2012年9月8日(土)に行われた
十勝・本別町開町111周年の日本一長い111mピザの協賛企業です。
主催は? ①チームほんべつ111with②十勝ピザ立国チーム
①は立上げは不安と恐怖の?4人から始まり、8日は総勢40名のスタッフになりました。
開町111年のお祝と、今後の町の発展を願い今回はピザ創りに挑戦。それを支えてくれたのが
②十勝ピザ立国チーム。2006年発足の十勝の食材でピザを創りをして町おこしボランティア精神あふれるチーム。
今回はチームがもつ記録(70.5m)を越える日本一長いピザへの挑戦も兼ねる。
1回目 8月29日焼き練習
2回目 9月2日11.1mピザ作り、トマトソース仕込み
3回目 9月6日生地仕込み
本番 9月8日今回の113,5m(日本新記録)と多くのチームメンバーが道内各地から集まり、日本一長いピザを創りあげた。
素晴らしいチームメンバーでした!
特別協賛と資材、食材提供&レンタル、協力等は?
本別町役場 :ゲンキッチン、広場、テント、ノボリ、テーブル、焼肉台、杭、
株式会社明治 :ゴーダ&モッツァレラ、シュレッドチーズ
本別町農業協同組合 :黒豆(祝黒)&イモ(トヨシロ)、ポスタープリント
本別町商工会 :パイプイス
本別町教育委員会 :CDデッキ、スピーカーマイク
協賛の資材、食材提供、協力等
北海道農業大学校 :朝どりスイトコーン、かぼちゃ、なす、玉ねぎ、8日終日ボランティア
ゲンキッチン :8月6日トマトソース仕込み、7日:野菜下拵え:8日終日場所提供
道の駅ステラ本別 :駐車場、梯子
豆ではりきる母さんの会 :金時、黒豆(キレイマメ)、7日野菜下拵え
図書館ボランティアぶっくる :8日終日ボランティア
密厳寺 :臨時駐車場
株式会社永寿 :本別義経炭(ナラ材)
森のパン教室 :特製ホワイトソース仕込み、生バジル、石窯担当
久能看板店 :日本一看板製作、高所作業車レンタル
とかちマッシュ :マッシュルーム
北海道新聞社 :取材&記事
十勝毎日新聞社 :取材&記事
OCTV :イベント取材&放送(9月22日)
源すし :トータルコーディネート、打合せ&打ち上げ会場
秀華 :やきそば&しゅうまい(スタッフ分)
十勝元気村 :おにぎり&けんちん汁(スタッフ分)
前田呉服店 :網つなぎ、受付
マルシメ前田 :打ち上げ花火(3発)
十勝がんこ農場2 :パプリカ
各務農場 :完熟トマト
門前農場 :トータルコーディネート、薪、各種資材
本寺畜産 :トータルコーディネート、生ゴミ処理
小笠原農場 :トータルコーディネート、ポスター&シール作成
伊藤農場 :薪
小川ファーム :音響、時代曲&効果音選択
大島農場 :生バジル
株式会社岡崎組 :111mの正確な測量
前田農産食品合資会社 :小麦粉(きたほなみ&ゆめちから)、手創り石窯、シャドークイーン、各種資材、トータルコーディネート
主旨に賛同していただき快く資材や食材提供をいただきました協賛企業の皆さま、ならびに主催者、ボランティアで共に汗をかいていただいた皆様、そしてそして、熱い中腹ペコ状態で3.5時間もの間目の前のピザを固唾を飲んで待っていただいた参加者の皆様、大変ありがとうございました!感謝、感激、感動でした!
住民はもとより、先代達や後世にも誇れるというよりチャレンジすることの楽しさとローカル力を伝えられるイベントになりました。
日本一おめでとうございます!!
よっ、このニッポンイチぃ~~~!!
チームほんべつ111の実行委員長として
この場を借りて皆様に御礼申し上げます!
