今年も十勝ベーカリーキャンプ2012が開催された。
7月6日と例年よりも2週間ほど早くの開催だ。
このキャンプは今年で4年目になる。
帯広市役所の産業連携室が旗振り役となり、民間の農家、パン屋、流通業などが会を運営してきた。
私は正直、めちゃくちゃ気にいらないことがこのキャンプにはある。
それは小麦ツアーが”オプショナルツアー”という項目なのだ!
実行委員をやっていて文句をいうのもなんだが、この地に来てパン屋のキャンプやる意味は正直ないと思う。
講習会なら札幌や東京、大阪でやればもっとレベルは高くなっていいと思う。
十勝産小麦を使おう!とかいってるんであれば、それは流通や製粉会社だけのことでないはず。
小麦畑に焦点をあてるべきで、なぜオプションなのか?むしろ本丸だと自負しているが、きっと過去3年の選定農場(うちだけど)が悪かったせい?もあるのかもしれない。ただ、もっと小麦粉の前の小麦に耳を傾けるべきじゃないかと思う。別に話を聞いてほしいわけでなく、実際の現場をみることの重要性を強調したいだけだ。
ということで、毎年どおりバタバタ始まった。
過去のベーカリーキャンプで
私の紹介してきた畑の小麦たちは
一年目(H21) どっちが美味い? はるきらりVS春よ恋
二年目(H22) 日本のパン用救世主 ゆめちから
三年目(H23) 忘れちゃや~よ!キタノカオリ (ゆめちからの片親)
四年目(H24) 春小麦新品種ってどれ?&ゆめちからでミステリーサークルアート2012 これであなたも夢宙人!?
といった勝手なテーマにそってます。
まず、家前の春よ恋の畑の中の、奨励品種決定試験圃場へ参加者の皆さんを連れていきました。
ここでは4品種×2パターンで管理されてます。
春よ恋、はるきらり、北見春71号、HW5号と後ろ2品種は今後の北海道の奨励品種としてその日をまつことになります。
ベーカリーキャンプに参加する方はいろんな業種や全く関係なく興味があってという方もいます。
ほとんどの方は、小麦なんかマジマジ見たことなんかありません。皆興味深々で聞いてくれるんです。
それから、意味のないような悪ふざけに思われる「ゆめちから」のミステリーサークルへ。
いろんな想い、それがどう子供達に伝わるのか?楽しくなくては心に残りませんが、これも参加者の皆さんにとってはわけがわからない感じの中の、意味ありげなとかち夢宙人たちの挑戦と創造性に驚いた様子でした。
今回の講師の、竹谷さん、山崎さん、栄徳さんにもきてもらい用意した高所作業車からの一望を楽しんでいただいたのでした。
皆でこのミステリーを眺めながら、マスヤパンさんに来てもらい、うちの特性石窯でピザランチ!!
皆さんと懇親を深めながら食事になりました。
前田農産100%のきたほなみ&ゆめちからのブレンドでマスヤパンさんが作ってくれたものです。
「想いを形にする」というのが我々農業者のそして我々の仕事の一部になります。
もちろん小麦を生産することも含め、地域の役にたつことも、商品化することも。
是非参加した皆さんも、小麦畑を思い出しながらパンをやいていただければと思っています。
参加ありがとうございました。
カテゴリー: 春よ恋
春よ恋 マッコリで酒粕アンパンできました~!
十勝の春まき小麦のマッコリ(農酒)のゾクゾク(続々)する編。
”お酒は二十歳になってから”ということで味わえない子供たちがいること。
それから、酒粕がでてくるのもわかってたので、パン屋さんに相談してみようと酒粕を酒造メーカーから頂きました。
小麦の酒粕自体の扱いも初だったようで、私もそのボロボロさ加減をみると、「使えんのかな~コレ~」という感じ。
でもでたとこ勝負。おしいしかったら儲けもんだなとお世話になっている何店かのパン屋さんにもっていきました。
するとどうでしょう!思いもよらぬ美味しいパンが出来あがったじゃないですか!
帯広市のはるこまベーカーリー栗原オーナーが2種の春よ恋マッコリ酒粕アンパンを作ってくれました。
酒粕を種伸ばしに使用しているそうで、ほのかなお酒の香りとアンパンが絶妙!!
