讃岐うどん職人がやってきた~!パート2

11月15日夜、その日は前日の讃岐のうどん職人”おか泉“の岡田社長の講和を聞いた。
創業者の話はいつも波乱万丈で激しく強く、壮大な夢とロマンスがある。
讃岐うどん職人、岡田さんも苦しく売れない時を経て今の大繁盛店があるようだった。
 困った時は常に原点に回帰する。
“すべてはおいしいことからはじまる”というおか泉の理念”美味しいうどんを出すとはどういう意味なのか?!”自問自答し実践することが人を次々と笑顔にすることなんだなと思った。
 基本に忠実なだけでなく常に行動することが、新たなチャンスをもらえるというより、天に与えられるのだな~と分かってもいないが想像してしまった。
 懇親会にも突然だったが参加させてもらい本別町の食で町おこしのメンバーたちと岡田さんを囲みながら盛り上がった。職人として経営者として悩み走り続けていることも、こんな若造にいろいろ小麦や”きたほなみ”の特性なども話してくれたり、聞いてくれたりして大変貴重な時間を過ごせた。
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 16日の朝。飛行機が早いこともあったが、どうしても実際土に根をはっている”きたほなみ”の畑を紹介したく、5分だけ時間をもらった。現在6~7枚くらいの葉をだし、寒い越冬ごえをしようと養分を蓄えてる生命の強さを感じてもらえればと思った。
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 讃岐のうどんを作っている人でも、”きたほなみ”という品種を知っていたりつかったことのある方は実際には少ないとのことだった。北海道産小麦=きたほなみがブレンドされてることも知らない職人もいるとか。確かにある粉つかって、そのブレンドネームさえしって、ちゃんとしたうどんができればそれで職人は良いのかもしれない。
 がしかし、生産者としては”きたほなみ”ちゃんを知ってもらいたいしアピールしたい。
 今回のような繋がりがより讃岐うどんの強いコシを生む、秘密の一つになればと思う。
“おか泉”絶対行こう!!
 またこの農産物ブランド推進協議会は、帯広市にあるNPOシンクタンク”あうるず”の協力の下進められている。代表の菊池さんや担当の井上さんにも多大な協力をいただいた。というよりこれからもいただくのかもしれない。
結局ブランドつくりは、人つくりがないと始まらない。感謝、感謝です。 