カテゴリー: ゆめちから
The Road To 日本一長い111mピザ(完成編)
9月8日(土)、決戦の日は来た。
前日までに、食材集めに奔走し、下ごしらえを各チームにお願いし、自分達は会場準備のテントやイスや石窯設置。
ロープをはり、動線を考え、あれはこっちに、これはあっちにと。できるだけの準備を整えていった。
うれしいことに、この日の朝のスタッフの数は想像以上だ。
はじめてみる顔ぶれや、なじみの顔。
皆”私も楽しみたい!!”という顔に溢れている。
”あっ今日はお任せでイケるわ!”最初からそういう思わせる雰囲気だった。
今回たまたま日本一も目指すことになったのだが、そもそも論の
この長~いピザをやりたかった理由は
1. 本別町開町111周年のお祝であること。111年の歴史と先人たちの開拓から我々はこの地に活かされてます。皆で盛大にやるのも良いかな?なんて勝手に思った。
日本一はオマケ。111が1が三つならんで日本一なら、皆も将来覚えやすいかな?と。
2. 十勝・本別の地の食材を使って、皆が参加できる食のイベントにすること。アピール不足でなかなか知られてない農産物や生産者も多くいます。それにイベントは食だけではく、多くの資材や機材や場所も必要です。町つくりにも似ていて、一人や二人が頑張ったってどうしょもないですから。地元の農を地元の食とすることができれば、このうえない喜びになる。
何回かに分けて、説明してきたが、準備段階は人くどき。私の悪い癖は構想は長い間あるのですが、切羽詰まんないと人に相談しないこと。9月8日に開催でしたが、実際の動き出しは8月15日ころから(汗)。仲間集めは、農協青年部時代のブレーン4人と地元のすし屋の若手職人。“また、騙された~!”なんて笑顔で寄ってくる仲間がいないとこの手のイベントは上手くいきません!ただ誰もが共通しているのは“町に対する想い”。これはオリンピックで日本の選手を応援するのとはちょっと想いが違っていて、自分たちがどうにかしないと!というプレイヤーになる想いが強い。
男の話合いは生産性がなく、結局、実際にピザをやいてみたり、長いピザのビデオをみたりしながら進め、9月8日までに計3回の練習をもつという強行的な流れ。また運よくというか運命的に、十勝の食材でピザを作って町を元気にしよう!というボランティア団体の“十勝ピザ立国チーム” http://blog.goo.ne.jp/tokachipizza/e/51786e86968d2562b7772b6712c794b9の首脳陣との出会いもこのイベントの大切なポイント。彼らも自己記録である、十勝・大樹町の70.5mの日本記録の保持者たちでしたので、今回の提案は快諾!!100m以上をやってみたい!という気持ち満々。
こうなったら強い!やり隊同士がぶつかると掛け算みたくなります。
やらない方向ではなく、どうせやるんなら美味しいピザ、楽しめるピザ、記録よりも記憶に残る日本一のピザにしよう!と。
練習は3戦しましたが、正直1勝2敗のようなイメージ。
参照:The Raod to 日本一長いピザのストーリー読んでね!
問題は人の流れ、生地の状態、温度調整でした。しかも本番3日前にうちの石窯が崩落してしまうアクシデントも・・・。
肝を冷やす暇も忘れ、必死で時間に追われながら窯を補修!気がつけば、7本も石が折れてる!
ほぼスタートで組み直し開始!心配してくれた門前農場の門前さんも助っ人で集まってもらい・・・
スタッフの松本さんとともに、“途切れない本別の歴史も、日本一達成をしたい参加者の皆の楽しみもある。
ここでどうにかしなきゃ前田農産らしくない!!”と動揺の中にも“改善”を施す窯に変身させたのです。
作業は深夜まで続いた。改良点は3つ。
1.中段の石を12mm鉄板に変更⇒一枚120×90cmで200kgほどあるそうだが、後で分かるが鉄は熱で曲がる。20mmでも同じかもしれない。鋳物じゃないとこれは無理かなと思った。
2.置き火式採用:今まで(バッフル方式=熱伝導型)のものよりもさらに直火を与えるため、耐熱煉瓦の遠赤外線効果も狙い、ビッちり石を置いた。⇒これも重さの関係で、横石が割れる原因となった。(もちろん補強はいれたのだが・・・)
3.PGSの空中ブランコ(ピザガイダンスシステム):空中ではないのだが、置き火式を考えると中吊りの仕組みが必要だったため、その調整できるような台を窯の前後にとりつけた。これも大正解!!
イベントについてだが、
今回、行政からの資金的バックアップは一切なし!!勝手な想いからの構想で、もしこういった形で町おこしのためにやりたいと思う方は、是非根回し上手になるか、スポンサー探しを上手にするのをお勧めします。今回は食材以外はほぼ全額手出し。アイディア、時間、人、物、金が上手く回らないとできないことです。それでもやりたかったです。この小さな町でも日本一の何かができるのであれば、可能性を信じて、それを皆と共有してみたかった。それだけでした。
ただ嬉しいことも多くありました。食材提供者も資材を貸してくれた役場や商工会も快く日本一長いピザの主旨に参動してもらい、多くの食材が集まりました。“同じ釜のピザを喰う!”ボランティアのお母さんたちや、地元の農業大学校の先生や生徒も約40名が当日あつまってきてくれたのです。前日の野菜の仕込み、その前のトマトからのピザソース作り、生地の半焼成と。どんなピザになるのか不安と楽しみが交差します。
そのスペシャルチーム名が“チームほんべつ111(ワンワンワン)と十勝ピザ立国チーム”の混成ピザ部隊。さぁ、日本一への挑戦の始まりです。
9月8日は十勝晴れの快晴。気温は28度とかなり暑い予報でした。私たちが何せ心配したのは参加者の人数。だって大都市と違うんです。そんな簡単に人なんかきません。最悪、100人くらいかな~でもまてよ・・・・一人1.1mもピザ当たっちゃうぞ~。それは食べきれんしょ~!!“と。天気にも仲間のFacebookでの発信力,地元のマスコミ関係ももちろん、各学校や関係機関を練り歩いた結果、400人近い人達が集まってきました。
それでは、記憶よりも記録に残る日本一のピザのこだわりをご紹介しましょう!!
