BREAK DOWN!

1月に入り、新体制を組まなければならい。
“できることからやる!”以前からの引き延ばし案件は必ず処理する!と心に決めていた。
去年の3月から作業入り、それからシーズンインで延ばしに伸びていた。
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今年初めの仕事は、”ぶっ壊す!”ということから始めた。
そう、あのお世話になってきた休憩小屋を解体する日がきた。
建物自体は50年近くになる。昔は泥に藁(わら)を混ぜ込んだ土壁できたものが多いが、家のは其の当時としては画期的な家だったと思う。
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なんせモルタルがはってあるだけ!!もちろん断熱材やガラスウ-ルなんて入っていない。
今ではありえない家というより倉庫だと思うが、皆でこれに肩寄せ合ってすんでいたのだから昔の人はタフで凄い。
写真で見る通り、途中で壁の色が変わっている。
これは両肩口おろしの屋根を途中から、片方の肩口にリフォームしたものだ。
理由は簡単。雪の問題。前の母屋と両方の落雪が問題になる。
しかも突貫工事でやったらしく(もしかすると耐震の関係と断熱効果UPのため、のこしたのかもしれない))そのまんま屋根の木材をかさ上げした感じだった。
この建物、500mくらい離れたところから、トラクターで引っ張ってきたそうだ。
木材を建物下に当てて、”ズズズーなのか、ガリゴリっなのか”砂利道をきたようだ。
実際にきたのは37年前くらい。
凄いのは、コンクリートのベタ打ち(基礎のコンクリート固め)を自分たちでその当時はやったらしい。
実際に水平を保てるよう、若干の補正部分がうかがえた。
それに水際対策もされていて3cmほどベタが家枠の分だけ、かさ上げされていた。
その甲斐あってか、地べたに密着している部分以外はほぼ腐れがなかった。
“ほほ~ん!昔も皆知恵使ってたんだな~。”と壁(タイガーボード)をはがすと当時の製材された木材がでてくる。
やっぱり、不揃いなものも多く(というより廃材利用もあった様子)、カラマツ(北海道を代表する針葉樹)の皮つきの製材されたものも中にはある。
自宅⇒援農さん(パートのおばちゃんや農大生)の休憩小屋、実習生の住居、漬物小屋、年末恒例餅つき、ゆでトウモロコシのシンジケート?といろんな役目を果たしてきた小屋。だるまストーブで暖をとり、ああでもこうでもないと雑談が弾んでいたに違いない。
その役目もだんだん少なくなり、作業機械の大型化によりスペースが必要になるのもあって解体をした。
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実習生の部屋の時は、ユニットのお風呂。きっとこの風呂でも農作業の疲れをいやせられたに違いない。
鉄、モルタル、アルミサッシ、タイガーボート、木材に分けて解体した。
当時はどのくらいかかって、作ったのだろうか。壊すのは一瞬に近い。ものの一週間かそこらだった。
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ユンボで最後の雪下ろし。
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水道、灯油管をやっつけないように、ベテランスタッフが解体。
自分達の愛着のあるものを処分するのは気がひける。
でも新しい何かをつくり上げるのに必要であれば、壊すのも捨て去るのも重要だ。
思い出だけ大切にして、ありがとう!!
また集いの場所は創ります。
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すっかりきれいになりました。