やっぱり日本人には合いますね~。
イーストを使うと言っても、もともとはお酒のように発酵させて使っていたもの。
日本の酒作りもパンに貢献してますよね。
とにかく理由なく美味しいパンです。子供もお酒の弱い方も関係なく食べられます。
ん~自分で言うのもなんですが、小麦って奥の深い面白い取組です。
春よ恋、はるきらり、はるゆたか マッコリ豊作祈願祭
春よ恋 マッコリ(農酒)になりました!
春よ恋がマッコリ(農酒)になっちゃいました!
パン用小麦の春よ恋。
以前は地ビールになったりしました。こちら⇒ポチ
春と力強い小麦の可能性も感じてもらえるお酒になればと思います。
日本で一番人気といってもいいパン用小麦として定着してきた春よ恋。その原麦でマッコリ(農酒)ができちゃいました。お隣韓国ではそもそも、農家の疲れた体をいやす利き酒が発祥のようです。
十勝はお米で「十勝晴れ」、ビートでリキュール「ビートの心合わせ」その裏盤?B面?をやろうと十勝の農家3軒で月変わりのマッコリを発売。
しかも、兄弟で?!
十勝の農業者3人で農酒を作ろうということから、
1.はるゆたか 帯広市 伊藤さん 3月発売
2.春よ恋 本別町 うち前田 4月発売
3.はるきらり 音更町 津島さん 5月発売予定
が担当になって春小麦っても、いろいろあんだぞ~というまづは知ってもらおうと小樽の地酒メーカー田中酒造さんの力を借りてマッコリにしてみました。
春よ恋のマッコリ(農酒)が本日から藤丸百貨店で発売中です!
限定600本!
お中元では、3本の飲み比べセットが限定でる予定です。
是非、各春小麦の飲み比べも酔っぱらわないうちに?やってもらえたらと思います。
どう飲むか?絶対冷がお勧め。中間報告ですと、それぞれの品種の味が違います。パンに違いがあるように。
美味しいパン研究工房”つむぎ”からの贈り物
千葉の佐倉に、美味しいパン研究工房の「つむぎ」とパン屋さんがあります。
研究工房と名のとおり、パン屋さんでありながら、しっかりじっくりと小麦と向き合うオーナーがやっています。
竹谷さんがそのオーナー。
パン業界では知らない方がいないくらい製粉や小麦研究に明け暮れてきた方です。
今回、ちょっとしたきっかけをいただき、平成23年度の当農場の小麦粉でパンを焼いていただきました。
いづれも角食パン(一旦冷凍後送られてきました)
①平成23年産 前田農産 春よ恋100%
②平成23年産 前田農産 ゆめちから50%+きたほなみ50%
③(コントロール) 1CW 100% フルフレーバー法
④平成23年産 前田農産 ゆめちから50%+きたほなみ50% フルフレーバー法
注:フルフレーバー法とは、100%中種で中種にバターと練乳が入る製法のようです。
写真の③が大きいのは、パン型サイズの違いによるもの。
パンの品種による食べ比べは、小麦粉を販売するようになりよくやるようになった。
それぞれの小麦やその年の特徴がでる可能性もわかり、かつパン屋さんの技術がいかに素晴らしいかも素人ながら想像できる。
結論から言うと、①の春よ恋が私たち家族では一番美味しく、香りも高く感じられた。
1時間発酵 吸水74% で見た目はパサつきを感じたが、独特のモッチリ感と香りの高さはやっぱり違いを感じさせる。
②のゆめちから50%+きたほなみ50%が反対に味的には、素朴すぎるというより味気がなかった気がした。
1時間発酵、吸水68%。ゆめちからも、きたほなみも期待の新生小麦たちだ。美味しさを引き出すためというよりも、製法によっても潜在能力はアップするはずだ。フルフレーバー法の④と比べると味を本当に感じなかった。
③1CW(カナダ・ファースト・ウィート)これが、いわゆる日本の食パンの原点麦であり、一番なじみのあるパンである。
吸水67%フルフレーバー法
つむぎさんに焼いてもらったパンは非常に食べやすく、美味しかった。きっとスッと考えることなく食べられる食パン。
焼き色も濃すぎず、薄すぎない美味しそうなパンの出来上がりだった。またハリというかボリュームがでたいよ~と主張している感じ。
④ゆめちから50%+きたほなみ50%