1. 地元の食材、資材をふんだんに使うこと。
2. 十勝・ほんべつには四季がある。約30mごとに春夏秋冬と食材をかえたエリアをつくり四季のピザを楽しんでもらう。
3. ほんべつ開町111年は歴史。10mの立て看板を作り、年号をいれピザの流れとともにタイムスリップする雰囲気をだす。
4. また、各時代のヒット曲を昭和40年~現在までの懐メロをかけて音楽参加者に楽しんでもらう。
5. 日本一達成の70,5m超え(71m)で、お祝花火点火。それから111m達成でさらにもう一発!
6. みんなで創ることに意味や歴史がある。ピザの具材のトッピング、それからピザ生地をゆっくりひきだすひっぱりを参加者全員に体験してもらうこと。
という聞くだけでも楽しいことづくめ。問題はというと完成までの3時間半ずっとピザ出来上がりを待たなければならない試練をこえられるかです(笑)。
参加者も我々も初めてのことでドキドキ、ワクワク。私は“111年の歴史は97万2000時間の中のたった3,4時間のできごと、歴史のようにゆっくりと着実にピザを焼いて最後に美味しくて日本一のピザを皆で楽しみましょう!!”となんて訳のわからない挨拶して開始~。
開始はお昼12:00のサイレン(うちの町はお昼をしらせるサイレンが鳴る)でスタート。1分30秒くらいで1mづつゆっくりと、ゆっくりと焼いていきます。もちろん、参加者たちは受付で参加費と日本一長い111mピザのスペシャルステッカーを胸にはり、トッピングをしてから、網のひっぱり隊を手伝います。
チームほんべつ111と十勝ピザ立国チームの石窯チームが焼き加減を慎重に見定めて、ピザ立国チームの大将の岩田さんに報告。岩田さんの掛け声のもと、ゆっくりとピザ焼きの網を皆でひきだします。トッピングチームは動き出したら止まれません。参加者に具材をトッピングさせて、指示をだしながら、また会話も楽しみながら進めていきます。
ここで皆さん、どうやってやるの?と不思議に思うと思いますが、要はトンネル型の石窯に焼き肉の網を111m連結させ、その上にアルミホイル、生地、トッピングとし、焼いたあとは巻段ボールの上にのせて、それを参加者皆で引き出すというのが流れなのです。一番気をつけなきゃいけないのは、網がきれること。これも10日前にうちの倉庫で内職したのでした。
日本一の内職中?
その網ですが、100円ショップにいって、“30cm×50cmの焼き肉の網を230枚(115m分)ください!”というと“業者の方ですか?”と言われたくらい。レジで“いったい俺は何をやってるんだろう!?と人間ぽくなった瞬間でした(笑)。
さて四季のピザは妻の提案でもありました。
同じ味で111m作るんじゃ、もし美味しくなかったときにどうすんの?とシビれることを言われ、そうだな~といっている間に4つの季節のピザのコンセプトを考案、それからパン教室の先生にも相談して、たった1週間前に変更。これは内部ではちょっと問題になりましたが、結果大成功でした。参加者の皆さんが口々に、“夏食べた?生バジル最高~!!“”冬のホワイトソース(これも地元のパン教室の先生が仕込んでくれた)美味しかった~“”え~秋がない、食べられてる・・・・“と口々にピザを探す感じ。また小学生の娘も学校で、上級生たちが、”日本一のピザ食った?超ウマかったぜ~!“と話すのを聞いてそうです。
春は“町花の紫つつじとエゾ山桜咲く野山“に、紫色のシャドークイーン(ジャガイモの一種)、玉ねぎ、それから豆の町ほんべつをアピールする金時豆で満開に。十勝ピザ立国チームオリジナルのトマトソース(これも大窯で返りトマトをTシャツに浴びながら作った力作!)山桜は、焼成後小エビで彩りました。JAほんべつや豆ではりきる母さんの会に豆や野菜の仕込みをお願いしました。やっぱり母ちゃんの味は不変です!!
