続・劇的ビフォー・アフター?!

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前回の続き。
12月13日~18日までは、倉庫の屋根をはる作業。
友人が木材屋にいたり、知り合いが鉄板屋だったり、部落に板金屋さんがいたりとちょっと聞きたいことがあったり、頼みたいところがわかっているのが仕事が進みやすい環境だったりする。
前半は、コンパネを屋根のタル木にはること。
これは、屋根の強度を図るうえで重要だし、いずれ腐食して雨漏りなどを防ぐことにもなる。
風がまともにうければ、鉄板なんて所詮もろいわけで。
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冬場は何が困るか?寒いだけでなく、滑る。
朝晩なんか、マイナスの世界なので夜露や放射冷却現象で、氷柱がたち作業を危険にさらす。
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それから屋根をはっていく。波板トタンを採用。既存倉庫屋根に合わせて施工した。
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手際と度胸を(高所作業のため)すえてやれば、あっと言う間。
あれれ・・・。釘打ちの位置がまがっとる・・・。たまに、釘がタル木からずれとるかも・・・。
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それから、エンジンコンプレッサで大掃除もした。埃というのは積もるものだ。しかも厄介だったのがスズメの巣だ。
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倉庫としては、機械と肥料しかおいていないため食料はないが彼らの巣が天井付近にあった。
ここでも彼らの生命力と知恵の深さをしった。屋根と鉄骨との間に隙間があり、そこから冷気が入る。
そこをしっかり、麦わらやどっかかからもってきたビニールテープで、しっかりと詰め冷気をふさいでいたのだ。
考えてみたら、彼らはまず巣作りから始める。新しい住みかの場所を選定し、自らつくり上げるのだ。
人間は?今だったらネットか、雑誌でアパマン探しになるだろう。
そういえば、うちの初代も岡山県から流れ流れ来た時は、大変な困難があったと思う。
冬場はマイナス20,30度当たりまえ。防寒着だってまともなものなかったろうし・・・。
もし、自分だったらどうしただろうか?ゼロからの出発はできていただろうか?
と鳥の巣撤去に約1時間悪戦苦闘しながら掃除をした。
というわけで、ほぼ完成がトップの写真。
これで機械たちも喜んでくれるはず?!

劇的ビフォー・アフター?!

12月に入りすでにシーズンオフのはずですが・・・。
でも、来年の準備の準備・今年の反省・未来に向けた取り組みとまだまだやらないきゃいけないことでいっぱいだ。
今年はスタッフ揃っているので、思いきって倉庫を立ち上げてみた。
といっても、増築というか改築だ。
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写真はビフォー状態。あとちょっとあればなぁ~と思っていて、実際できるべか?と半信半疑
よく普段の生活でも、”あと何cmとか、何mあればな~”って思うことないだろうか?
本農場とは、遠くの倉庫だが”あと2間分(3.6m)あれば、トラクター+機械がついたまま収納できるのに~”と長らく思っていた。いざ、行動の時。
 もちろん私に正確な測量の仕方や、構造物の絶対強度の知識はないけど・・・。
でも、慣れ親しんだ倉庫にさらに愛着をもって、農作業で疲れ果てた機械たちが少しでも雨風しのげたらと考えるのは、車のガレージを備えるのと一緒。あいつは濡れて、こいつは濡らしちゃいけないとか思ってると、必ずその恨みや妬み(機械にそんなんあるのか?)はシーズン中に帰ってくる。コワ~。
まず、必要のなのはどれだけのつなぎの建物にするか?
寸法が決まれば、材料も決まる。今回は各部材を鋼材、木材、天井板に得意先に分けて発注。
ということで、寸法取りと予測される作業面での手順や道具の手配、危険性などを検証。
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寸法がきまったら、軸石をコンクリート屋さんからもってきて、支柱を立てる穴あけ、それを定位置に入れます。
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上記はコンクリート軸石に振動ドリルでアンカーボルト用の穴開け。
それから測量。CIMG0274.JPGこの時が非常に重要。これが違うと大きく建物がぐらういちゃいますから!やっぱり基礎って大事なんだな~と改めて思ったのでした。ユンボで概算の穴を掘り、糸をはり建物の端端と各支柱を立てる位置に固定、砂利80mmを敷き、さらに砂で高さ調整。軸石入れて固定したら土を戻して、ランマ(振動定圧機)で周りを再度踏み固めます。
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ランマ作業。
それから約一週間は、部材の寸法切りや組み立て、色塗りなど。
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測量作業も大事、大事。縦、横、高さグラつきやぐれを抑えるのに、控えのアングルを全支柱に仮固定してから全ては開始。
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H鋼頭はCチャン合わせをのせるように施工。
いよいよ立ち上げ。高さは4mにもなるので、作業は慎重に慎重に。
まず支柱を立てて~
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伸ばし部分の鋼材を付け足します。通常はボルト締めですが、今回は箇所を溶接。既存の建物ががっちりしてるので、繋ぎ工程を簡素化しちゃいました。
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農作業機械ってすごいです。いろんなことに使えます。高いところの作業の安定感も抜群ですし。
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大分できてきましたよ~。DVC00044.JPG
とりあえず、ほぼ骨組は完成~!!パチパチ~。
あとは、屋根ふきで~す。続・劇的ビフォーアフターへ。
今年中には絶対完成させまっせ~。

