失敗や経験がなければ本番に上手くいかなかったかもしれない。
このブログも回想録のように10月にもなってかいている。正直、いっぱいいっぱいで手も頭も回らなかった。
本番に向けて、十勝ピザ立国チームのメンバーも多く集まってきてくれた。
今回、11,1mと楽勝!!なんて考えていたが、私の司会の段取りの悪さもあり、勉強勉強の一日となる。
11,1m想定は
1.不特定多数のお祭り会場(お祭りがメイン)
2.生地は冷凍
3.募集人数は50名
4.11,1mピザ、味は統一。
という当たり前のシンプルなイベント。
だが、①受付②生地伸ばし③トッピング④ひっぱりと流れは万端なはずだったが、人数の振り分けや生地の半焼成などがまにあわず、生焼けもあった。
また最後に悪かったのは私の”好きなだけ楽しんでください!”の一言。
”体験料としていただいた参加費です””ピザ一枚300円じゃないですよ~!”といってはいたのに、
会場のうるささにかきけされたのか、徹底されず、また祭りのドヤ騒ぎに参加者以外の人も完成後に飛び入り参加する事件が!
人間の良心だけにしたがうとエライ目にあうというのが今回の大反省点。
イベントの主旨の説明、それからお客さんにも何かを感じてもらわなければ、ただ長いピザ焼きました!じゃ意味がない。
こりゃ組み立て直さなきゃいけない!!と思ったのでした。
しかし、十勝ピザ立国チームの連携の良さと、まとまり方は素晴らしい!
迷惑かけたのにもかかわらず、”こういうこともあるさ~!”みたいな雰囲気でさらに、本番(111m)に向けてトマトソースを仕込みに颯爽と本別町の農産加工施設”ゲンキッチン”に向かうのでした。今回のチームほんべつ111と十勝ピザ立国チーム
固唾け終了後、我々も合流しましたが、皆返りトマトをTシャツに浴びながら、大汗をかいて仕込んでくれたのです。
感謝とともに、絶対111mやらんきゃならん!と気合いがはいったのでした。
そして、この道の駅ステラ本別ならびに、ゲンキッチンの前が本番ステージ。
十勝ピザ立国チームリーダーの岩田さんの111mの測量。
”え~長!!”
でも思ったのです。なにか理由がないかぎり、こんな長いピザ焼かないな!と。ワクワクしてきました~!
そして、夜は夜で111mピザの網つなぎの内職をキラメキ祭り会場でやりました!同期の女の子たちにも手伝ってもらい・・・
お酒のみながら、八代アキ(お祭りゲスト)の歌を聞きながら、針金をつなぐのでした。
参加した皆さま、十勝ピザ立国チームの皆さん、それからチームほんべつ111の皆さんお疲れさまでした。
本別町の半端でない(数字は半端ですが・・・)111年の歴史にアドバンテージを感じたのでした。
The Road To 日本一長い111mピザ(練習編)
そうだ!皆で長いピザ創ろう!どうせだったら、本別町開町111年にかけて111mのやつを!
という思いつきは、ミステリーサークルを創った際に生まれた強い意志。
こんな感じの予告記事を十勝毎日新聞社がだしてくれた。
役場のM君に電話したら、「そうですね~本別町111年ですね~」なんて聞いて完全に火がついた。
開拓から111年。このゾロ目、ミステリーサークルアート実施、「ゆめちから」の力、なにか変なパワーがまたまた起こったでした。
ただ今回は、うちの敷地内じゃなく、町の施設や本当に多くの協力者や協賛者に恵まれないとできないなとも思った。
まずは、練習。そして知ってる人に聞いてみようと、
私はこの長いピザの世界的?先駆者の十勝ピザ立国チームの代表の岩田さんと京谷さんに7月に上旬だったかお会いした。
聞くとこのチーム凄い!なんせボランティアで十勝の食材でピザをつくりまちおこしにしよう!という実際ピザを焼き、地域の活性化まで潜在的にお手伝いしよう!というめちゃめちゃ熱い人達だった。
ほぼ全ての十勝管内の長いピザはこのチームが後ろ盾どころか、実際にやってきたようだ。十勝・大樹町役場主催の70.5mというのもこのチームが先導し達成。今回は111mと100m超えというのも「何かが見えるかもしれない!」とただならぬ気合いを感じた。
ただ、「そんな簡単でないよ!」ということで、練習しましょう!となり、日程を急遽組むことに。
8月29日(雨)の中、うちの倉庫で焼きの練習と流れをチェック。
最初に断わっておきたいのは、我々はこれが誰も本職でないこと。我々チームほんべつ111は農業者中心、十勝ピザ立国チームはサラリーマン中心。だれもピザに精通している人はいない。逆にこれが本職だとやれないイベントなのだ。
大人の楽しくとも真剣な学校祭そんな感じて受け取ってほしい。
この日も、十勝ピザ立国チームのオレンジつなぎをきた岩田リーダーと村椿さんが合流。
指導するかたちで、長ピザの流れを伝授してもらった。先日の小学生とのピザである程度は理解できたいたので”な~るほど~”ということがいっぱいあった。
この日は、門前農場の門前さん、小笠原牧場の徹ちゃん、本寺畜産のマサ、伊藤農場の伊藤君、農大の荒井さんと私が本別からは参加。
皆、野菜(農大)をきって、チーズ(明治)、を準備。お客さんの流れ、生地作りの流れ、焼成後の流れをチェック。
窯の温度も☑だし、おき火式に変更し、PGA(ピザガイダンスシステム?)を設置。
流れとともに、それぞれのウィークポイントや注意点をあらいだす。
この日、空手少年団の子供達が夜食によってくれて、皆たいらげてくれた!押忍、美味しいっ忍!!