春は、ひまわり原家と青い小麦畑がコンセプト。元気の出る黄色はとうもろし。青々とした小麦畑はピーマン。夏野菜の茄子と。焼き上がりには香漂う生バジルを乗せました。
本別にある農業大学校(農業後継者育成の大学校)から学生たちのつくった野菜をいただきました。
秋は、町の唯一のトマト農家の各務さん家の美味しいフレッシュトマト、かぼちゃにパプリカ。紅葉の赤、黄を演出。ベースはトマトソースではなく、オリーブオイルを使うことで、小麦の味と香り、野菜の甘みを引き出しました。
そして冬エリア。雪化粧は特性手創りホワイトソースに、十勝マッシュのマッシュルームとタマネギのクリーミーな味わいに。町自慢の黒豆(祝黒&キレイマメ使用)は雪原の足跡を表現しました。
四季を通じてかかせないチーズは地元の酪農家たちが、草と牛を育てた上にでてきたチーズ。ほんべつには、明治のチーズ工場があり、そこからゴーダとモッツァレラを食材提供していただけました。企業にも地元還元の意識があり、酪農家あっての工場や製品という心生きを感じています。
そして、ピザ生地は、前田農産提供の「きたほなみ&ゆめちから」。6対4でブレンドし、モチモチとしていてそれでいてクリスピーな生地に仕上がりました。ミステリーサークルアート2012in十勝・本別でお世話になったパン用強力小麦の超新生「ゆめちから」。日本一にこの小麦を連れていく!これが私の踏み倒したゆめちからに対する恩返しだと言い聞かせ、ここまできたのでした。
春から冬まで、平成24年から明治34年の本別町誕生まで、途中は懐メロをかけながら、約3時間半かけて完成!!実は111mトッピング完成した時点で、間違って花火を上げてしまい会場は騒然。“あれ?ほんべつ、気が早い人多いからな~”なんていってると、音響も気を利かせて、AKBの“フライングゲット”をタイムリーにかけてくれる演出も・・・(笑)。
しかもツイていたのはもう一発、予備の花火を持っていたこと。結局完成後、老若男女じいちゃんも、ばあちゃんも、父さんも母さんも、子供たちも皆で、ほんべつ町長の日本一万歳~!!!の挨拶で花火を打ち上げ、その後皆で美味しくピザを食べたのでした。結局、記録は113.7m!?と2年ほど先取りするくらいの、ぶっちぎり日本一の長いピザになったのです。
もちろん、皆笑顔、笑顔、笑顔!
スタッフ達も達成感にひたり、それぞれに“やったぜ!”という誇らしげな顔がありました。
編集後記として・・・
町の広報紙の表紙を飾ったのでした~パチパチパチ~
日本一ですからね、それに次の週の9月15日は111周年記念事業があったそうで、その前焼戦にもなったと思います。
広報担当の方、ありがとうございました~!!
The Road To 日本一長い111mピザ(キラメキフェスタ編)
9月2日、ほんべつタウンフェスティバル2日目。
このお祭り会場で、今回111mの前焼戦となる11,1mを焼くことになった。
当初、本番だけで良し!なんて思っていたがこの日の失敗や経験がなければ本番に上手くいかなかったかもしれない。
このブログも回想録のように10月にもなってかいている。正直、いっぱいいっぱいで手も頭も回らなかった。
本番に向けて、十勝ピザ立国チームのメンバーも多く集まってきてくれた。
今回、11,1mと楽勝!!なんて考えていたが、私の司会の段取りの悪さもあり、勉強勉強の一日となる。
11,1m想定は
1.不特定多数のお祭り会場(お祭りがメイン)
2.生地は冷凍
3.募集人数は50名
4.11,1mピザ、味は統一。
という当たり前のシンプルなイベント。
だが、①受付②生地伸ばし③トッピング④ひっぱりと流れは万端なはずだったが、人数の振り分けや生地の半焼成などがまにあわず、生焼けもあった。
また最後に悪かったのは私の”好きなだけ楽しんでください!”の一言。
”体験料としていただいた参加費です””ピザ一枚300円じゃないですよ~!”といってはいたのに、
会場のうるささにかきけされたのか、徹底されず、また祭りのドヤ騒ぎに参加者以外の人も完成後に飛び入り参加する事件が!
人間の良心だけにしたがうとエライ目にあうというのが今回の大反省点。
イベントの主旨の説明、それからお客さんにも何かを感じてもらわなければ、ただ長いピザ焼きました!じゃ意味がない。
こりゃ組み立て直さなきゃいけない!!と思ったのでした。
しかし、十勝ピザ立国チームの連携の良さと、まとまり方は素晴らしい!
迷惑かけたのにもかかわらず、”こういうこともあるさ~!”みたいな雰囲気でさらに、本番(111m)に向けてトマトソースを仕込みに颯爽と本別町の農産加工施設”ゲンキッチン”に向かうのでした。今回のチームほんべつ111と十勝ピザ立国チーム
固唾け終了後、我々も合流しましたが、皆返りトマトをTシャツに浴びながら、大汗をかいて仕込んでくれたのです。
感謝とともに、絶対111mやらんきゃならん!と気合いがはいったのでした。
そして、この道の駅ステラ本別ならびに、ゲンキッチンの前が本番ステージ。
十勝ピザ立国チームリーダーの岩田さんの111mの測量。
”え~長!!”
でも思ったのです。なにか理由がないかぎり、こんな長いピザ焼かないな!と。ワクワクしてきました~!
