“きたのおとめ”って誰?

“きたのおとめ”と聞いて私?!と思ってはいけません。
それは小豆の品種のこと。北海道産小豆使用とか、十勝産小豆使用という言葉にはその裏もあります。
北海道を代表する”エリモショウズ”は、文字通り襟裳岬のような寒冷地でも立派に育つたくましさがある品種ですが、病気に若干弱いところがあり、まづ連作を続けるようなことはしません。きたのおとめも病気につよいといっても油断は禁物。
 ”きたのおとめ”はエリモショウズを母親に、父方に落葉病に強い製餡適正の高い品種。
今年はこの2品種を育ててみてました。きたのおとめは7年ぶりの畑。エリモは9年越しの畑をチョイスしてみました。
発芽して子葉の間から本葉がでてきてます。茎葉についている斑点は、雨ふったあとにはねた泥です。
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途中3度のカルチといって除草作業を機械で行い・・・。雑草を取るのと、水はけを良くするよう心がけますが、機械処理ですので、運転の仕方や機械の調整によっては大失敗することもあります。土の水分、雑草の草丈や種類、その後の天気と作物の成長などいろんな要素の組み合わせがあって最終的な評価になる作業です。
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援農さんのベテランパートさんに2回圃場の草取りをしてもらいました。
この作業は今年大変きつく、まず急激に6月から暑い日が続き、さらに雑草の成長スピードもかなりの速さ。
広い畑を一歩一歩確認、雑草を確認しながらの作業です。収穫を楽しみにしなければなかなか続かない仕事です。
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黄色い花が咲いたら、莢がつきだすサイン。小豆は大豆や金時と違い、長時間にかけて花が下にも上にもつきます。
今年は暑いせいなのか、莢つきは多く、しかしながら莢の長さが短い感じ。
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平年よりも10~15日くらい早い成長をみせて、あっという間に畝がふさがってしまった感じ。
晴れた日が大好きな豆類なので受粉時期に晴れているのは最高。でも暑すぎて熟期まで早まってしまうのでした />
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莢の中の種もすっかり赤味を帯びて、美味しさを感じます。今年は実は熟して、茎葉が青々とした収穫となりました。
それは次のレポートで。これがきたのおとめちゃん。食べたくなるくらい可愛いでしょ?
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