5月8日(日曜日)は何の日でしょう?
ピンポーン!そうです!ほんべつ町の春のお祭り、躑躅(つつじ)祭りの日です!
って当てられる人はそうそういない・・・。普段なら私も忘れているかも。
5月第一日曜日に、つつじ祭りが開催されています。
場所はほんべつ公園(通称なつかわ公園)です。
ここは、なつかわさんというかたが、その昔何十年もかけて手入れしてきたでっかい庭園を町で新たに公園にしてきました。
ほんべつ町には、面白い伝説があります。
「義経伝説」です。そう、あの源義経がほんべつに来たという伝説があるんです!!!???
誰が言い出したのかは謎ですが、昭和の時代はかなりその気運がたかまっていたようで、この公園にもその伝説にちなんだものが多くあります。
例えば、公園駐車場のお出迎えは
“義経”と”弁慶”の銅像があったり。
デートにはもってこいのボート乗り場は、”兜池”。
それから、トレッキングルートにも最適な”義経山”。以前は、「カムイヌプリ(神の山)」なんて呼ばれていたようだ。
しかも、弁慶洞という弁慶ら12人の仲間たち?がひと冬を過ごしたという伝説がる曰くつきの洞窟。
小学校の時はよくいったな~キャンプの時はたいてい、肝試しコースで・・・。
でも、義経って平泉で討たれたか自害したんじゃなかったんじゃないべか・・・
“まっいいか!うちの町に寄ってくれて、樺太、モンゴルいってジンギスカンになったっていう義経ロマンがあったって”と昔は気楽な町民たちが多かったんだな~とその心の豊かさと想像力の高さを掻き立てられる公園なんです。
しかも、大発見!!ウィキペディアの「源義経」を検索すると・・・・
不死伝説のところに、本別町が載ってるじゃないですか~~~!!!
すごい事実!ここまで大題的に、義経をフューチャーする(のっかる?)のは我が町しかないのかもしれない。
話はお祭りの話に戻り、この時期のツツジは見ごろです。
町の花でもある、ツツジ。よ~くみればサイズの小さな紫やピンクのハイビスカスな感じ。
エゾヤマサクラも咲いてもよいのですが、今年は4月中旬から5月まで寒く、まだ1分咲きくらいでしかありません。
ツツジも若干速いかな~でも公園随所にきれいな花がさいています。
ここで是非食べてほしいのは、♪ほんべつミソドレ焼きうどん♪!!
新たなB級グルメ?を目指して、食で町おこししようぜという有志たちが提供します!
それでその”うどん”の特徴ですが
1.麺(うどん)は地場産小麦”きたほなみ”
2.味付けのミソドレは”豆ではりきる母さんの会”の味噌ドレッシング使用!
しかも今回は黒豆味噌ドレッシングを初使用!!味噌ドレッシングというのが、斬新で食欲をそそります!
3.町外コラボとして、”とかちマッシュルーム“使用で香三重奏!
4.さらに、さらに超目玉!ほんべつ和牛も初デビュー。焼きうどんに和牛が乗っかってます!
まさに”うどんの宝石箱やぁ~~~!!”と関係者と。
限定200食 ¥600/食 10時から2時までの4時間一本勝負!
きっと12時には売り切れてると思います。ここでしか味わえない究極の味です!是非食べてください!
味付けや調理や試食会も行ってきました。つつじ祭りの前焼戦(練習)うちの倉庫でジャージャージュージューやりました。
いろいろ難しいことや改善点も分かってきました。
ついでに、ドラムカンピザもやっちゃったり・・・。
もっと我々農家も町の飲食店や商店も、食で町民や観光客と繋がり”町を元気に!!”していきたいと思います。
よろしくお願いします!!
5月7日も農作業の合間をぬって準備です。
雨ふんなよ~~
是非お祭りにお越しください!まってま=す!
投稿者: maeda
春よこ~~~い(恋)!!