吸水66% フルフレーバー法
②の配合と同じながら、美味しさは断然こちら側だ。
”中種にバターと練乳”という乳質が入ることによる味や生地の変化は大きいようだ。
③の1CWとも違う、味の美味しさがあり、ちょっと”あれっ今日のパンなんか違うな~”という印象が残る感じでした。
シンプルにわかったことは、
1.パンの美味しさはデンプンの質の美味しさ。
フランスパンのバケットが美味しいのはデンプン質に関係がある(竹谷さん)⇒品種特性ならびに土質や風土もまた起因するかもしれない。
2.製粉もまたパンの美味しさの重要なエレメント。
タンパクが高いのはアミノ酸の量に関係するが、美味しさがそれとイコールではない。
灰分の数字によっても美味しさは変わる。きっと人間は食糧摂取のみならず、食事を美味しくいただくためにふすまのような雑味も香ばしさや美味しさの中にとりくめてるんだろう。
3.製パン技術も重要。
それぞれの業態で美味しさを引き出すことは重要なことである。
これは正直、難しい。職人でもないし・・・ただ農業の現場にもにているかもしれないな・・・。
いつも思うがこういう活動はいろんな方にお願いをしたり、実際やってみたりすることだと思う。
正直言うと、毎年同じ作物を取ろうとも思ってないし、同じなわけないと思う。
自然の中での不自然はいつもあり、そのための安定性を出すために、育種の人がいて、我々生産者が土作りをして、製粉メーカーがより良いスペックにあわそうと努力し、パン屋さんが製造法を粉に合せてやっているんだと思う。
つむぎの竹谷さん、大変ありがとうございました!!
今年のベーカリーキャンプお待ちしておりま~す!
冬休みのパン作り
お正月の冬休みを利用して、パンを作りました。
本当はクリスマスにと、木の実をカシス酒に漬けたりと、準備をしていましたが、
仕事がおしておして・・・年を越しちゃいました。
志賀シェフのこちらの本を送って頂いてから、ぜひ、前田農産の小麦粉で作ってみたかったのです!発酵時間の関係で常に深夜に作業があり、パン職人の大変さが少し伝わってきました。
私は明日が休みだし・・・四人の子供が寝静まったキッチンで、一人集中して作業していると、なんとも不思議な高揚感でした。
新年会で午前様の夫が、夜中に大量に焼けたパンを見て仰天してましたね。「どうだ~!」って感じでした。
ヴァローナのチョコレートとココアたっぷりの春恋のショコラ。
パニムールのケースで3つ並べて焼きました。
お正月に遊びに来てくれた親戚へのお持たせ用です。
バターは十勝のフロマージュさんの無塩バター使用で
十勝オールスター。
ただ志賀さんのレシピは初心者の私にとっては未知の世界への入り口・・・。
やり方があっているのか、たびたび不安になりつつ作業しました。
焼き上がりは、みんな美味しいと言ってくれたので、成功と言っていいかな。
材料がいいので、美味しくない訳ないのですw
そして春恋のシュトーレン。
横浜帰省の友人たちや家族へのお土産に8本やきました。
これは横浜の両親も親友たちも喜んでもらえました。
がずいぶん生地がダレちゃってます。カシス酒を入れすぎたようで、反省・・・。
こちらはあこ酵母で焼いた、ミニミニ春恋食パンにピザのトッピング。
かわいい3兄弟のいるおうちへのお土産にしました。
パニムールのケースもテンションがあがります。
キッチンエイドを壊してしまったことをすっかり忘れて、汗をかきかき手ごねしました。
臨月の時にキッチンエイドを持ち上げようとして、ステーンとしりもちをついて、
レバーがボッキリおれちゃったんです。
ものすごくショックでしたが、手でこねる小麦の感覚が気持ちがよかったのです。
皆さんもパン作り楽しんでますか~~?
ウェンディ!ジャパンアジアビアカップ金賞受賞!!
ジャパンアジアビアカップ金賞受賞しちゃいました!!
って”十勝ビール”さんがです。
その名もホワイトビール”ウェンディ”とっても可愛らしい名前。
ピーターパンのヒロインにちなみ公募で名付けられたんですって。
十勝のビールに恋をしちゃったとでもいいたげなラベル。
素晴らしい快挙です。
製品の特徴は?