そして、夜は夜で111mピザの網つなぎの内職をキラメキ祭り会場でやりました!同期の女の子たちにも手伝ってもらい・・・
お酒のみながら、八代アキ(お祭りゲスト)の歌を聞きながら、針金をつなぐのでした。
参加した皆さま、十勝ピザ立国チームの皆さん、それからチームほんべつ111の皆さんお疲れさまでした。
本別町の半端でない(数字は半端ですが・・・)111年の歴史にアドバンテージを感じたのでした。
The Road To 日本一長い111mピザ(練習編)
そうだ!皆で長いピザ創ろう!どうせだったら、本別町開町111年にかけて111mのやつを!
という思いつきは、ミステリーサークルを創った際に生まれた強い意志。
こんな感じの予告記事を十勝毎日新聞社がだしてくれた。
役場のM君に電話したら、「そうですね~本別町111年ですね~」なんて聞いて完全に火がついた。
開拓から111年。このゾロ目、ミステリーサークルアート実施、「ゆめちから」の力、なにか変なパワーがまたまた起こったでした。
ただ今回は、うちの敷地内じゃなく、町の施設や本当に多くの協力者や協賛者に恵まれないとできないなとも思った。
まずは、練習。そして知ってる人に聞いてみようと、
私はこの長いピザの世界的?先駆者の十勝ピザ立国チームの代表の岩田さんと京谷さんに7月に上旬だったかお会いした。
聞くとこのチーム凄い!なんせボランティアで十勝の食材でピザをつくりまちおこしにしよう!という実際ピザを焼き、地域の活性化まで潜在的にお手伝いしよう!というめちゃめちゃ熱い人達だった。
ほぼ全ての十勝管内の長いピザはこのチームが後ろ盾どころか、実際にやってきたようだ。十勝・大樹町役場主催の70.5mというのもこのチームが先導し達成。今回は111mと100m超えというのも「何かが見えるかもしれない!」とただならぬ気合いを感じた。
ただ、「そんな簡単でないよ!」ということで、練習しましょう!となり、日程を急遽組むことに。
8月29日(雨)の中、うちの倉庫で焼きの練習と流れをチェック。
最初に断わっておきたいのは、我々はこれが誰も本職でないこと。我々チームほんべつ111は農業者中心、十勝ピザ立国チームはサラリーマン中心。だれもピザに精通している人はいない。逆にこれが本職だとやれないイベントなのだ。
大人の楽しくとも真剣な学校祭そんな感じて受け取ってほしい。
この日も、十勝ピザ立国チームのオレンジつなぎをきた岩田リーダーと村椿さんが合流。
指導するかたちで、長ピザの流れを伝授してもらった。先日の小学生とのピザである程度は理解できたいたので”な~るほど~”ということがいっぱいあった。
この日は、門前農場の門前さん、小笠原牧場の徹ちゃん、本寺畜産のマサ、伊藤農場の伊藤君、農大の荒井さんと私が本別からは参加。
皆、野菜(農大)をきって、チーズ(明治)、を準備。お客さんの流れ、生地作りの流れ、焼成後の流れをチェック。
窯の温度も☑だし、おき火式に変更し、PGA(ピザガイダンスシステム?)を設置。
流れとともに、それぞれのウィークポイントや注意点をあらいだす。
この日、空手少年団の子供達が夜食によってくれて、皆たいらげてくれた!押忍、美味しいっ忍!!
この日のピザは正直、上手くいかなかった。生地(冷凍)と野菜ののせすぎ、火の管理調整等反省点も多かった。でも練習だからいつも以上に失敗やイレギュラーがおこったほうがいい。よ~し次はキラメキタウンフェスタで11,1m焼きだ!
ミステリーが”スロウ十勝”の表紙飾る?
8月出版の北海道や十勝を代表するローカル超専門雑誌のスロウ十勝版の表紙に当農場の「ゆめちから」の畑がすっぱ抜かれました~
パチパチ~!!
しかも、ただの「ゆめちから」畑じゃありません。
ご存じ!(じゃない方もいると思いますが)、とかち夢宙人たちが創りだしたミステリーサークルアート2012のあの畑です。
出版社のソーゴー印刷さんから電話あり、なんでも”三社怪談?”的なものをやりたいとか。
今回は小麦の関係から、①生産者はうち前田農産⇒流通・製粉は株式会社山本忠信商店⇒パン屋は帯広市のはるこまベーカリーと私と、山本社長と栗原さん3人のそれぞれの想いや十勝の小麦の将来像なんかをミステリーサークルの中心円で語ろうという形になりました。その時の写真が表紙になったわけです。
とにかく、読んでみてください。
ローカルちっくでありながら、やっぱり地域をつくるのは地域の現代人であり、それを伝えていくのも我々の仕事なんだとそれぞれが認識したうえで十勝人としての誇りみたいなことを語っています。
ちなみに
他の記事でも、
1.帯広市畜産大学あぐりとかち脇本さんの夢
2.十勝輸出プロジェクトシンガポールツアー
なんかにもでてきます。
夢ばかりじゃだめなんだけど、夢をみなきゃもっとだめなのかもしれません。
「ゆめちから」収穫!ガンガン行きますよ~!