TPPとライムケーキの関係

野田首相がTPP(環太平洋連携協定)に参加表明した11月11日。
ライムケーキを畑に撒くことに決めた(ライムケーキ散布はうちだけのはなし)。
二つの事柄、関係ないようであると思う。
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ライム(LIME)=石灰 ケーキ=その塊状のことをさすんだと思う。
このライムケーキ、砂糖をつくるビート工場からでる副産物だ。
ライムケーキとは?(独立行政法人農畜産業振興機構文章参考)
てん菜から抽出された糖液の中には、砂糖成分以外に有機物や色素等が含まれている。糖液から砂糖の結晶を効率よく取り出すために、あらかじめ糖液内のこれらを除去しておく必要がある。除去する方法としては石灰石を焼成した粉末と炭酸ガスを製造ラインの工程に投入し、吸着させて取り出している。これを脱水したものをライムケーキ(炭酸カルシウムが主成分)という。
 要は炭酸カルシウム(カルシウム38%)とほぼ同様の成分ライムケーキ(カルシウム32%)で立派な肥料である。これを土壌のpH改善や作物のカルシウムの補給に 利用する。
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 予め土壌分析しておき、目標とするpHやカルシウム割合(土壌中の)までのライムケーキ投入量を計算する。かつ来年度に向けての土作りの一環となる。その昔はベトベトのとても利用しづらいものだったらしいが、現代では均一な火山灰のようなサラサラとした状態だ。これを製糖工場から各圃場で10tダンプで運び、専用の機械で散布する。
今年は7圃場が対象畑だった。
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 SRU(ソイルリサーチユニオン)では土壌のバランスを重要視しているため、石灰だけの投入だけでなく、マグネシウムや微量要素も考慮しなければならない。また、作る作物や土質によっても投入量を気をつける必要がある。軽い砂っけの多い畑は有機物も少ないため、いきなり畑が変わってしまう可能性もあるからだ。
 また機械や粉末状の特性と作業準備期間、畑の状態と次年度までの肥料の浸透を考えたとき秋口に今年はなった。早速タイヤショベルでライムスプレッダー(機械名)にライムケーキを積みこみ、散布。
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 この機械は堆肥散布する(マニアスプレッダー)の改良版だ。
均一に約3.5~4m幅くらいで散布できる。
 TPPとの関連は?というとビートは従来から政府干渉作物だ。
もともと終戦後、甘味料がないことからビートがヨーローッパから導入され今日に至っている。
関税率も高く、今回のTPP参加によりビートの今後は危うい。
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 TPPの問題点は正直わからない。関税撤廃によって困るのは農家だけでなく、第一次生産をしている市町村なら少なからず影響はある。特に北海道はその代表格だと思う。でも政策は国の方針だ。どんな政策も一長一短ある。
議論つくされることもないと思っている。
 重要なのは、こういう体質から独立していかねばならない重要な過渡期として具体的に何をするかだと思う。
ただ、ビート産業がなくなれば地域の雇用や生活に大きな変化がおきることは間違いない事実だ。このライムケーキも非常に安価で優秀な肥料(土壌改良剤)だから、この先手に入らなくなればかなりの痛手になる。
 北海道は日本唯一の甜菜生産地だ。お砂糖の故郷”北海道”が故郷じゃなくなる日がくるかもしれない。しっかり作って、しっかり食べてもらい、しっかり畑に循環させる、そういう取組は今後も必要だと思いながらトラクター作業するのでした。

讃岐うどん職人がやってきた~!パート1

11月14日に本物の讃岐職人が本町に来てくれた。
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田舎に住んでいると本物に会えない?なんてことは全くない。
実際はこちらの現場のほうが、本物により近い体験ができることもあるのだ。
ほんべつ町はこういう企画やイベントが大好きだ。
実際に町のお祭りも多く、夏場は月一回の”夜デカケナイト”なんていうシャレた商店街のおまつりもあったりする。
今回は町内の農畜産物をつかっての実践講座。
4~5回にわたって、今シーズンはやるようだ。その一回目は小麦を利用。
しかも本物の讃岐の職人を呼んでの話だ。
今回の講師は香川の宇多津町にある”本格手打ちうどん おか泉“の岡田社長がこの町に来てくれた。正直、うどん用に開発された品種”きたほなみ”を生産している農家なのに、実際にきたほなみで讃岐うどんを打つ職人にあったことがない。まさに光栄中の光栄だった。”おか泉”と聞いてしらない人はいないのかもしれないが、私は恥ずかしながら全く知らなかった。わざわざ職人まで呼んでこなくたって~と甘い考えは最後に食べた”おか泉”のうどんで覆される。
昨年も講義によるマーケティングの勉強会みたいなものはやったが、今回は実技。しかも、うどんとして開発された”きたほなみ”を本別産のもので作るのだ(今回の小麦粉は町内の三井農場と前田農産のもの)。
早速、おか泉の岡田社長に手ほどきをうけた。
この道何十年のプロ。しかも分かったのは情熱とプライドをもったプロの中のプロだということ。昨年も日本の豪華客船”飛鳥Ⅱ”にのって日本の讃岐の味を世界の人々にふるまったほどの方だった。
 おか泉のパンフにもあるが、”うどんは作るというより、育てるもの”とある。岡田社長もしきりに言っていた。なんだか有難い。我々も土を作って育てている感覚がある。
 水入れから、コネや伸ばしや寝かしのポイントを順序良く教わる。ちなみに今回のきたほなみは”なかなか芯のある手ごわい奴”だそうだ。水が入りにくくちょっと間違えるとジャジャや馬娘のように言うことを聞かなくなる。
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 捏ねて万重状態で寝かせて、今度は伸ばす。通称”つの出し”と呼ばれる技術も教わったが、一回やそこらでうまくいくわけもなく悪戦苦闘だった。
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参加者は皆真剣。最後の試食はできたての本別産”きたほなみ100%”の天うどん、海老&地元まいたけ、めんつゆも地元味噌醤油蔵、”渋谷醸造100%”だ。”美味しぃ~~!!”なんていうのは正直あたりまえ。自分達でつくってるその充実感でいわせちゃうのだ。
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それから岡田社長が打ってきた”本別産きたほなみ100%”のうどんも生醤油でいただいた。これも美味い。
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でも最後に食べた、おか泉オリジナルブレンドの讃岐うどん。
不敵な笑みさえこみあげてくる。
“なんだこの美味さ、全然違う!!”
“どうしてこのコシとプリっとした食感でるかな~?”
“やっぱ喉こしってこういうことね”
と参加者は皆、感動して唸っていた。
確かに違う。なんかすごく、”きたほなみよ、もっと頑張れ~!!”と言いたくなってしまった。
 ただ同時に我々生産者も悪い仕事してるわけじゃないな。皆を楽しませてるなという実感もわいた。
そしてこの日は解散。次の日の岡田社長の話にさらに感動してしまうだったIMGP1217.JPG。パート2へ