今年もパン用人気小麦No1(当農場で)の「春よ恋」の種まきが始まった。
そうです、パンは小麦からできるんです。畑からできるんですね~これが。
2、3,4月初旬まで、かなりの水準で温かい冬の日が続いてきた。
しかも、昨年12月23日にしっかりとした雪が降ってからというもの降雪量も少なく(平均50cm少ない)。
かなりのペースで土は乾いてきました。
春小麦は短期決戦型の作物。
生育日数をやっぱり稼ぎたい。
平成22年(2010年)のように、猛暑から実が早くできてしまう細麦になるような状態も今後の気候変動にはオンしておかないといけないのかもしれない。
対策はというと、やっぱりそれまでにしっかりとした体つくりをして、いくらかでもその影響を受けづらくするほうほうくらいしか見当たらない。ということで、いつもより早い種まきに取り掛かった。
4月5日
肥料を播いてから、トラクターに爪(深耕爪)をつけて畑に空気を入れることから始めた。その深さ約40cm。
約40cmくらいの深さで爪が入り込み、このクラストから空気や水が入りより地温を上げる効果がある。
この作業は絶対必要だと思っていて、まづ劇的に土の細土(さいど)が良くなる。
施工した瞬間は分からないが、その後の整地作業では効果は劇的にある。
ポロポロと土が軟化するというか、全体的にこなれやすくなる。
4月7日
最初の畑に整地と種まき。種がやや青っおくみえるのは種子消毒(殺菌剤)がまぶしてあるから。
ここの畑は昨年、ビートをまいたところ。
畑の約30%をプラオで土を天地返してあり、約60%をWソイラで深耕作業。残りの30%は秋ぬかるんで作業できず収穫後そのままの状態だった。
ということで、ちょっと考察。
1. 深耕(Wソイラ)+耕起区(プラオ)いづれも秋施工
土がほぐれているせいなのか、水持ちがよくなり春先の深耕作業は逆に遅くなった。
雪解け水が蒸発率(もしくは表面を流れない)が低いせいか、より水分を持った感じ。
しかも凍結がきついところも。秋口の水はけを考慮したつもりだったけど逆効果なのかな?
理由は寒くて蒸発する水分がすくなく、土中に貯まりやすいから。見た目はきれいなんだけど・・・・。
2.深耕区のみ
意外と乾きが早く、すんなり作業ができた。ちょっと砂利がかんでいるところもあったので水はけも良かったのかもしれないが・・・。
3.そのままほったらかし区
前年11月8日の雨前にどうにかビート収穫を終了したのち、かなりぬかるむようになりそのままの状態。
4月5日でははいれず、翌日4月6日に深耕作業を行う。枕地(トラクターが旋回する区間のことの農家語)周辺はかなり硬くなっていたが、二度施工し土をほぐした。
ということで、あとは生育の違いを見るべし。
それと全体の畑が乾いているわけではない。
防風林や山の影、ビートの集積場としてつかった部分は全く近寄れないくらい、ズブズブの状態だ。
今年は面白い光景をこの畑では見れた。
普段は全く水はけに問題がないこの畑の中央を、一本の水道のような模様が何日も浮かび上がっていた。
「あれ~なんでだべ?なんにもしてないけど・・・」と悩み、畑のオーナーに聞くと
「あ~俺が歩くスキーで散歩したあとだなぁ~」と。そんくらいじゃならないんだけどと思ってきくと、
「雪がふかふかして歩きにくいもんだから、一回トラクターで除雪したんだわ。」
これが今回の謎のキーでした。
なんと布団代わりの雪を真冬にはぐって、道をつけたもんだからそこの通りだけ冷気と水分が入り込み凍結を起こしたということ。結果、深い凍結がその部分だけ入り不思議なXファイル農家版みたいなことになったわけです。
雪ってありがたいですね。どうりで、早くに雪が吹き飛んでしまった小麦が枯れてしまっているのが良く分かりました。物凄い寒風が吹きすさんでいるんです。
と前段ながくなりましたが、種まき開始。
今年は実験に9kg~13kg/反の種まき量でやってみた。
肥料はN基肥(種まきと同時にやる最初の肥料のこと)を8~9kgで設定。
あとは成長に合わせてやろうと決めた。
その後ローラーをかけて表土を抑えた。特にプラオ区はフカフカ過ぎて根つきが悪い印象があったし、今年の種まき時期はなんせ乾燥していた。土中の水分を呼び込みたいのも狙いだったが、まさか4月23日にドシャブリの雨になるとは・・・隣の足寄町でも70mmだから、ほんべつでも60mmはふったと思う。夜なんか暴風雨だった。夕方からの雨はシットリと美しいほどの雨だったのに、夜に豹変していた。
ちょっと脱線したが、種まき作業はビートを堆積してあった場所以外はスムーズに進む。
特に山影や防風林の影は雪解けも遅く、ビートパイルの場所はカチンカッチンで大きなトラクターでもびくともしないくらいかたい。そこは作業は後回しということで、できる範囲で作業を進めた。
は種日があまりにも違うと問題が起こる。
管理する面では、受粉時期の防除や収穫期にも影響を及ぼす。
しかし、1部の小麦のために、全体の作業をやらないというのも経営にとってはリスクだ。
天気や土壌条件が許す上での、仕事の優先順位が農業だから。
ということで、4月8日にまいた圃場は、一部は4月16日になってしまった。
この違いはどうでるんだろう?