1.パン作りにも最適なサクランボ酵母(とかち野酵母)使用。
2.小麦を原料の一部に使ってます。これが前田農産がお手伝いしているところ。
小麦のたんぱく質により白く濁って見えることから、ビールの本場ベルギーでは「ホワイトビール」と呼ばれているようです。
3.すっきりした酸味とフルーティーな香りが特長。
女性も飲みやすく、本格小麦ビール”ヴァイツェン”の時よりも本当にすっきりした感じがしました。
きっとサクランボ酵母のおかげなんでしょうね。
4.淡いゴールドの色合も綺麗。
製造は手作業になる工程が多く、賞をいただいたせいもあって製造が追いついていないそうです。
いろんな人や会社や大学、研究者と組むといろんな効果でてきますね。
十勝では今”フードバレー十勝”という言葉が盛んに言われています。
“農業から食業へ!”いろんな取組がでてきそうです。
でも良かったね!ウェンディ!おめでとう!!
十勝ビールのHPはこちら→ポチ
ちなみに小麦ビール”ヴァイツェン”もよろしくです!!
春よこ~~~い(恋)!!
今年もパン用人気小麦No1(当農場で)の「春よ恋」の種まきが始まった。
そうです、パンは小麦からできるんです。畑からできるんですね~これが。
2、3,4月初旬まで、かなりの水準で温かい冬の日が続いてきた。
しかも、昨年12月23日にしっかりとした雪が降ってからというもの降雪量も少なく(平均50cm少ない)。
かなりのペースで土は乾いてきました。
春小麦は短期決戦型の作物。
生育日数をやっぱり稼ぎたい。
平成22年(2010年)のように、猛暑から実が早くできてしまう細麦になるような状態も今後の気候変動にはオンしておかないといけないのかもしれない。
対策はというと、やっぱりそれまでにしっかりとした体つくりをして、いくらかでもその影響を受けづらくするほうほうくらいしか見当たらない。ということで、いつもより早い種まきに取り掛かった。
4月5日
肥料を播いてから、トラクターに爪(深耕爪)をつけて畑に空気を入れることから始めた。その深さ約40cm。
約40cmくらいの深さで爪が入り込み、このクラストから空気や水が入りより地温を上げる効果がある。
この作業は絶対必要だと思っていて、まづ劇的に土の細土(さいど)が良くなる。
施工した瞬間は分からないが、その後の整地作業では効果は劇的にある。
ポロポロと土が軟化するというか、全体的にこなれやすくなる。
4月7日
最初の畑に整地と種まき。種がやや青っおくみえるのは種子消毒(殺菌剤)がまぶしてあるから。
ここの畑は昨年、ビートをまいたところ。
畑の約30%をプラオで土を天地返してあり、約60%をWソイラで深耕作業。残りの30%は秋ぬかるんで作業できず収穫後そのままの状態だった。
ということで、ちょっと考察。
1. 深耕(Wソイラ)+耕起区(プラオ)いづれも秋施工
土がほぐれているせいなのか、水持ちがよくなり春先の深耕作業は逆に遅くなった。
雪解け水が蒸発率(もしくは表面を流れない)が低いせいか、より水分を持った感じ。
しかも凍結がきついところも。秋口の水はけを考慮したつもりだったけど逆効果なのかな?
理由は寒くて蒸発する水分がすくなく、土中に貯まりやすいから。見た目はきれいなんだけど・・・・。
2.深耕区のみ
意外と乾きが早く、すんなり作業ができた。ちょっと砂利がかんでいるところもあったので水はけも良かったのかもしれないが・・・。
3.そのままほったらかし区
前年11月8日の雨前にどうにかビート収穫を終了したのち、かなりぬかるむようになりそのままの状態。
4月5日でははいれず、翌日4月6日に深耕作業を行う。枕地(トラクターが旋回する区間のことの農家語)周辺はかなり硬くなっていたが、二度施工し土をほぐした。
ということで、あとは生育の違いを見るべし。
それと全体の畑が乾いているわけではない。
防風林や山の影、ビートの集積場としてつかった部分は全く近寄れないくらい、ズブズブの状態だ。
今年は面白い光景をこの畑では見れた。
普段は全く水はけに問題がないこの畑の中央を、一本の水道のような模様が何日も浮かび上がっていた。
「あれ~なんでだべ?なんにもしてないけど・・・」と悩み、畑のオーナーに聞くと
「あ~俺が歩くスキーで散歩したあとだなぁ~」と。そんくらいじゃならないんだけどと思ってきくと、
「雪がふかふかして歩きにくいもんだから、一回トラクターで除雪したんだわ。」