国産小麦のパン講習会in東京

“国産小麦を考える会”という秘密パン結社?ではなく任意団体が東京にある。
いづれもパンやそれに携わる業界人や大好きな職人たちが集まっている。
“国産小麦”というのだから、テーマは国産小麦。
北海道は代表的な硬質小麦の輩出もここ最近多く、重要な生産地でもある。
 それぞれのメンバーが国産小麦の思いと可能性を共有するべく集まった会。
年に何度かあつまり、パンを焼き、気軽にワインや料理を美味しくいただく会でもある。
 うちにも2年前にこの会のメンバーが”キタノカオリ”の種をまきに来てくれた。
種をまいて、育て、収穫し、粉にして、発酵させてパンにする。
すごく贅沢に聞こえるが、これが本来あってしかるべきである。
特にパンを焼く職人の方には、実際の小麦の揺れる姿を思いうかべて、生地をこねてほしいなと思う。
 さて、この会の講習会があります。以下案内文章です。最後に応募方法がのってます。
是非、是非参加してみてください。うちは今回、キタノカオリとはるきらりを提供させてもらう予定です。
私も参加予定。どんなパンになるか楽しみです。国産小麦を愛してやまないかた、また使ってみたいけどどう使うか戸惑っているというシェフのかたも必見の講習会になると思います。
期間限定で掲載させてもらいます。
国産小麦を使ったパン講習会 2011のご案内
    ー 国産小麦を考える会 :国産小麦のパンの追及ー
国産小麦の会は、これまで有志による勉強会や北海道への小麦種蒔きツアー
国産小麦を使用しているベーカリーツアーなど「国産小麦」にかかわる様々な活動を行なってきました。
実技講習会は、今回は株式会社J-オイルミルズ・テクニカルアドバイザリーセンター
を会場にプロ・セミプロを対象とした3部構成の講習を開催します。
今回の講習で、今後の皆様の国産小麦のパンに対する思いや、パン作りに役立てられたら幸いです。