4月26日やっと見えるくらい”春よ恋”は発芽してきた。
“ホォ~~~~(汗)”っとするんです。この時ばかりは。
今年は4月中旬の温度が寒く、乾燥していたせいもあってなかなか発芽がみられない。
毎日土ホジッてみて、発芽はしてる。でも出てこないという日々が4月20日くらいから続いていた。
えらい、地上にでるまで時間かかったね~。
暖かくなるまでジッとしている春よ恋。
これからの天気に期待してますよ。
ツツジも蕾を得て、水芭蕉もきれいに咲いてます。
春の準備全開です。春よこ~~~い(恋)!!
Dream can Pizza true(ドラムカン ピザトゥルー)?!
4月1日
ドラム缶をピザ窯に変身させたのでした~パチパチパチ~。
季節も新年度の始まり。
改めて皆で仕事とその成果を実感してみよう!とちょっとづつ準備しました。
さてドラム缶でピザ窯なんてことができるのか?
できるんですね~これが。
是非ご自宅でDIYしてみてください。
1.まず使い古しのドラム缶(200L)を準備します。
注意:オイルは必ず空っぽにしてください。
2.ピザ窯口と火口を作ります。
要注意!!:ドラム缶の給油口はもちろん、予め水を入れたりしてなかのガスやオイルを抜き取ってください。
どうしてかというと、サンダー(切断機)や酸素切断機を使うさいに火花が飛びちります。
外はいいのですが、ドラム缶内部に入った火が中にたまったガスに引火し、爆発する恐れがあるからです。
知り合いの友人がこれで、鼓膜を破ってしまったと聞きました。非常に危ないです。
火花は熱く、”アチっアチっ!”となります。特に目の玉は保護しとかないと危険です。
3.ピザ窯内部に置く、耐熱煉瓦の置き台と置き火台を作成します。
今回はドラム缶といえども本格的なものを作りたかったので、耐熱煉瓦を備前焼の岡山県から取り寄せました~。
4.”ドコデモカマ~”とドラえもんのように言いたくなる補助輪つきの荷車を作ります。
廃材を利用。使えそうで使えない?いろんなものがある農家。使い方は自分次第。
5.出来上がったら色を塗ります。今回は子供たちの芸術的?作品に仕上げてもらいました。
下絵を描いて、”ピザ窯は爆発だ~!!”と言える?
6.ピールって知ってます?あのピザ窯にピザを入れる時の棒に平板がついてるやつ。ピールって言うんですって。
これは使い古しのスコップを利用。
セコイっ!というより、長年土を掘って掘って掘りまっくった、先がすっかり 丸くなってしまった剣さきスコップ。これにまた命を吹き込みます!
スコップ部分を切断、鉄板を約30cm角で溶接しました。
命名:スコッピール!