ゆめちからの
今年(H24)は7月29日~8月4日まで。
昨年(H23)は7月26日スタート。
一昨年(H22)は7月22日スタート。
H22は受粉から登熟期までが暑く旱ばつ、H23もその傾向が強い。
今年はというと順調に生育が推移した感じがある。
根も痛んでいないようで、茎の水分が残った状態(青い)の茎での収穫が多かった。
H24産ゆめちからは、約
背丈:穂首まで約76cm
穂長:9~11cm
段数:9段
平均収穫水分:20~25%
ということで、去年にくらべるとそんなに条件的には変わらないのだが、粒の大きさは間違いなく今年のほうが大きかった。
背丈が去年よりも数センチ高い感じがみられるが、適度な雨がそうさせたのか、それとも6月下旬から、7月前半まで涼しげだったけ。とにかく早上がりにならないよう、追肥もNセンサーを利用して施した。
とにかく無事に、しかもノゲをほぼ心配することなく「ゆめちから」は収穫された。
こりゃ成分結果も楽しみだ。超というほどタンパクが高まっていれば、努力が実った形だ。
それは10月にはわかるだろう!パン屋さんたちまっててね~!!
もちろん深夜まで作業は続きます。去年と比べると、スタッフ1人へっただけ大変です。何とかはなりますが、体力が衰えてくるとと思うと心配だな~。これも人確保も課題のひとつ。
それでも途中に何人もの”ゆめちから刈り隊”がやってきた。
源すしの若大将!後に日本一長い111mピザをやる羽目になるとは、この時知る由もなかったのである・・・続
帯広市のはるこまベーカリーの栗原オーナー。ここのバケットは絶品。それにうちのキタノカオリのチャパタや春よ恋の角食パンなどもかなりの人気で美味しい。各小麦の特性に合わせて美味しいパンを創ろうとしている熱血パン屋さん。
「十勝パンを創る会」の会長でもある。念願のコンバインどうでした?
それから、アレ?マジ?なんでスーツにネクタイ?
サラリーマンNEOみたくなってますけど、東京から本別にとついできた会計士の内田君。彼も町おこしや地域の行事に積極的にかかわり、良い提案をするアウトサイダー。うっちーのようなよそ者目線からの、この地のメリットを見る目が地域を変えてことになるかもしれない。どんな形でコラボできるか、私も楽しみだ。
ミステリーな仲間たちも大勢きてくれた。これも地域の産業や小麦を知ってもらうため。
出来る範囲でいいから農業の魅力を発信していくのも我々の役目かもしれない。
とにかく、収穫は順調、順調!
「ゆめちから」のミステリーサークルにファイターズのBB君が!!
ついに今年の小麦の収穫開始~!!
予定では、ゆめちから⇒きたほなみ⇒キタノカオリ⇒春よ恋⇒はるきらりの順に収穫してきます。
トップバッターはゆめちから、それもスペシャルなやつ。
そうです!あのミステリーサークルアート2012の舞台?になった12番の畑の収穫から開始です。
まず、やってしまったのが後部のストローウォーカーのハッチが閉まっていて、藁がでずさっそく手作業で藁を取り除きどっと汗。
初歩的なミスをしてからガンガン開始に。
今年のコンバインの調整(TX66)変更点は大きく3つ。
①シリンダー回転850rpm⇒去年は約800rpm:高回転理由は穂ちぎれが少なく、ゆめちからのノゲ対策としても効果的なのかを知りたかった。また、穂の下側の揉みきれない未脱穀粒を極力ないようにしたい。
②風:800rpm⇒去年770rpm:容積重が高そうな(太りが良い)小麦が多く、軽いやつならとんでって構わないくらいの調整にしてみた。夾雑物<ゴミ)も少なく良くなった。
③コーンケーブクリアランス10mm:昨年とほぼ変わりない。ちょっと湿気で渋くなると9mmに変更した。
という中で刈りとりスタート!
とおや?!
なんでやねん!ファイターズのB・B君がミステリーサークルにいるべさっ!
しかも、得意げにハンドル握って、「ゆめちから」を収穫!!
こういうサプライズってあるんですね!なんだか各町村廻ってファイターズの試合の時に球場にその町を流すコーナーがあるらしく、役場通じてきたみたい。いや~でもあの31度もあった中、ジェスチャーだけで会話するのは辛かったわ~なんせ初日でテンぱッてたし。これで今年のパリーグ優勝まちがいないと確信しました。
それから、それからスペシャルゲスト、デジタルグラフィックス社の河村さん家族。
ミステリーサークルアートを写真で本当にアートしてくれた方。十勝を応援してくれるその姿勢に感謝です。
こんなことしかできませんが、せめてもの恩返しとコンバインに乗りにきてくれました!