日時 11月22日(火)  10:00~16:00 
会場 株式会社 J-オイルミルズ
テクニカルアドバイザリーセンター
〒106-0032
東京都港区六本木1-7-27 全特六本木ビル
会費 4000円 (昼食付き:国産小麦のパンと飲み物をご用意します。) 
当日会場にてお支払いいただきます。
参加人数 40名
講師 神田 政和氏  (ベ-カリ-コンサルタント Pain Dojo)
本田 修一氏  (グランハイアット東京 ペーストリーブティックシェフ)
講習内容 1 国産小麦の産地別特性比較 (10:00~12:30)
北海道産、関東産、九州産の小麦の追求
産地別小麦の特性を生かしたパン作りの追求
(昼食・休憩) (12:30~13:30)
2 国産小麦使用のパンの紹介 (13:30~15:00)
オーナーシェフいちおしの商品紹介
栄徳氏 (横浜・山手ブラフ・ベーカリー)
3 生産者として今後の国産小麦への期待 (15:00~16:00)
前田農産食品合資会社 専務取締役
前田茂雄氏
協力企業 J-オイルミルズ、前田農産、江別製粉、日本製粉、熊本製粉、多田製粉、中沢乳業、
ピュラトス・ジャパン、イズム(順不同)
お申し込み先 ご記入のうえ、
(Fax番号) Fax(03-3674-2240)にてお申し込みください。
お問い合わせ先
(PCメ-ル)石田誠次 seiji.ishida@lawson.co.jp
お名前(フリガナ)
貴社名(部署名)
ご連絡先

ビート山のシートかけ

11月5日曇り曜日。
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今年のビートの収穫を終え、ビートパイルも完成。
ビートの山にシートをかけた。
10m×10mと5m×5mのシートがうちにはあって、山のサイズに合わせてシートをかける。
これが結構大仕事なのだ。重さがきっと70kg以上はあると思うがそれを山の上にのせて足場の悪い中で広げていく。
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うちにはユニックとよばれる、トラックにクレーンのついた車があって、それでシートを吊りまず山の上に置く。
それを広げて、飛ばされないように土のうを積んで固定しておくのだ。
子供たちも手伝いがてら邪魔?をしにきた。
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雨や雪が降って凍るとシートはガチガチ。
回収した後でも、春先まで凍ったまんま冬をこすことになる。
最悪なのは出荷直前の雪。運が悪いというか、雪はねからスタートしなければならいないためかなりの重労働になる。
いまでは大抵の農家が、大雪警報なんてでるとシートを剥がしてしまい、雪の布団にかえてします。
こちらのほうがビートにとっても息苦しくなく、雪室貯蔵なのだ。
この日は家族総出で行った。
ビートは12月の出荷に向けてしばし、ここでお休みいただくことになる。