7.それから本格ピザ生地をコネコネして、寝かしておいて伸ばして、トッピング。
皆で育て作った当農場の、”春よ恋”と”キタノカオリ”で試作。
スコッピールに生地をのせますが、やっぱり鉄板(アルミでもなく、木でもない)なので、生地がつきやすい。
なので、打粉は必要。
味は?メチャ、メチャ、メチャンコ、美~~~~~味い!!
正直こんなに美味くできると思ってなかったです
おいしぃ~~~~!!!と子供たちも最高喜んでました。いくらでもイケる!そんな感じ。
スタッフも家族も皆笑顔で、皆手作り。小麦粉も一年かけて作った貴重なもの。
全て自作自消になってますが、これでもっと楽しいことができればなと早速2号機に取り掛かるのでした~。
ドラム缶で本物ピザをもじって、”Dream can Pizza true!!”。
夢もピザも膨らみます!膨らみすぎて爆発するのもあったり?
ドラムカン・ピザトゥル号と命名しました~!!大成功!!
やっぱり温暖化?
平成23年(2011)はやっぱり暖かい。
特に最低気温はどことなく温かく、ビートの生育もすこぶる順調。
どころか順調過ぎて伸びを抑えるのにどうしようといったところだ。
昨日、天気の見かたの歴史が変わったことが判明。
気象庁が10年ぶりに、、都市の平均気温をより近況に近いことに決めたのだ。
それよると、
帯広市はこうなる。ただ最近は、十勝管内でも地域別のゲリラ豪雨だとか突風があるので一概にはいえない。、
ほんべつ町も平成21年のような冷害、大雨害をのぞけばほぼ沿っている気温になると思っている。
(1971年~2000年と比較して)
1.年平均気温 6.8℃ (0.3℃上昇、温暖化?)
2.降水量 888mm (雨は少なくなっている傾向だが、ゲリラ雨がおおくなっているような・・・)
3.日照時間 2033hr (”十勝晴れ”ますます実証!)
4.降雪量 201cm (10cm以上少ない。確かにふってないもんね)
6.冬日 155.9日 (ほぼ変わらない。でも冬日数が少なくなっているわけではなく↓)
7.真冬日 55.7日 (2日少ない、11月から3月くらいまでを測っているのかその期間に超寒い日が2日も少なくなっているのは凄いことだと思う。むしろこれが、平均気温を押し上げる要因になっているんじゃないかな)
8。猛暑日 0.5日 (過去と比べてもほぼ変化ない。しかし、平成22年(2010年)は歴史上の発猛暑年となった。10年後、この発表データが更新されるとき、この日数は注目℃100%。地球の悲鳴に見えるかも知れない。
ということで、農家はどうするのか?
一昔とは気象状況は違うと認識したうえで、農業をするしかない。
でも、集中豪雨や猛暑対策。どちらも対応できる土つくりが大切なのも今までと変わりなく重要だ。
Sugar Beet Seeding in Japan
Today, I try to explain how sugar beet in japan is grown on the field.
今回はつたない英語でビート生産について説明します。
どうしてかというと、世界中探しても日本しかこの移植作業のビート生産はないからです。
しかもここ北海道がメイン。かなり珍しいやりかたというのもあり発信しようと思いました。
日本語でのビートの播種について昨年以降のを見てください。
ポチ⇒
Firstry, I have to mention two ways of seeding.
1. transplanting: Maybe, this is the original way of seeding in Japan.
Also, main production of sugar beet in Japan is Hokkaido prefecture.
2. Direct seeding: This is the stadard way of seeding in the world of sugar beet.
Background: the reason why majority of Hokkaido farmers choose the transplanting system is below,
1. Get longer growth period ⇒it makes yield get more than direct seeding.
2. One of the importnat points is secure of getmination. Because transplanting beet is controled at the greenhouse, it make certainess of germination than that of direct seeding.
Demerit
1. transpalanting: take higher cost, labor imput, use fuel for heating the green house
2. direct seeding: germination rate and floust damage at spring. But recently some of the farmers have been gotten high yield more than farmers of transplanting.
Anyway, my farm have been transplanted sugar beet for almost 30 years, let me show you how it made.
