ビートは収穫したあとどうなるのか?砂糖になるんです、ハイ。
では、どうやってできるのか?はてな~?そういややったことないな~ということで、砂糖をとってみようとJA本別の青年部(本別支部)のメンバーで、つくってみました。ある目的もあって。
最初に、ビートをよく洗います。
それから皮むき器で、表面の皮をむいてから、ミキサーにかけられるくたらいの形にきります。
ミキサーで粉砕して、お湯の中にいれます。ここで重要なのは、お湯をはりすぎないこと。あとで蒸発させてビート糖をとりだすので、成分の濃縮度を高めるためにも、お湯は若干すくなめのほうがベター。
それから70度くらいで、1時間近く煮出して、糖分を抽出します。
ビートをさらしにさらって、糖成分のたまったお湯をさらに沸騰させて、水分を蒸発させていきます。この時に、最初の水の量が多い糖蜜を取り出すまでにかなりの時間がかかります。また、さらしに越すときは、なるべくしぼらないほうが、良いようで苦み成分が余計にでてしまうみたいです。たしかに、二回やりましたが、一回目は思いっきりしぼったので、苦味がつよかった気がします。
沸騰させながら、こまめに灰汁取り作業。2.5時間かかってようやく糖蜜がとれたのです。
この作業、商業ベースじゃなきゃいけない気がしました。
お味のほうはというと・・・見た目も、ミネラル(不純物を含む)がたっぷりはいっているので、黒蜜のようなかんじ。もちろん、それはもう、甘~いのですが、ほんのり雑味のあるビターなかんじの大人の砂糖といった感じ。
”我々農家の汗と糖の結晶”がここにできあがりました!パチパチ。
初めてつくってみましたが、作業は簡単、時間は結構かかります(特に蒸発作業)。少量づつやるのがお勧めです。
原料のあるここでしかできない、贅沢なお砂糖の原型のできあがりでした。
「ここだからできる本物ビート糖」への2件のフィードバック
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素晴らしい企画だと思います。
そして、素晴らしい青年部活動だと思います。
sruの糖蜜と一般の糖蜜の味の比較がもし出来れば、面白いですよね!
明日、4時に起きて札幌に向かいます。
宜しくお願いします。
ゴン太さん
メールありがとうございます!
全道大会お疲れ様でした!いや~最後の最後でお会いしただけで全然話せませんでしたね。残念です。
農業体験というか食育はどこでもできます。ですが、ここだけ今だけという貴重さでは畑と牛を持つ者には、これ以上に素晴らしいことないでしょう。
オホーツクにもその兆しをつくっていってください。