これが今回の謎のキーでした。
なんと布団代わりの雪を真冬にはぐって、道をつけたもんだからそこの通りだけ冷気と水分が入り込み凍結を起こしたということ。結果、深い凍結がその部分だけ入り不思議なXファイル農家版みたいなことになったわけです。
雪ってありがたいですね。どうりで、早くに雪が吹き飛んでしまった小麦が枯れてしまっているのが良く分かりました。物凄い寒風が吹きすさんでいるんです。
と前段ながくなりましたが、種まき開始。
今年は実験に9kg~13kg/反の種まき量でやってみた。
肥料はN基肥(種まきと同時にやる最初の肥料のこと)を8~9kgで設定。
あとは成長に合わせてやろうと決めた。
その後ローラーをかけて表土を抑えた。特にプラオ区はフカフカ過ぎて根つきが悪い印象があったし、今年の種まき時期はなんせ乾燥していた。土中の水分を呼び込みたいのも狙いだったが、まさか4月23日にドシャブリの雨になるとは・・・隣の足寄町でも70mmだから、ほんべつでも60mmはふったと思う。夜なんか暴風雨だった。夕方からの雨はシットリと美しいほどの雨だったのに、夜に豹変していた。
ちょっと脱線したが、種まき作業はビートを堆積してあった場所以外はスムーズに進む。
特に山影や防風林の影は雪解けも遅く、ビートパイルの場所はカチンカッチンで大きなトラクターでもびくともしないくらいかたい。そこは作業は後回しということで、できる範囲で作業を進めた。
は種日があまりにも違うと問題が起こる。
管理する面では、受粉時期の防除や収穫期にも影響を及ぼす。
しかし、1部の小麦のために、全体の作業をやらないというのも経営にとってはリスクだ。
天気や土壌条件が許す上での、仕事の優先順位が農業だから。
ということで、4月8日にまいた圃場は、一部は4月16日になってしまった。
この違いはどうでるんだろう?
4月26日やっと見えるくらい”春よ恋”は発芽してきた。
“ホォ~~~~(汗)”っとするんです。この時ばかりは。
今年は4月中旬の温度が寒く、乾燥していたせいもあってなかなか発芽がみられない。
毎日土ホジッてみて、発芽はしてる。でも出てこないという日々が4月20日くらいから続いていた。
えらい、地上にでるまで時間かかったね~。
暖かくなるまでジッとしている春よ恋。
これからの天気に期待してますよ。
ツツジも蕾を得て、水芭蕉もきれいに咲いてます。
春の準備全開です。春よこ~~~い(恋)!!
Dream can Pizza true(ドラムカン ピザトゥルー)?!
4月1日
ドラム缶をピザ窯に変身させたのでした~パチパチパチ~。
季節も新年度の始まり。
改めて皆で仕事とその成果を実感してみよう!とちょっとづつ準備しました。
さてドラム缶でピザ窯なんてことができるのか?
できるんですね~これが。
是非ご自宅でDIYしてみてください。
1.まず使い古しのドラム缶(200L)を準備します。
注意:オイルは必ず空っぽにしてください。
2.ピザ窯口と火口を作ります。
要注意!!:ドラム缶の給油口はもちろん、予め水を入れたりしてなかのガスやオイルを抜き取ってください。
どうしてかというと、サンダー(切断機)や酸素切断機を使うさいに火花が飛びちります。
外はいいのですが、ドラム缶内部に入った火が中にたまったガスに引火し、爆発する恐れがあるからです。
知り合いの友人がこれで、鼓膜を破ってしまったと聞きました。非常に危ないです。
火花は熱く、”アチっアチっ!”となります。特に目の玉は保護しとかないと危険です。
3.ピザ窯内部に置く、耐熱煉瓦の置き台と置き火台を作成します。
今回はドラム缶といえども本格的なものを作りたかったので、耐熱煉瓦を備前焼の岡山県から取り寄せました~。
4.”ドコデモカマ~”とドラえもんのように言いたくなる補助輪つきの荷車を作ります。
廃材を利用。使えそうで使えない?いろんなものがある農家。使い方は自分次第。
5.出来上がったら色を塗ります。今回は子供たちの芸術的?作品に仕上げてもらいました。
下絵を描いて、”ピザ窯は爆発だ~!!”と言える?
6.ピールって知ってます?あのピザ窯にピザを入れる時の棒に平板がついてるやつ。ピールって言うんですって。
これは使い古しのスコップを利用。
セコイっ!というより、長年土を掘って掘って掘りまっくった、先がすっかり 丸くなってしまった剣さきスコップ。これにまた命を吹き込みます!