1. Storage of soil: Almost of all farms stock soil into the green house for seeding beds because of rejecting freeze soil during winter.
2. Level ground: It is very important to level ground for better hundle of seed bed. Since paper pot is made by a piece of paper, it might be eazy to break a piece if ground is heaved.
3. Prepar machinery: soil shatter machine, conveyers, soil stuffer, etc.
4. Stuff soil into paper pods. Shattered soil with fertilizer is stuffed into paper pods.
Paper pods are set by the board which has projections.
This projection (about 1cm depth) makes paper pods seed holes.
5. Seeding: there is two ways of seeding, manual and automatic by the vacume seeders.
Seeds have to be sowm seed holes of paper pods properly.
6. Cover soil including fungicide on the surface of seed holes.
Fugicide is for avoiding stand off.
7. Arrenge pods at the green house
Special carrier make it easear. At my farm, Almost 600 pods are lined at a green house.
8. Set up curved bars for making a tunnel.
Tunnel makes sugar beet pods warm and reduce heating cost.
9. After a few days from seeding, start water sprey.
For enhancing germination rate, it is very important to give seed pods water equally by a pump spray.
10. Keep warm and give water properly for better germination
When irregular sprout of beets is occured, it might be difficult of nursing it, and be occured time cusuming,
Than’s why nylon sheet is covered air duct for circulating air.
Wind in the tunnel is able to avoid freezing out, stagnation of germ.
11. After 45 days from seeding, get ready to transplant beets on the field.
In our region, Tokachi district of Hokkaido, farmers start to tranplant from last week of April.
Also, direct seeding starts this period.
However, we have to be careful strong spring wind, and flost.
Weater forecast is usufull imformation of farmeres in the world, as you know it.
12. 2 times a day, our farm have green tea time for short rest.
Everybody lough at taking about nothing and enjoy green tea time for relaxing.
ルヴァン種はキタノカオリ by akiko
先週、土曜日からビートの苗作りが始まっています。
順調に進めば、明日までの予定です。
アルバイト、社員、家族総勢12名がハウスで働いています。
あぁ、いよいよ春が来たと思います。
まだまだ風は凍るように冷たいのですが。
昨日、社団法人日本パン技術研究所のN様より本を送って頂きました。
「ジェフリー ハメルマン氏による アルチザンブレッド
‐手作りパン製法の真髄‐」
が同研究所、株式会社J.I,Bより出版されたそうです。
おめでとうございます。パチパチパチパチ~!
こちらの本は同研究所が開催した