それから、うちのボンズたちを乗せてガンガンゆめちからを収穫していきます。
お姉ちゃんが「ゆめちから」を収穫し、
長男が「ゆめちから」を同じく収穫。
そしてこれで見おさめ。ミステリーサークルアートの看板の前でパチリ。
アートにした部分もしっかり刈り取らせてもらいました。これもミステリーサークルアートに参加してくれた皆さんへの約束。
こういう状態でもコンバインの能力は凄いんですね~!
そして、ミステリーサークルアートの首謀者たち”とかち夢宙人”を代表してバイトしにきていた二人にゆめちからを収穫してもらいましたよ~。こういった経験も学生達にしてみれば楽しく、辛い?思い出になっているでしょう。でも体験が一番よいのです。文字や写真じゃ面白くない。第一線が一番面白いし、感動があります。川本くんに・・・
東京出身の清水君。今の学生はすれてると思いきやなかなか骨のある奴もおおいのです。カッコつけてる暇はない。ドロンコになって青春を謳歌してほしいですね!ここだとホントのドロンコばかりですが(笑)。
「ゆめちから」とは次世代の若者たちです。もっともっと尖ってもいいと思う。元気に活動的に失敗を恐れず、若さで行動力で世の中を変えていく人達を、この小麦は応援します。是非、夢のパワーの凄さを胃袋から?感じたい人、いっぱいたべてください!夢も希望もパンもおなかも脹らむのがこの小麦の凄さだと勝手に私は信じ込んでますから~!!!
十勝ベーカリーキャンプ2012inミステリーサークル?
今年も十勝ベーカリーキャンプ2012が開催された。
7月6日と例年よりも2週間ほど早くの開催だ。
このキャンプは今年で4年目になる。
帯広市役所の産業連携室が旗振り役となり、民間の農家、パン屋、流通業などが会を運営してきた。
私は正直、めちゃくちゃ気にいらないことがこのキャンプにはある。
それは小麦ツアーが”オプショナルツアー”という項目なのだ!
実行委員をやっていて文句をいうのもなんだが、この地に来てパン屋のキャンプやる意味は正直ないと思う。
講習会なら札幌や東京、大阪でやればもっとレベルは高くなっていいと思う。
十勝産小麦を使おう!とかいってるんであれば、それは流通や製粉会社だけのことでないはず。
小麦畑に焦点をあてるべきで、なぜオプションなのか?むしろ本丸だと自負しているが、きっと過去3年の選定農場(うちだけど)が悪かったせい?もあるのかもしれない。ただ、もっと小麦粉の前の小麦に耳を傾けるべきじゃないかと思う。別に話を聞いてほしいわけでなく、実際の現場をみることの重要性を強調したいだけだ。
ということで、毎年どおりバタバタ始まった。
過去のベーカリーキャンプで
私の紹介してきた畑の小麦たちは
一年目(H21) どっちが美味い? はるきらりVS春よ恋
二年目(H22) 日本のパン用救世主 ゆめちから
三年目(H23) 忘れちゃや~よ!キタノカオリ (ゆめちからの片親)
四年目(H24) 春小麦新品種ってどれ?&ゆめちからでミステリーサークルアート2012 これであなたも夢宙人!?
といった勝手なテーマにそってます。
まず、家前の春よ恋の畑の中の、奨励品種決定試験圃場へ参加者の皆さんを連れていきました。
ここでは4品種×2パターンで管理されてます。
春よ恋、はるきらり、北見春71号、HW5号と後ろ2品種は今後の北海道の奨励品種としてその日をまつことになります。
ベーカリーキャンプに参加する方はいろんな業種や全く関係なく興味があってという方もいます。
ほとんどの方は、小麦なんかマジマジ見たことなんかありません。皆興味深々で聞いてくれるんです。
それから、意味のないような悪ふざけに思われる「ゆめちから」のミステリーサークルへ。
いろんな想い、それがどう子供達に伝わるのか?楽しくなくては心に残りませんが、これも参加者の皆さんにとってはわけがわからない感じの中の、意味ありげなとかち夢宙人たちの挑戦と創造性に驚いた様子でした。
今回の講師の、竹谷さん、山崎さん、栄徳さんにもきてもらい用意した高所作業車からの一望を楽しんでいただいたのでした。
皆でこのミステリーを眺めながら、マスヤパンさんに来てもらい、うちの特性石窯でピザランチ!!