この日のピザは正直、上手くいかなかった。生地(冷凍)と野菜ののせすぎ、火の管理調整等反省点も多かった。でも練習だからいつも以上に失敗やイレギュラーがおこったほうがいい。よ~し次はキラメキタウンフェスタで11,1m焼きだ!
ミステリーが”スロウ十勝”の表紙飾る?
8月出版の北海道や十勝を代表するローカル超専門雑誌のスロウ十勝版の表紙に当農場の「ゆめちから」の畑がすっぱ抜かれました~
パチパチ~!!
しかも、ただの「ゆめちから」畑じゃありません。
ご存じ!(じゃない方もいると思いますが)、とかち夢宙人たちが創りだしたミステリーサークルアート2012のあの畑です。
出版社のソーゴー印刷さんから電話あり、なんでも”三社怪談?”的なものをやりたいとか。
今回は小麦の関係から、①生産者はうち前田農産⇒流通・製粉は株式会社山本忠信商店⇒パン屋は帯広市のはるこまベーカリーと私と、山本社長と栗原さん3人のそれぞれの想いや十勝の小麦の将来像なんかをミステリーサークルの中心円で語ろうという形になりました。その時の写真が表紙になったわけです。
とにかく、読んでみてください。
ローカルちっくでありながら、やっぱり地域をつくるのは地域の現代人であり、それを伝えていくのも我々の仕事なんだとそれぞれが認識したうえで十勝人としての誇りみたいなことを語っています。
ちなみに
他の記事でも、
1.帯広市畜産大学あぐりとかち脇本さんの夢
2.十勝輸出プロジェクトシンガポールツアー
なんかにもでてきます。
夢ばかりじゃだめなんだけど、夢をみなきゃもっとだめなのかもしれません。
キタノカオリちゃんで事件発生!
キタノカオリは、8月7日、8日と10haにそんなにかかる訳がないのだがかかった。
コンバインロクロクに非常事態発生”びーん、びーん、びーん!”なんて今でこそ、ふざけていられるが汗が噴き出るほどあせった。
ロータリーセパレーターと呼ばれる部分が破損。
茎を送りだせないため、完全に止まってしまった。それが8月7日正午あたり。
”これは参ったゾ~”と思い修理にだす。1日仕事になったがディーラーで懸命の処置。
しかし、8日にまたすぐ破損してしまった。打つ手なしと思っていたが、別ディーラーが春小麦収穫のためにデモをしていると聞き、
早速もってきてもらった。最新型のコンバインだ。お値段も聞くと最新式らしくお高い!!!
キタノカオリはめっぽう登熟期の雨に弱い。
一回雨に当たるだけでも、デンプン組織がぶっ壊れる低アミロ小麦となり、生地ダレや麺がきれることになる。
だからものすごいタイムリーでスピーディな収穫が問われるのだ。雨に当ってから明日晴れるからいいや!では×。
さっきまで傘にいれててあげたのに、ちょっと雨にぬれただけで豹変してしまう恐ろしきカオリちゃんと私は内心思っている。
しかし、この小麦美味しいのである。
キタノカオリだけあって、その独特の風味とモッチリした味。また色もカロテノイド色素を多く含んだクリーミーな色合い。
非常にパン作りの中でも面白い品種らしい。
今年(平成24年)の十勝では8月1日、6日、9日夜に雨が降った。
うちの町はそんな滅茶苦茶な雨ではなかったが、この雨でキタノカオリがいかれたしまった生産者もあると聞く。
ギリギリセイフだったし、昨年10月6日と結構遅くまいたこともうちにとっては今回幸いしたかもしれない。
熟期がどう見ても、遅い感じだった。下手すると春よ恋のほうが早い?なんてことないよなと8月入って思っていたくらいだ。
今年も去年同様、キタノカオリは粒が大きかった。
来年への課題は、もうちょっと欲張ろう!!だ。穂の形が急激に良くなった気がして追肥を抑えたが、倒伏するのを恐れずに、品種を信じて止め葉期以降の追肥をしてみたらよかったと思う。ただその場合、春よ恋よりも遅くなる可能性も含むので今回はこれで良かったのかもしれない。
「ゆめちから」収穫!ガンガン行きますよ~!