ビートの山のてっぺんで砂糖を感じる

11月4日晴れ曜日。
ビートの収穫も終盤にせまったころ、子供農業体験を行った。
うちの畑は町の小・中・高校に面している。
学校に一番近い畑の都合上もあり、また小学校3年生の総合の時間で、町の基幹産業である”農業”を勉強しようというものだ。そこに地元のほんべつ農協青年部員たちが参加し、先生役や世話人となる。
今年の3年生は農業づくし。夏に酪農家の伊藤牧場で、さく乳とバターつくり体験、春秋には田中農場でじゃがいも植えと収穫体験、新じゃがをアルミホイルでやいてほうばり、今日はビートの収穫体験だ。
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 幸い本別町には、北海道製糖工場(北糖)があり、冬季になると甘ったる~くなんともいえない香りが風に乗って漂うため、お砂糖を作っているというのは子供たちもよく知っているようだった。
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 この日は3年生2クラス、40数名が参加。まず種の大きさや、ポット作業、生育く途中のことや、糖分のことを話したあと、早速収穫してもらった。
といっても、ビートの収穫だ。葉っぱつきの大根を抜き取り、タッピングナイフと呼ばれるナタ刃で、葉っぱを切り落としダンプに入れてもらった。
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最後に大抵のパターンになるのは機械収穫の見学。
人間の手ではあまりに時間と労力がかかる分、機械に手伝ってもらい多くの農産物を適期に収穫することを感じてもらっている。
顔くらいのビート(4kg以上)をとって、”重っ~~!!”というと必死に他の子も重そうなのを探す。
一粒の種はほんの数グラム。それが一個4kgも超えるものになるなんてなかなか信じられない。
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最後に大仕事。
ビートパイル(山)のならす作業。
ビートの出荷には2種類あって。直送(トラックが工場まで運ぶこと)と農家貯蔵といって畑で出荷まで貯蔵する出荷体制があり。今回の畑は貯蔵があった。約700tくらいのビートの山だ。
その上にシートを架ける。なぜかって?一つは乾燥して重量が減るのを防ぐ。それよりも冬場の凍結によって糖分が低下するのを防ぎ、また一度凍って溶けだすと腐れの促進にもなるため、シートをかけるのだ。
 またこの時期は北、西から強い風が吹きやすく、パイルの凸凹があると風が入り易く、まくられ飛ばされる。
だから上部をある程度ではあるが、手でビートをほおりなげて平らにする必要があるのだ。
青年部の仲間には”お前、自分でやれよ~~~(怒)”とつっこまれたが、
きっとあんな凸凹の山に登れるのは楽しいだろうなという感覚があってやってもらった。
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我々だって、年に一回の作業だ。つらい作業も皆でやればなんだか楽しいはず。
やればわかるが、円錐形といえども不確定な形ばかりのもの。足をくじく可能性もあり、まずは体操。
“オイチニィーサンーシー!×2”
子供たちも、ワイワイ言いながら登って、低みにビートを投げ入れてくれた。
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先生も”これって普通の仕事でもあるんですか~?”と不思議そう。
でもあるんです。ちゃんとやらないと、雨や雪で水たまりができたり、その部分が凍ってシートがやぶけたり作業が難航すしたりと大抵後で困ることになります。
最後に標高3mビート山の頂上?で記念撮影。パシャリ。
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北海道製糖のグラニュー糖は”ほのぼの印のお砂糖”ということも覚えてもらい授業は無事終了。
注:昔ほのぼの君というキャラがいたことから。
田舎のテーマパークは畑や牧場なのを農家も活かすべきだなと思ったのでした。
3年生の皆、農協青年部よありがとう!!
後日談:早速3年生たちからお便りをいただいた。
全部は紹介できないが、すごく感心した。
畑の中で話したことをちゃんと覚えていて、それをレポートにしたり、皆それぞれ印象に残った絵を描いてくれていた。
よく視察に行ったり、研修の一環として受け入れをするがいつも思うのが、時間の大切さと真剣さだ。今回も子供たちは疑問や質問をノートに書いてきて質問する。相手がだれで、何を聞きたいのかが明確になってないのは逆に大人の世界かもしれない。研修しただけで満足感が得られるようでは意味がない。せめて子供たちのようにメモをとるとか?一番聞きたいことだけはどんなに緊張しててても聞くべきだろう。
 子ども達の感想レポートもそれぞれの思いと、アイディアがつまっていた。3年生になるとここまで理解できるんだなと改めて感心したし、また”なかなかできない体験”という題をつけた子もいた。確かに機械作業が中心なうえ、重量作物とあってできない体験には違いないが、もっとこういう機会を増やさないと、地元や田舎の一次産業は理解者や応援団は全くできないと思う。農業はコミュニティの一部だ。長くなったけど、以下子供たちのレポート(抜粋)
3年生の皆さん、本当にありがとう!!
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森本まどかさんツアー2011

