これ何かわかります?小豆?大豆?あんた誰?
The answer is SASAGE!! そうです、ササゲなんですね~。と何か聞いたのは、ちょっと豆を作っている人にきけば”ナニこれ?”となるから。理由は、大豆・金時豆は一般的に豆を持ち上げて地上部にでてきますが、小豆は豆を地中に残したまま、子葉だけが地上部にでるからなんです。
この写真を見る限りは、豆を地上部に持ち上げて発芽している=大豆系。But子葉は見るからに小豆系。なので迷う、迷う。”ササゲ”自体はこのあたりでは超めずらしい。同じ町内の友達が試験的に作りはじめたものです。ガルバンゾーも播いたらしい。でも一向に発芽の兆しがないとのこと。明日の6月6日の雨後に発芽しなかったら厳しいかも。”でも発芽ぐらいするっしょ”って話してました。おっとっと、ササゲね。赤飯には聞いたことありますが、食べ方さえもよくわかりまへんね。
ウィキペディア(Wikipedia)』によると、なになに・・・
ササゲ(黒目豆)
分類
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : マメ目 Fabales
科 : マメ科 Fabaceae
属 : ササゲ属 Vigna
種 : ササゲ V. unguiculata
学名
Vigna unguiculata (L.) Walp.
和名
ササゲ
英名
Cowpea
ウィキメディア・コモンズには、ササゲ に関連するマルチメディアがあります。ササゲ(大角豆、学名 Vigna unguiculata)はマメ科の一年草。つる性の種類とつるなしの種類とがある。アフリカ原産。主に旧世界の温暖な地方で栽培される。(旧世界ってなんだ?)
語源は、莢が上を向いてつき物をささげる手つきに似ているからという説、莢を牙に見立てて「細々牙」と言ったという説、豆の端が少々角張っていることからついたという説など諸説ある。(へ~)
穀物用種は、さやが10-30cmで固く、豆は1cm程度の腎臓形で、白・黒・赤褐色・紫色など様々な色の斑紋をもつ。つる性種は草丈が2mから4mになるのにたいし、つるなし種の草丈は30cmから40cm。寒さには弱いが、暑さには非常に強い。(つる性の豆って手入れが大変!)
日本では、平安時代に「大角豆」として記録が残されている[1]。江戸時代には「雎∮、」という名前での記述もある。また、アズキは煮ると皮が破れやすい(腹が切れる=切腹に通じる)のに対し、ササゲは煮ても皮が破れないことから、江戸(東京)の武士の間では赤飯にアズキの代わりに使われるようになった。(へ~へ~へ~へへへ~)。
結局、小豆系?大豆系?どっち?
ちなみに、鳩に食べられたものもあるとのこと。やっぱり鳩も高級品だってわかるんだべか?新芽の一番柔らかそうな、プリプリした豆だもんね~。食べたくなるのもわかる!俺もハトだったら・・・
鳥の食害されると、豆が切れて棒状になっている(農家語でこの状態を”坊主”と言う)。もちろん育ちません。虫もありますよ、根切り虫・タネバエ等にやられます。
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カテゴリー: 豆
アカネ大納言 再チャレンジ編
5月17日晴れ曜日、大納言の種まきをしました。種まきの様子。
種まき機械後部、豆のサイズにあった播種板がクルクル回転することにより、豆をひとつ、たまに二つづつ拾い上げ、播種口に落とす仕組み。機械員は豆が詰まったりしなかとチェックしています。
大納言もアカネ、トヨミなど品種が何種類かあります。
普通小豆と比べて、大納言の普及率が低いのは、低温に弱いので、日照条件が良く産地、秋の霜がより遅い産地でなければならないということが上げられます。
大納言には苦い思い出があります。6年ほど前ですが、9月中に3日間の霜があり、この年の小豆は最悪の結果なりました。一般的に豆類が登熟期に霜にあたると、莢の中の豆ごと凍死状態というか見た目はゆでられたような感じになり、収穫しても、なんとも”古臭い、いや~な臭い”がついたりします。
”今年こそ、大粒大納言を収穫する!”と6年越しの再チャレンジをかけているのです。作物全体的にでうが、毎年同じ畑で同じ作物(連作)を作っていくと、病原菌などが増えるため、作物を替えて作付けしています(輪作と呼ばれる)。小豆は抵抗性が少なく、輪作が重要な作物。
アメリカのバイオエタノールの問題も、トウモロコシ需要増大の他に、農家では輪作も考え大豆の作付けを行っています。昔留学していた、中部のアイオワ州なんかはほとんどの農家が大豆-トウモロコシを毎年交互に作っていました。一定の輪作体系をとっていました。あの頃から比べれば、農家は儲かってるんだろうな~とまたお世話になった農家さんを訪問してみたい。”イエローダイアモンド(とうもろこし)がどうなっているのか?”
あっ、話がずれた、大納言。
命名されるほどの説得力がある。”大きい!赤い!美味しそう!”
播き方は黒大豆とあまりかわりません。ただ、冒頭の説明のように、秋の霜が怖いので、普通小豆より若干早く種まきをしました。小豆は25日前後を予定しています。
お祝いの黒豆
5月15日のことですが、黒豆をまきました!
一般に黒豆、小豆、金時(菜豆類)とか総称でいわれていますが、もちろん品種がそれぞれのカテゴリーの中にあるんです。黒大豆については、中性光黒、トカチクロ、イワイクロとあります。
品種はそれぞれの特性があり、耐病性、耐冷性、収量性、作業性、最近の品種は機能性(イソフラボン含有量の高いものなど)さまざまな観点から、”これは!”といえるものを国の農業試験場改良しているようです。
さて、今年は”黒”に注目!というわけではないのですが、最近お祝いごとも身近にたくさんあり、これは”祝い黒”=イワイクロ大豆に決定!!
ツガイのように、種を2個づつ、20cmぐらいの間隔をあけて畝条にまいていきます。写真は播種後2日目。”あれ、金時みたくなってるじゃん、しかも やや赤い?”というのは、雨をもらい、まん丸の大豆が発芽するのに形が変わってきたのと、赤色は種子消毒(豆の大好きなタネバエやアブラムシに対抗するため)を施しています。
また、”黒大豆の枝豆”これは濃厚でうまい!!農家でも、ビールのつまみ用だと軒先にわざわざまく人もいるくらい。鮮度重視のところもありますが、”とまらない!”くらい旨いんです。