スコップ部分を切断、鉄板を約30cm角で溶接しました。
命名:スコッピール!
7.それから本格ピザ生地をコネコネして、寝かしておいて伸ばして、トッピング。
皆で育て作った当農場の、”春よ恋”と”キタノカオリ”で試作。
スコッピールに生地をのせますが、やっぱり鉄板(アルミでもなく、木でもない)なので、生地がつきやすい。
なので、打粉は必要。
味は?メチャ、メチャ、メチャンコ、美~~~~~味い!!
正直こんなに美味くできると思ってなかったです
おいしぃ~~~~!!!と子供たちも最高喜んでました。いくらでもイケる!そんな感じ。
スタッフも家族も皆笑顔で、皆手作り。小麦粉も一年かけて作った貴重なもの。
全て自作自消になってますが、これでもっと楽しいことができればなと早速2号機に取り掛かるのでした~。
ドラム缶で本物ピザをもじって、”Dream can Pizza true!!”。
夢もピザも膨らみます!膨らみすぎて爆発するのもあったり?
ドラムカン・ピザトゥル号と命名しました~!!大成功!!
天方シェフの出張パン教室 IN 本別 by akiko
朝晩は冷え込みますが、だんだんと日差しが暖かくなり、
畑の雪も少しづつ厚みが薄くなっているようです。
ユメチカラの葉も少し見えています。
今日、〝ますやパン 天方シェフの出張パン教室 IN 本別〟
我家でこじんまりと開催しました。
ますやパンさんと言えば、十勝のソウルフード。
お母さんが子供のために買って・・・自然と子供の好物になって、
その子供が大人になって、また自分の子供に買ってやり・・・
そんなお母さんの味のするパンです。
***munu***
前田農産のきたほなみのブリオッシュ
春よ恋×きたほなみ×キタノカオリのフランスパン
十勝黒豆きな粉スコーン
***
の3種類を教えて頂きました。
昨年の秋にきたほなみのブリオッシュを教えて頂く約束をして、
実現したのでした。
天方さんの休日を割いてくださって・・・ご家族の方々、本当にすみません。
せっかくの機会なので、友人に声をかけて、
パン教室をしているYさん、音更町で畑作農家のSさん、無農薬の畑作農家のNさんが来てくれました。
「これは前田農産さんのきたほなみを使いたくて、研究したレシピなんです。」
「今度は前田さんが他の方に教えてくださいね~」
と熱いメッセージをどーんと頂きました。
人数分のボール、計量した材料などをすべて、準備してきてくださっています。
参加してくれたお友達も
「職人さんから学べるなんて貴重!」
「職人技を家庭でも応用できるポイントが分かりやすかった。」
「こういう時、どうする?という今までの疑問が教えて頂けた。」
「小麦粉の個性がよく分かった。」
「とにかく美味しくて幸せ」
などなど大好評でした。
天方シェフはますやパン麦音店でも講習会を開いていらっしゃいます。
ご興味のあるかたはぜひ・・・。
焼成を待つブリオッシュ
焼きあがったブリオッシュ。
ふわんふわんです。
しっとりとした和菓子のようなスコーン。
本日の私が用意したランチ・・・
タンドリーチキン パプリカ添え
金時豆とポルチーニ茸のコンソメ煮
野菜サラダ
美味しいパンと一緒に美味しく頂きました。
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現在、きたほなみ、完売中です。。。申し訳ありません。
H22年産の製粉を待っております。
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Sさーん♪ タンドリーチキンの簡単ですがレシピです。
***タンドリーチキン***
鶏モモ肉 6枚
ヨーグルト 半カップ
塩 適量
カレー粉 適量
ショウガ 大さじ1くらい
ニンニク 一片
パプリカ 2個
①鶏もも肉を適当な大きさに切る。
②塩をもみこむ。
③すりおろしたショウガ、ニンニク、カレー粉、ヨーグルトでさらに
もみこむ。
④冷蔵庫で一晩漬け込む
⑤油を引いたフライパンで皮目からこんがりと焼き、両面焼けたら、
一口大に切ったパプリカも入れ、アルミホイルで軽くふたをして、中まで火を通す。
塩加減を見て、味を調える。
塩は気持ち多めにすりこみます。
カレー粉は子供も食べる場合は、少なめに、
辛口が好みなら多めに、小1~2くらい。
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