「ジェフリーハメルマン氏によるアルチザンブレッドサミナー」にて
デモンストレーションされた実技や講義内容がまとめられた本です。
この記念すべき本の
P96ページの原材料のページに
「キタノカオリ全粒粉 前田農産食品合資会社」とあります!
P31~のルヴァン種がキタノカオリ全粒粉で作ってくださっています。
そもそも、同研究所のご出身である、
「カフェ ダブリエ」主宰の森本まどか先生のご紹介で、
〝地元産の小麦粉〟として、推薦して頂き、講義に使って頂いたのです。
本書の中でもハメルマン氏が述べていますが、
一部ご紹介すると・・・。
プラス面では、新鮮(挽きたて)で、風味豊かで栄養価が高いこと
そして、消費者の興味をひき、他のベーカリーとの差別化になること。
マイナス面では、その年により品質や量がバラつきがある
など、言葉も添えられています。
奥様が日本の方で、通訳や翻訳をされており、
北海道へも訪問されたことがあります。
ハメルマンご夫妻と茂雄専務、一昨年の秋、
ご一緒する機会がありました。
パンを愛する匠たちとともに
ジェフリーハメルマン夫妻との宴
ご縁の繋がりに感謝感謝です・・・。
天方シェフの出張パン教室 IN 本別 by akiko
朝晩は冷え込みますが、だんだんと日差しが暖かくなり、
畑の雪も少しづつ厚みが薄くなっているようです。
ユメチカラの葉も少し見えています。
今日、〝ますやパン 天方シェフの出張パン教室 IN 本別〟
我家でこじんまりと開催しました。
ますやパンさんと言えば、十勝のソウルフード。
お母さんが子供のために買って・・・自然と子供の好物になって、
その子供が大人になって、また自分の子供に買ってやり・・・
そんなお母さんの味のするパンです。
***munu***
前田農産のきたほなみのブリオッシュ
春よ恋×きたほなみ×キタノカオリのフランスパン
十勝黒豆きな粉スコーン
***
の3種類を教えて頂きました。
昨年の秋にきたほなみのブリオッシュを教えて頂く約束をして、
実現したのでした。
天方さんの休日を割いてくださって・・・ご家族の方々、本当にすみません。
せっかくの機会なので、友人に声をかけて、
パン教室をしているYさん、音更町で畑作農家のSさん、無農薬の畑作農家のNさんが来てくれました。
「これは前田農産さんのきたほなみを使いたくて、研究したレシピなんです。」
「今度は前田さんが他の方に教えてくださいね~」
と熱いメッセージをどーんと頂きました。
人数分のボール、計量した材料などをすべて、準備してきてくださっています。
参加してくれたお友達も
「職人さんから学べるなんて貴重!」
「職人技を家庭でも応用できるポイントが分かりやすかった。」
「こういう時、どうする?という今までの疑問が教えて頂けた。」
「小麦粉の個性がよく分かった。」
「とにかく美味しくて幸せ」
などなど大好評でした。
天方シェフはますやパン麦音店でも講習会を開いていらっしゃいます。
ご興味のあるかたはぜひ・・・。
焼成を待つブリオッシュ
焼きあがったブリオッシュ。
ふわんふわんです。
しっとりとした和菓子のようなスコーン。
本日の私が用意したランチ・・・
タンドリーチキン パプリカ添え
金時豆とポルチーニ茸のコンソメ煮
野菜サラダ
美味しいパンと一緒に美味しく頂きました。
*
*
*
現在、きたほなみ、完売中です。。。申し訳ありません。
H22年産の製粉を待っております。
*
*
*
Sさーん♪ タンドリーチキンの簡単ですがレシピです。
***タンドリーチキン***
鶏モモ肉 6枚
ヨーグルト 半カップ
塩 適量
カレー粉 適量
ショウガ 大さじ1くらい
ニンニク 一片
パプリカ 2個
①鶏もも肉を適当な大きさに切る。
②塩をもみこむ。
③すりおろしたショウガ、ニンニク、カレー粉、ヨーグルトでさらに
もみこむ。
④冷蔵庫で一晩漬け込む
⑤油を引いたフライパンで皮目からこんがりと焼き、両面焼けたら、
一口大に切ったパプリカも入れ、アルミホイルで軽くふたをして、中まで火を通す。
塩加減を見て、味を調える。
塩は気持ち多めにすりこみます。
カレー粉は子供も食べる場合は、少なめに、
辛口が好みなら多めに、小1~2くらい。
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はるゆたか≦春よ恋≦はるきらり
「きたほなみ」「はるきらり」という新品種の小麦があるのは3年ほど前からお伝えしてきました。
まだ、「はるきらり」はまだ全道でも数十件の農家しか作っておらず、”普及”という言葉さえもついていない小麦ですが、今後「はるゆたか」と「春よ恋」に負けじとでてくると思います。
この表は家系図ならぬ、麦系図。親のいいところ、美味しいところ、病気に強いところ。それぞれを兼ね備えた現代のハイブリッドです。
その裏側を探りに、産みの親に会いにいったのでした。
2月15日、JA本別農協青年部の役員研修として北見農業試験場を選定しました。
理由は、これからが旬と本番になる中力系「きたほなみ」とパン用強力小麦の「はるきらり」の栽培について聞きにいったのです。
北海道の小麦の最有力候補9割以上の作付を誇ってきた小麦「ホクシン」もここから生まれてきたのです。
考えてみたら凄いことなんです。日本の小麦の6割が北海道産。そのうちの9割以上を占める小麦を生みだすところです。もちろん目標とする品種は?