皆さんと懇親を深めながら食事になりました。
前田農産100%のきたほなみ&ゆめちからのブレンドでマスヤパンさんが作ってくれたものです。
「想いを形にする」というのが我々農業者のそして我々の仕事の一部になります。
もちろん小麦を生産することも含め、地域の役にたつことも、商品化することも。
是非参加した皆さんも、小麦畑を思い出しながらパンをやいていただければと思っています。
参加ありがとうございました。
美味しいパン研究工房”つむぎ”からの贈り物
千葉の佐倉に、美味しいパン研究工房の「つむぎ」とパン屋さんがあります。
研究工房と名のとおり、パン屋さんでありながら、しっかりじっくりと小麦と向き合うオーナーがやっています。
竹谷さんがそのオーナー。
パン業界では知らない方がいないくらい製粉や小麦研究に明け暮れてきた方です。
今回、ちょっとしたきっかけをいただき、平成23年度の当農場の小麦粉でパンを焼いていただきました。
いづれも角食パン(一旦冷凍後送られてきました)
①平成23年産 前田農産 春よ恋100%
②平成23年産 前田農産 ゆめちから50%+きたほなみ50%
③(コントロール) 1CW 100% フルフレーバー法
④平成23年産 前田農産 ゆめちから50%+きたほなみ50% フルフレーバー法
注:フルフレーバー法とは、100%中種で中種にバターと練乳が入る製法のようです。
写真の③が大きいのは、パン型サイズの違いによるもの。
パンの品種による食べ比べは、小麦粉を販売するようになりよくやるようになった。
それぞれの小麦やその年の特徴がでる可能性もわかり、かつパン屋さんの技術がいかに素晴らしいかも素人ながら想像できる。
結論から言うと、①の春よ恋が私たち家族では一番美味しく、香りも高く感じられた。
1時間発酵 吸水74% で見た目はパサつきを感じたが、独特のモッチリ感と香りの高さはやっぱり違いを感じさせる。
②のゆめちから50%+きたほなみ50%が反対に味的には、素朴すぎるというより味気がなかった気がした。
1時間発酵、吸水68%。ゆめちからも、きたほなみも期待の新生小麦たちだ。美味しさを引き出すためというよりも、製法によっても潜在能力はアップするはずだ。フルフレーバー法の④と比べると味を本当に感じなかった。
③1CW(カナダ・ファースト・ウィート)これが、いわゆる日本の食パンの原点麦であり、一番なじみのあるパンである。
吸水67%フルフレーバー法
つむぎさんに焼いてもらったパンは非常に食べやすく、美味しかった。きっとスッと考えることなく食べられる食パン。
焼き色も濃すぎず、薄すぎない美味しそうなパンの出来上がりだった。またハリというかボリュームがでたいよ~と主張している感じ。
④ゆめちから50%+きたほなみ50%
吸水66% フルフレーバー法
②の配合と同じながら、美味しさは断然こちら側だ。
”中種にバターと練乳”という乳質が入ることによる味や生地の変化は大きいようだ。
③の1CWとも違う、味の美味しさがあり、ちょっと”あれっ今日のパンなんか違うな~”という印象が残る感じでした。
シンプルにわかったことは、
1.パンの美味しさはデンプンの質の美味しさ。
フランスパンのバケットが美味しいのはデンプン質に関係がある(竹谷さん)⇒品種特性ならびに土質や風土もまた起因するかもしれない。
2.製粉もまたパンの美味しさの重要なエレメント。
タンパクが高いのはアミノ酸の量に関係するが、美味しさがそれとイコールではない。
灰分の数字によっても美味しさは変わる。きっと人間は食糧摂取のみならず、食事を美味しくいただくためにふすまのような雑味も香ばしさや美味しさの中にとりくめてるんだろう。
3.製パン技術も重要。
それぞれの業態で美味しさを引き出すことは重要なことである。
これは正直、難しい。職人でもないし・・・ただ農業の現場にもにているかもしれないな・・・。
いつも思うがこういう活動はいろんな方にお願いをしたり、実際やってみたりすることだと思う。
正直言うと、毎年同じ作物を取ろうとも思ってないし、同じなわけないと思う。
自然の中での不自然はいつもあり、そのための安定性を出すために、育種の人がいて、我々生産者が土作りをして、製粉メーカーがより良いスペックにあわそうと努力し、パン屋さんが製造法を粉に合せてやっているんだと思う。
つむぎの竹谷さん、大変ありがとうございました!!
今年のベーカリーキャンプお待ちしておりま~す!
ゆめちから 焼き比べ by akiko
ほなみと揺れるユメチカラ~♪
「ゆめちからの歌」の歌詞にあるように、ゆめちからはきたほなみとブレンドするとパンの膨らみが良くなると言われています。
我家の1斤用のホームベーカリーでも実験してみました。
まず、ゆめちから100%の食パンです。
高さ15cm。
高さはやっぱり出ないですねぇ。
でもモチっとした食感が美味しく、小麦の良い香がします。
そして次は ゆめちから50%、きたほなみ50%
高さは17cm。100%より+2cm。
なかなか良い顔です。バターの香がして、ふわふわ柔らかい。
昭和に食べた食パンの味です。
最後は、ゆめちから20%、きたほなみ80%。
高さは18㎝。100%より+3cm
50%の時と素人目にはあまり変りません。とってもノーマルな美味しい食パンです。
もし2割のブレンドで食パンが可能なら、
ウドン用のきたなみをゆめちからの4倍分をパン用に転用できるってことでしすね?!
日本人が国産小麦のパンを食べる機会がぐぐっとふえますね。