ゆめちからの
今年(H24)は7月29日~8月4日まで。
昨年(H23)は7月26日スタート。
一昨年(H22)は7月22日スタート。
H22は受粉から登熟期までが暑く旱ばつ、H23もその傾向が強い。
今年はというと順調に生育が推移した感じがある。
根も痛んでいないようで、茎の水分が残った状態(青い)の茎での収穫が多かった。
H24産ゆめちからは、約
背丈:穂首まで約76cm
穂長:9~11cm
段数:9段
平均収穫水分:20~25%
ということで、去年にくらべるとそんなに条件的には変わらないのだが、粒の大きさは間違いなく今年のほうが大きかった。
背丈が去年よりも数センチ高い感じがみられるが、適度な雨がそうさせたのか、それとも6月下旬から、7月前半まで涼しげだったけ。とにかく早上がりにならないよう、追肥もNセンサーを利用して施した。
とにかく無事に、しかもノゲをほぼ心配することなく「ゆめちから」は収穫された。
こりゃ成分結果も楽しみだ。超というほどタンパクが高まっていれば、努力が実った形だ。
それは10月にはわかるだろう!パン屋さんたちまっててね~!!
もちろん深夜まで作業は続きます。去年と比べると、スタッフ1人へっただけ大変です。何とかはなりますが、体力が衰えてくるとと思うと心配だな~。これも人確保も課題のひとつ。
それでも途中に何人もの”ゆめちから刈り隊”がやってきた。
源すしの若大将!後に日本一長い111mピザをやる羽目になるとは、この時知る由もなかったのである・・・続
帯広市のはるこまベーカリーの栗原オーナー。ここのバケットは絶品。それにうちのキタノカオリのチャパタや春よ恋の角食パンなどもかなりの人気で美味しい。各小麦の特性に合わせて美味しいパンを創ろうとしている熱血パン屋さん。
「十勝パンを創る会」の会長でもある。念願のコンバインどうでした?
それから、アレ?マジ?なんでスーツにネクタイ?
サラリーマンNEOみたくなってますけど、東京から本別にとついできた会計士の内田君。彼も町おこしや地域の行事に積極的にかかわり、良い提案をするアウトサイダー。うっちーのようなよそ者目線からの、この地のメリットを見る目が地域を変えてことになるかもしれない。どんな形でコラボできるか、私も楽しみだ。
ミステリーな仲間たちも大勢きてくれた。これも地域の産業や小麦を知ってもらうため。
出来る範囲でいいから農業の魅力を発信していくのも我々の役目かもしれない。
とにかく、収穫は順調、順調!
マスヤパン、クグロフの原料獲りに来ました!
十勝のローカルパン屋さんといえば、帯広市の”満寿屋(マスヤ)パンさん。
うちの母も学生の頃から、ここの”ねじりドーナーツ”が好きで、私も大好物に。
原料が何処であれ、好きなものは好きというのが人間の癖なんでしょうけど、それが十勝の小麦にいつしか変身し、
しかも、数あるパンの中でもまた、うちの小麦からできてるとなると感激するわけです。
今の当農場の取組も、マスヤパンの杉山社長の熱き魂に触れなければなかったのかもしれません。
そして、その遺伝子はこちらのスタッフさんに受け継がれています。
しかも、きっと全国初じゃないのかな?地産地消部という超ローカルチックな部署があり、そこを仕切っているのが、天方シェフ。
東京や札幌で修行を積み、流れ流れて帯広へ。これも間違いなく縁でしょう!
うちには、4年前から毎年のように、コンバインに乗りに来て、毎年のように一緒にピザやいたり、ミステリーサークルベーグル作ってくれたり、トカチノクグロフを作ってみたり。職人や農家さんたちの橋渡し役として、また美味しいパンを創る一職人として、すっかり十勝人になっている天方シェフが、スタッフさんをつれて収穫体験に来ました。
収穫・乾燥+調整ラインからの流れから、職人さんに毎年の成分変化の違いや傾向を説明して、
いざ、クグロフの原料の一部「きたほなみ」の収穫に。
初めて乗るコンバインは蛇行運転から始まっても当たり前。
皆上手くいったんじゃ我々の立場もない。
でもこの体験も重要。いつも触れている小麦粉の基になっていて、畑で植えられているものと感じられるから。
十勝全体でこういったことは可能だと思う。確かに、倒伏していたり、雨が降るとか言ってたらそんな時間はなくなるが、職人に美味しく作ってもらうには、粉だけだしてもダメだと思っている。お互いに人間だから。
ということで、トカチノクグロフは十勝素材100%の発酵菓子です。
お菓子ともパンともいえないこの触感。是非食べてみてください!!