1.美味しくて
2.たくさん収量があって
3.病気につよい
製パン性もほら、春よ恋やはるゆたかに引けをとってません。
その昔は”農家が作りやすければそれで良い!”みたいなところもあったのかもしれませんが、”求められる小麦”が時代の主流です。
それも遺伝子技術をつかって、この小麦の良いところとあっちの小麦の良いところを掛け合わせてみて、最も理想とする小麦だけを選抜。その中でもさらに安定した品質や収量を確保できるものをだすんです。少なくとも10年。親株にも10年。20年越しくらいの長期スパンで育種は行われます。
ただ心配な点も。
国の出先研究機関だった北海道の各地区の研究所も時代の流れとともに、独立行政法人になりより実績が問われるようになりました。ここまでは大賛成なのですが、育種事業に対する国からの支援が極端にカットされている事実があります。これは国家の存亡にかかわる問題だと大げさでなく思っています。
なぜか?人間と同じでそれぞれの個性がある小麦。
そのいいところを科学の力(実際は地道な人工交配)によっていままでの品種が出てきました。
世界のでの食糧増産のみならず、自国の食糧確保や気候変動に耐えうる強い小麦は全て品種にかかっています。
“美味しくてタフな奴ら”が実際の畑現場にも必要なんです。
こちらや育種に携わる研究員の地道な努力の上に、我々生産者がいて、それを製粉して適正をみながら商品化にする方々やしいては消費者の皆さまがいるんです。
簡単に金がないから、時間がかかるからといって切っていい予算じゃないと断言できます。
もし本気で、今の政権が日本の小麦の食糧自給率を14%から30%まで上げようという野心的な数字を歌うのなら、黙って育種研究に国の未来を占う投資をすべきで、おおかれ少なかれ10年後には農業者人口は激減。農家よりも種を守りそして攻め続けることが重要だと思います。
なんでそこまで強調するの?ということですが立派な研究データがあります。
例えば、皆さん大好きなパン用小麦「はるゆたか」
今年もない・ない・売ってない・な~い、どこにあんの~??!!と叫んだんじゃありません?
答え:ない
一昨年に輪をかけて気象条件は厳しい年になったのはお伝えしてきたとおりです。
その中でも、「はるゆたか」は病気や穂発芽といって熟期がくると種のもつ自然摂理状の発芽症状が起きます。
するとデンプン質が変異してしまい、パンの生地ダレや膨らまない、生地がつながらないなどの結果になってしまいます。これは「はるゆたか」が私はそういう環境変化や湿気に敏感肌なのよ!と主張する個性なので、最悪雨が続いたりすると農家は畑で発芽してダメになっていく小麦を茫然を見つめているしか方法がないんです。
試験でも「はるきらり」のデンプンの変化、”低アミロ活性”は他品種に比べると発生しにくく、このあたりが雨に強いタフな奴ということです。
じゃ、テントかぶせたらいいんじゃないの?という方もいるかも?
テント持ってきてください。かなり足りないことに気づくと思います。それは無理です
だから品種なんです。
美味しくて、雨に強い。いろんな環境でも生き抜けるDNA。
それを人間が食べちゃうんですよ~罪ですね~。
絶対元気にならなきゃ小麦に申し訳ないです。
今回は麦類グループの小林研究員に「きたほなみ」の誕生背景と今後の肥料のやり方。下の写真が美味しい小麦をつくりたいと転職までしてきた小林研究員。
葉っぱの色で肥料の量を調節する葉色診断のやり方も教わりました。現場に是非持ち帰りたい方法の一つです。
それから、はるきらり」は同課の来嶋さんから説明をいただきました。
これからもっともっと、春小麦のパンや中華めん、ブレイクしていきましょう!