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10月17日曇り曜日、札幌のパン講師”森本まどか”さんの十勝ツアーが開催された。
前日から十勝入りし、満寿屋パン麦音店にて十勝の小麦を使った講習会をし、本日午前中に当農場にやってきてくれた。森本さんのアトリエはこちら→ポチ
総勢18名ほどで、皆さん無類のパン好き+森本さんの魅力的なパワーに引き寄せられ、遠く本別町まできていただいたこと、本当に感謝しているところです。また、家族にまでお土産をいただきまして、どうもありがとうございました。また”はるきらり”限定”ゆめちから”の小麦粉も手にとっていただきありがとうございます。
是非感想をきかせてください。
“はるきらり”なんかは、あのゴンドラ?にのって機械をメンテしたものです。
そういえば小麦を詰まらせて、派手にこぼした記憶がよみがえってきました・・・。
早速、黒大豆(祝黒)の収穫をしてもらった。
鎌をもってもらって、株を切り取り莢をとって、大豆を取り出してもらった。
その手の作業はプロっぽい方?もいたりして、食に熱心な方達と感じた。
北海道といえども、農業というよりまだまだ農家との距離はあるんだなとも同時に感じた。
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 それから、ビートを収穫してもらい、砂糖はやっぱり”ほのぼの印”の北海道製糖のグラニュー糖を指名買い?!してもらうお願いをした。念入りに。
 次にパン用品種「ゆめちから」の畑を案内。
冗談混じりすぎの?、小麦の裏側を聞いていただいた。
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生産者は往々にして、”消費者は分かってくれない!”と思いがちだが、それは大きな間違い。
我々自体が消費者に近づこうとしてない実態もあるのかもしれない。
 それから本日のランチを、満寿屋パンの杉山さん、天方シェフにお願いして、石窯でピザをやいてもらった。
「きたほなみ」&「ゆめちから」のゴールデンバランスでブレンドされたピザ。美味しい!絶賛ピザ!
それから、お腹の大きいうちの妻の自家製白金時の野菜スープ。冷えた体に温まるスープだった。
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 皆さん十勝の新発見が多くみられたようで楽しそうだった。
また森本さんの今回のツアーは”フードバレー十勝”(帯広市の事業)の一環のツアーで、今回が4回目。
うち今年は3回当農場にツアーの方々がきてくれたことになる。
全然気にしなかったが、いろいろやってる感じがわいてきた。
十勝や農業の魅力発信になっていれば当農場としても嬉しい限りだ。
早速、地元の新聞にものっていましたよ~。
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 是非またお越しを!もっと楽しい企みをしていますから!!!
 

Azuki ちゃんたち収穫。

9月下旬から10月上旬にかけても、週一で必ず雨がふる状況がつづいていた。
土が乾いたかな~と思うと、必ず雨。
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5月にまいた小豆も9月下旬と上旬に分けて収穫となった。小豆って莢にはいっていて、莢が乾燥していないと未脱穀といって、収穫機械からのロスが発生します。今年はコンバインで収穫。朝梅雨があがって莢が乾燥しだしたら収穫のサインです。夜露が夕方上がってくるまでが勝負。集中です。写真は9月下旬のエリモショウズ。葉っぱが落ちて青さやがなくなったら収穫です。IMGP0462.JPG
今年の傾向として感じたことは・・・
3種類まいてみて、
きたのおとめ:9月下旬に収穫。収穫時の葉落ちも良かったが、エリモショウズよりはひと回り小さい。
       馬の背(豆の背中がとんがったようなもの)もなく、虫害も少ない。
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エリモショウズ:10月上旬収穫。おとめと比べると1週間ほど遅い感じだった。晩生ということもあってかもしれないが、夏場の暑さと気温が幸いして良くとれた。昨年(平成22年)の超のびた茎からすると、収穫には丁度良い丈で実の張りも良かった。小麦と同じなのか、今年は晩生品種に軍配がありそう。
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ほまれ大納言:大納言って品種あるのしってました?”アカネ、とよみ”などもあるんですよ。
       今回は”誉”とサウンドの良い大納言を選択。もちろん大納言なので小豆よりもふたまわりくらい大きい。ただ、茎が太いのと分枝がでているため、収穫はしずらい傾向にあった。粒の大きさには確かに惹かれるよね~。
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3品種とも、茎がある程度生きているうちに収穫に徹した。茎が真っ白になって(通常枯れ切ったじょうたい)になってしまうと小豆もこげ茶色みたいな黒々しい感じになってしまうからだ。やっぱり”レッドダイアモンド”は赤いほうがいいですよね。
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収穫した小豆はコンバインのタンクの中にぎっしり。そこからメッシュのパックにいれて・・・・
収穫されたものの中にはまだ青い状態(水分が多い)のものもあったりします。
そこで、うちでは乾燥を施すために暗渠パイプをパックにたてておいて、風力乾燥機(風圧利用)で乾燥をします。
豆たちじしんも、調湿といってお互いに水分を均等にしようと頑張ったりしてくれてるんです。
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集英社LEE11月号に掲載されました♪ by akiko