”カイゼン”M家対決?

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”カイゼン”という言葉は世界にも通用するビジネス日本語だと聞いたことがある。
電子辞書によるとなになに・・・”悪いところを改めてよくすること”だそうだ。
確かに見渡せば、行きとどいていないことばかり。どこをとっても完璧なんかじゃない。
 農家はほどんどが親子間で、”現場での意思の不一致”。私も父とよく”あの道具どこやった?”とやりあったもので、”俺じゃない、何日か前につかってただろぅ?”とか始まったら、そういうもめてる時にかぎって余計工具なんてでてこないのだ。
 そこで上記写真のように工具を”視える化”してみた。簡単なことで、とにかく必要な道具準備して、パネルに絵柄を書いて”それが何かを表示するだけ”。これで親子間のくだらないケンカはなくなる。確かに”朝ごはんに何を食べたのかも覚えてない”のに工具の使った場所を思い出そうとするほう無駄だ。
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 以前からこうしてきたが、今年はさらに改良をしてみた。それぞれのトラクタ―に必要な工具をのせて、色わけをしてしてみた。以前はカラーテープで巻いて色分けしたのだが、テープがよれたり外れたりで途中で混乱をまねき、またそれがどのトラクターの工具なのか工具箱にも色つけをしてみた。こうすれば一目瞭然なはずだ。
 ”機械は使っているときに壊れる”のが常識で、農家というより私に治せるのはシアピン(取り換えボルト)を交換することや、しめなおしを行うくらいの仕事でしかなく、エンジンなんかがおかしくなったらディラーを呼ぶしか方法はない。要は復旧作業に必要な道具があればよいのだ。探す時間は無駄中の無駄になる。
 人が増えたときには特に重要になるんじゃないかと今年の新たな試みのひとつだ。道具をなくすのもしかたのないことだが、問題は何がなくなっているのかわかること。”これで失くした道具がわかり補充対象になる”なんぼドライバーセットを無駄に買ったかわからない。別にセットじゃなくてよいはずだ。
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 しかも、道具にもそれぞれ呼び名がある。”モンキー””メガネ”という道具がある。知らない人は”自分のこと(怒)?””虫メガネ?”とかになってしまい、誤解を生むどころか、パントマイムしてもわからない。だから工具を覚えてもらうしか方法がないのだ。”特大のモンキーもってきてくれ、頼む!!”なんて動物園でいっちゃら大変な事件になりそうだ。ないけど・・・
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そういえば、浦安のM家もやっていた、こんなふうに。
うちはハンマーならハンマー類、ドライバーならドライバー類と”Zooning”に注意してみた。また人の動線から頻度の高い工具を選んだつもりだ。
”面白さ”は負け!~だけど”楽しさ”はTDL並みだ(自己満足だけど)。
 さぁ今年も、作業効率UPで復旧作業や経費削減に取り組もう!!

ビジネス農力をのばせ!