お忙しいところ、どうもありがとうございました。
私にとって新発見だったのは、
1.データ上、比較している言葉の”難、やや難、中、やや易、易”などは秋小麦と春小麦でその意味合いが違う度合いだということ。
2.秋小麦で300種、春小麦で200種の育種を北見農試で行っていること。
スゲェな~。収穫はバインダーか手刈りですって。それから製粉、パンや麺的性もみるんですよ~。
研究好きしかできない技ですね。
3.カビはほぼ種子伝播はしない。
4.お楽しみの新品種は”北見85号”と春小麦”北見72号”
まだまだ先の話ですが、厳しい選抜試験を抜けて”小麦ジャパン”のナショナルチームに早く入ってきてほしいものです。サッカーでいうとU-22。今年から本格普及してく「きたほなみ」「ゆめちから」「はるきらり」は新生のナショナルチームなんです。このチームワークも物議をかもしだすくらい楽しみな戦力ですよ~~ふふふ。
、
上記のように美味しい小麦を種から創る人たちがいます。
より美味しくなろう、タフになろうとしてきた親たちもいます。
もちろん、多くの方の応援あっての国産小麦です。
子育てに終わりはありませんよね。国もここにケチはつけてはいけません。
子供手当ならぬ、小麦手当は絶対必要です!!!
しかも、ゆとり教育ではない、超エリート選抜ですよ!
だれか、事業仕分けワーキンググループで言ってやって!私なら言っちゃいます。
農業政策の柱にもなりえる、基礎研究ですから。
当農場も頑張って生産に普及に努めたいと思っています。
こちらもどうぞ宜しくお願いします。
↓
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あっ~チョコがな~い!
「あっ~チョコがなくなってる~、大変おかあさん!!」と娘が叫んでいた2月13日午前。
「お父さんに聞いてみなさい!」と妻。
「おとうさん、板チョコ食べたでしょ!!」と詰め寄る娘。
「あ~そういや食べてしもうたなぁ」と私。
「もぉぉぉぉ買ってきてよ~できないじゃんか~仕上げが~~~(怒)!」と娘。
ということで、怒られながら小さい二女を連れてチョコ買いにスーパーへ。
そうか、バレンタインデーかとその時言われて初めてきずいた。
無類のチョコ好きな私はあれば食べてしまう板チョコ。
今もまだ一枚なら、連続大人喰いできるほどだ。
どうりで朝からブラウニーやらクッキーのいい匂いがすわけだ。
息子も参戦。マジックで?クッキーにクマちゃんの絵を描いている。水性?油性?なんでもいい。参加することに意義がある。(実は、食用マーカーです)
パパのみならず、お世話になっている先生や農場のスタッフにもプレゼント。
「なんと心の大きな娘よ、ウッウッゥウ~」と親ばかであったのです。
もちろん自産自消。
クッキー生地は当農場の”きたほなみ”を使用。
ホクシンよりも、良い意味でさっぱりした香ばしさがあります。
今後のこの品種の可能性を大いに感じました。愛情もももちろんです。
ありがとう!!
こちらもどうぞ宜しくお願いします。
↓
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オリンピック選手を育むのは by akiko
今週は気温が低く、零下10℃以下の日も。
まず、外に出ると、髪の毛の湿気がパリパリとして
息を吸い込むと、喉が渇くように感じます。
そんな金曜日、娘のスケートの授業がありました。
小学校では必修科目です。
なんと、校庭がスケートリンクになるのです。
私は冬に出現するピカピカのリンクに驚きました。
これは、スケート少年団というクラブ活動の
保護者たちが、深夜、水を播いて作るそうです・・・。
授業の始まりのチャイムに合わせて、
リンクにちらりほらりと親の姿が現れます。
「スケート靴の紐縛りのお手伝いのお願い」
という学校からのお手紙が届いたのは少し前。
一年生の保護者はお手伝いのためにやってきます。
十勝はスピードスケートのオリンピック選手も
多数生み出している地域。
隣町の池田町はメダリストの長島選手の出身地です。
スケート少年団に入っている子供達は
秋口から屋内のリンクに通い、
冬は放課後のこのリンクで毎日練習します。
親は送り迎えはもちろん、極寒の中、見守ります。
オリンピック選手を育てた親御さん、
ほんとうに素晴らしいですね。
冷たさでじんじんとなっている足を
感じながら、初日の私は思いました。
さて、ピカピカの一年生の娘は
まだ滑れません。
カツカツとリンクの上を歩いていました。
こちらもどうぞ宜しくお願いします。
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