今年(2012年)のビート種落としはうちにとっては、ちょっと遅い種まきになった。
理由は2つ。
1.例年よりも積雪が多くしかも寒い。観測でもここ10年来で一番寒い年になったようだ。
2.3月初旬にシンガポール研修があったという個人的な理由。
かといっても、準備はもちろん2月20日から順番に行ってきた。
まずは、ビートハウスに雪解け水がはいってこないように、丁寧に雪掻き、凍り割りだ。
重機もつかえば、スコップやつるはしで対応。
ビートは甘くなってもいいのだが、自然の寒さは甘くない。
レンタル機会屋から、振動ドリルをかりてきての雪割り。これが使える。
唯のドリルではだめで、凍りのような土の塊を砕くには、振動がないとだめなのだ。
なんせ凍りついた土はコンクリート(本来この機械はそのためにある)と同じだ。
凍りついた扉を開けようにも、凍りついた土はもっこりと上がっている。
大抵5cmくらいは余裕で土は上がってくる。そのため、秋口に戸の下を掘っておく必要性があるのだ。
もしそれを怠ると、凍った土が鉄性のドアを上げて、曲げてします。自然はナメると大変な事態だ。
さあ、いよいよシーズンの足音が聞こえてきた。