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経済産業省の
北海道経済産業局というのがあるのは知ってますよね~。
なに知らない?知らないですよね~そんな機関があったということ。
私もなんで ”経産省が農家のお手伝いなの?”と思いましたが、確かに農業法人といえども一企業として考える時代なのかもしれません。
今回紹介に紹介をしていただき、当農場の取り組みがその冊子の中にのりました。
その雑誌はずばり”ビジネス農力を伸ばせ!”です。
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これ実は非売品というか、なんという商品カテゴリになるんでしょうか?
とにかくここに連絡しないといただけない代物。
地域では”農商工連携事業”という言葉が盛んにでていて、その事例集がのっています。もともと、農産物は流通にのって何らかのかたちで加工されて、消費者の口にあはいっているとなれば農商工はどこでもだれでもやってる。という定義になりすが、ここでは生産者、農協、民間企業の実例がのっています。
国も第六次産業を推進する。農業に期待していると応援メッセッジをおくってくれているのかもしれません。
これを見る限り、やはり北海道は食の一大産地でさまざまな研究機関やバックアップ体制がとれていて、地域にはさまざまな取り組みがあることがわかります。がんばっている農家や団体の人たちもそこらじゅうにいる感覚になりました。
きっとこのブログをさせてもらっている”フードソムリエ”もそ農商工連携の一つだと思います。現場発信することでいろんな人たちが寄ってきてくれる。ありがたいじゃなですか。
事例にある農場はもっともっと先進的な取り組みをしています。北の大地で挑戦させてもらえる土壌があるだけありがたい、先人たちに見習うこといっぱいです。

1月31日、横浜センター南に出店決定!

”大都会の真ん中で小麦を叫ぶ!”がついに実現しそうです。
マルシェ・ジャポン事業にのって、当農場も小麦(粉)を販売させていただきます。
まずは、日時から
日時: H22年1月31日(日)10:00~16:00(日没終了)
会場: パルスポットセンター南住所:
    神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央6
アクセス情報: 横浜市営地下鉄「センター南駅」1番出口すぐ
詳しくは、横浜会場のHPをみてください⇒ポチっ
出品内容ですが、もちろん全て当農場の昨年収穫の新小麦粉たち。
ラインナップを紹介しましょう!
1.ホクシン(お菓子・うどん用):お菓子では、しっとりなめらか、食べ応えのある食感。来年度で”きたほなみ”にバトンタッチして、生産は極稀になる小麦。
2.きたほなみ(NEW!)(お菓子・うどん用):今回が販売初登場です!上記”ホクシン”の後継者。これから”北海道産小麦”と名のつく商品はほぼこの小麦になります。まだまだ未知数。他パ用小麦と一緒に混ぜて、もっちり感+サクみ感を味わってください。
3.キタノカオリ(パン・ピザ用):黄色素を含むクリーミーな粉色が特徴。パン通にはやみつきになる奥深さがある。それは栽培のしづらさに影響してるのでは・・・。本年度、収穫苦労度No1?の小麦を是非!
4.春よ恋(パン・ピザ用):やっぱり人気No1のパン用小麦。中はもっちもち、外はぱりっと香ばしく。”はるきらり”との食べ比べも面白いですよ~。
5.はるきらり(NEW!)(パン用):春よ恋の弟子?後継者?位置づけは定かではないですけど、こちらも、もっちりとしたパン用小麦の新品種。まだまだ普及段階ですけど、今回は特別に用意させていただきました~。当農場でも普及の気持ちを込めて、たびたび”はるきらり”レポートしています。
6.石臼全粒粉(各種200g):今だけ、ここだけの石臼挽き全粒粉も用意しました~。小麦の味、ガツンっとした風味、パン用粉に1~2割お好みで混ぜることで、HBのパンにもより深みがでること間違いなしです。食物繊維・ミネラルは普通小麦の何倍も含んでます。
いづれも、数量限定です。HBをお持ちの方、パン焼き通の方、お菓子作り大好きのあなた、お近くにお住まいの方、是非いらっしゃってください。生の私もいます?!

マルシェ・ジャポン・プロジェクトって何?

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マルシェ・ジャポンって聞いたことあるでしょうか?
農水省が生産者と消費者の結びつきをつくる事業が昨年度より発足。全国各地でファーマーズマケットを開催しています。
大都会の真ん中で、自分の商品を売れるなんて素敵な企画だと思い、早速現地にむかってみました。
トップ写真は東京、青山の国連大学前会場の写真。確かに人はいます、います。さすが東京。出展者もこの時期だと、限られてくるようで、野菜や果物も思っていたよりもでていませんでしたが、加工品も多くあるのだなと思いました。
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こちらは六本木のアークヒルズの中の会場。テレ朝、サントリーホール、ANAインターナショナルと周辺には、高級感漂うコンクリートジャングル?に囲まれ、尻ごみしてしまいそうな感じを受けました。
今回いった2会場は、人の目にふれることは間違いないのですが、生活圏からちょっと離れた感じがしていました。ちょうど歩行者天国のような雰囲気で、熱気ムンムンの農産物市場とは違う感じもしましが、せっかくチャンスなので、当農場も出店しようと計画しています。
詳細は次回へつづく・・・。
”大都会の真ん中で小麦を叫ぶ”がタイトル。