現在発売中の「LEE11月号」宜しかったら見てくださいませ。P214、P215のカラー2ページです。
LEE web サイトでも動画を見ることができます。
私のインタビュー映像は見て頂くには、恥ずかしいのですが・・・
さすが、集英社のプロの方々が作ってくださった映像!
小麦の収穫シーン、本別町のマスコット元気くんや、本別町を一望する夕暮れの風景など、盛りだくさんの映像になっています。
私が参加させてもらっている、十勝キャリアデザインネットワークの素敵な先輩方にも集まってもらっています。
フードソムリエの北村貴さん
森田農場の森田里絵さん
十勝菓子工房 菓音 甲賀静香さん です。
私の先を走って行って、彼女たちの背中を追いつつ、影響を受けています!
撮影はますやパン麦音店で美味しいパンを食べながら。
十勝の親善大使になった気分で、あれもこれもと紹介したい人や物がいっぱい。
編集の畑江さん、ライターの水島さん、カメラマンのお2人にも、わがままをいっぱいきいてもらい、2ページに詰め込んでくださいました。
ネットの普及、そしてスマホなど新しい便利なツールがどんどん生み出される今。
田舎にいても、最新の情報が入ってくるようになりました。
私の夢の実現率は30%!何もやってないじゃんって数字ですか(苦笑
田舎にいても、子供がいても、仕事が忙しくても、夢を育てていけたらいいですよね。
具体的な夢がない・・・と思っている方も、実はすぐ身近にあるもの。少しづつ育てていくと、見えてくるのかもしれません・・・。
農場では小豆・大納言の収穫が終わりました。
ぐっと寒くなり、これから黒大豆とビートの収穫が始まります。

暗渠は自らの手で!!

IMGP0419.JPG“暗渠”という聞きなれない言葉をしっているだろうか?
農家と土木現場の方ならご存知、畑の排水パイプの施工のことだ。
土の中は暗いということで、暗渠になっているんだと思う。
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秋まき小麦を撒こうと予定したていた畑がぬかるんで入れない。
ということで暗渠になった。
通常は国の制度を使ったりしてやる大規模施工になるのだが、距離も範囲も短いため、自分達で行った。
東中の畑の東側入口付近。15cmの塩ビ管を約60mの分岐、7か所。
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落ち口は明渠から20cm高。深さ約190cm
スタートは約120cmくらいだ。
IMGP0420.JPG暗渠施工の方法
1.水の落とし口と深さを決める。明渠ギリギリだとあとでパイプがつまる可能性あり。
2.一直線に集水管の位置を決定。スタート位置の深さも決定。
  100cm以上はないと、サブソイラや冬場の凍結でパイプが上がってくる可能性あり。
3.ユンボで道付けし目印にして、ひたすら穴掘る。これはベテラン技が必要徐々に傾斜にするため。
4.暗渠管施工、分岐管も入れる。分期間位置きまれば、その分の穴掘る。
5.暗渠用のビリ砂利を暗渠パイプを覆うように50cm高さくらいまで入れる。
  この時、深さ位置を決めるのにカラースプレーで色つけると作業しやすい。
6.砂利をならしたら土入れ。あまり粘土の強いものはいれない。
7.ユンボやブルで鎮圧して完了。
といろいろあるのだが、要は大人の真剣な砂場遊びみたいなもの。
ダムを作ってそこから水をどう流すか、それのおおがかり版だ。
農林水産省の事業費用の中でも、こうした基盤整備事業はかなりの金額になり、これで土建業者も成り立っているところもおおい。がしかし、その施工までは早くても、2~3年はかかる。補助事業がなくてもやらないと、来年の作物が目に見えるように悪化するのは間違いない。
待ってられないときは、自分でやるっきゃないのだ。
といいうことで、9月26~29まで2~3人でやり遂げた。
水よ流れなされ~~~
20年は暗渠が生きていてほしいな~~。