寒中お見舞い申し上げます。

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寒中お見舞い申し上げます。
皆さま、今年もよろしくお願い申し上げます。
”あなたのキッチンから広がる麦畑”を拝読の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
大変、更新が遅れ、マイペースすぎる毎日を反省しております。
さて、このブログでは、その年の気候の傾向や当農場、前田農産の取組をお伝えし、最後に消費者の皆様が今食べる食事は、どこかの農家の人が作り、それを加工し、流通させ、販売する人がいるという当たり前の流れの根の部分をお知らせしています。
昨年も沢山のコメントや応援のメッセージをいただきまして誠にありがとうございます。本年もできる限り、無理なく楽しく明るくやっていこうと思いますので、益々よろしくお願い申し上げます。
皆さまにおかれましては、時にドキドキしながら、時に”へ~そうなんだ~”、”やっぱ全てがうまくいくわけないよな”、”農業って面白そうだな”と畑という現場を通じて、”農の苦農と楽農”を知っていただければと2年間(途中何度も更新してませんが・・・)やってまいりました。
昨年は昨年の6月からの断続的な雨、降水量も3倍以上のものがあり、特に十勝の東北部にあたる町村では大きな畑の被害がありました。きっと記憶に残る、残さなきゃならない教訓にもなった年です。よく、年間の平均降水量はならすと、そんなに変わらないので、農家のおやじさん方は、冬場に雪がほとんど降らないじゃないかと秋口に心配していましたが、例年にないハイペースで雪は積もり、畑には約50cm近くの雪が積もり、新年を迎えることになりました。正直、いつにない回数の除雪をしている気がします。
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上記写真のように、畑は真っ白けっけでして、1月に入って、マイナス25度を記録する日もあり、正に冬本番です。よく先人たちはこの地に、”そうだっ北海道に移住しよう!”なんて思ったものだなと鼻水たらしながら、倉庫で仕事していると感じたりします。
この地を原野から鍬入れして、掘っ立て小屋のような住処で始めた100年以上前。
毎日がサバイバルで、生きることに必死だったと思います。それからまた100年。
なにもかにもが便利な時代ですが、一日一日を大切にこの一年を前に向かって進むこと、畑を耕し続けることが私のミッションなんだと思っています。
トップ写真は新品種”ゆめちから”の越冬模様です。
”ウッ~~サブい!”と聞こえそうですが、雪下でジッと身構えて春を迎えようとしています。また、雪があったほうがお布団がわりのように、越冬しやすいのです。
昨年は小麦を愛する人々や会社の方たちと、小麦の可能性を見出す粉ラボがたくさんできました。素敵な出来事の連続でした。今年もやります。やりましょう!
遅れましたが今年も始まり、始まり~です。
ちなみに、正月は神社で大吉を数年ぶりに引当て、やった~!と思ったら、先日は”カールおじさん”発掘?!しました~パチパチっ。今年もいいことあるかも・・・。
よろしくお願いします。
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Workhorse Maintenance

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うちのワークホースたち。シーズンも終わり(まだまだ畑でやりたいことはあるけど、雨でぬかるみ・・・)来年に向けて、リフレッシュです。機械たちがなければ、今の農業は成り立ちません。人海戦術になるとき(今年なんか特に)もありますが、機械たちのおかげで生産量が上がっているのは間違いないところです。
自動車の修理も結構な金額になりますが、農作業機械というニッチマーケットの商品というのはそれそれは高額で、ちょっと直しただけでもO万、OO万円もかかることがしょっちゅうなんです。
エレメントフィルター(オイル・燃料等の濾過装置)なんかも、O万円くらいするものもあって、消耗品なのに・・・と思うこともしばしば。でも、シーズン一緒に泥だらけになって戦ってきたんですもの。そのくらいのご褒美というようり、リフレッシュはさせてあげたいというのも本音。”機械は動いているときしか、壊れない”という名言(父)があるように、肝心かなめのシーズン中にダウンされては困るんです。人間も作物も。
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今年、雨の中でも大活躍だったコンバインの”ロクロク”もオイルやらグリスやら脱落していたボルトやら、石を飲み込んで、ひん曲がった鉄棒やら自分たちのわかる範囲で点検、修理。今年一番こまったのは、セルモーター(エンジンをかける火花を散らす装置)がウンともスンとも言わないことが時々おこる。電気系統のトラブルらしいのだけど、電気は目に見えないのでどこで切れてるかわからず、毎回”今日はご機嫌いかがですか?”とロクロクに聞いて、切羽詰まっているときは”カカレ~バッキャロウ~!!”と気合を入れさすのです。ディラーマンでも電気系統は弱いところがあって、今回デンソー屋さんで解決。消耗と埃とでスイッチの信号がいってるとかいってないとかの原因がわかり部品を交換しました。
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これはクレーンのついたトラック。穀物を運んだり、小さなトラクターや作業機やら肥料を運んだり、さまざまな場面で貢献するすぐれもの。フォークリフトも倉庫の中では大活躍するんです。
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それからこれまた、農家の畑で活躍してくれるスプレヤー(農薬散布機械)。農薬の成分もそうですし、もともと水を浴びてしまうので、塗装(もともと錆びづらい焼付塗装やステンレスなどが使用されている)がはがれてしまい、鉄部の劣化につながるため、さび止めや色塗りをしてあげたりします。正直、素人だからこればまた難しい~~~。
来年もいっしょに頑張ろうぜ、オゥ!!(って機械たちが言ってる気がする・・・)。

ISOマネジメント

9月になりましたね~。早い、早すぎです一年。
もうあと20日もしたら秋小麦の種まきシーズンですよ。
雨も降りすぎ、台風の影響は風でなく雨です。
十勝はすでに秋風のような感じ。朝晩冷えますし、日中も暑いとは言えない天気がつづいています。
”今後の天候回復を祈って・・・”と今年何度そう思い、何度新聞等の記事であがったことでしょう。
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さて、ISOマネジメントというマニアックな雑誌があるのご存じでしょうか?
”知らない””知らない””知らない”という返事ありがとうございます。
私もしりませんでしたが、かなり真面目な雑誌で、キャッチには”企業経営を強化する実務マガジン”ということだそうです。
その9月号はアグリビジネスについての特集が組まれ、当農場の取り組みを掲載していただきました。
取組といっても大それたことはしていないのですが、今年の”ベーカリーキャンプ”や”はるきらり”による行政との連携事業、”春よ恋”を地ビールにしてもらうなどの事業連携等が書いてあります。
ISOというとかなりきっちりしていて、なんだかがんじがらめのような気もしますが、潜在的なさまざまなリスクを考えた行為を書面にて残しておくというのが基本的な姿勢なんだろうと感じました。
以前、ある講習会で”農業は食品産業だ!”と当たり前のことを言われましたが、その時”ハッ”としたのも事実です。現場は時に泥まみれ、時に糞まみれ、草まみれ。農薬や肥料の管理などあたり前の管理はしなければ食品産業の一部とはいえないですよね。
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とにかく、3ページにわたりいろいろ書いていただきました。
興味のあるかたは、読んでみてください。
さて、どこで売ってるんだろう?こういう本は?

329%!!!!!

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でました~329%!なにが?ってGDP(ジャイアント・ドシャブリ・パーセンテージ)ですよ!
こんなに雨降ってたんですね。どうりで畑が乾かないわけだわ。
昨日27日も激しい落雷に雨がふりました。
全道的にみても、降水量は多いのですが、平均値でみると当農場のある十勝の本別町は平年降水量(7月1~27日)だと、例年の3倍ですよ、3倍。なにか、スーパーとかのポイント還元率のように勘違いしてしまいそうですが、畑をみれば3倍の意味はわかる。畑作業の異常な少なさからもわかります。
気象台では、”本州の梅雨前線が北海道付近までたびたび北上”とありますので、本州の豪雨も関係ありとすると、温暖化の影響なのかどうなのか、北海道に平気で梅雨がくる日が近いのかもしれません。まだ、畑一面が冠水して作物が全てダメになったわけではないけれども、今年ほど天気の怖さを感じる年は初めてです。”7月にこれほどの多雨は近年、印象にない”気象台発表。そのとおりです。
しかも、”8月も曇りがち・・・”とサブタイトルまで!!!
小麦収穫寸前です。なんとか頑張っていきましょう。