大改修ビフォーアフターといっても、ようは解体作業の連続だ。
前田農産の歴史をひも解くと、昭和59年(1984年)から本格的に自己収穫、乾燥にとりくんできたようだ。
小さい頃の思い出といえば、乾燥能力がたりなかったのだろう。
ビニールハウスにブルーシートを広げ、そこにダンプで運んできた生の小麦(きっと30%近くあったんんじゃないかと思う)を
薄~く広げ、裸足になってすり足でラインをつくる。要は外気でより乾燥するように撹拌作業を人海戦術でやっていたのだ。
今もなんとなく、小麦の青臭さと粘りっけと面倒くささを感じてたのを覚えている。
その乾燥機。初代はこの昭和59年導入ということで、なんと29年戦士だ!
ひと夏のほんのわずかな1~2週間。
それでも穂発芽させちゃいけないと、ほぼその時期だけフル稼働する。
そして設置されてから29年目にして初めてのお引っ越しをしてるのです。
きっと、新天地(といっても20mくらいしか離れてない)でもやってくれるに違いありません。
いや、やってくれなきゃ乾燥機じゃないんです!
何年もかけて、ここ数年はスタッフたちと一緒に何度も試行錯誤を重ね、改造しまくってきた倉庫をさらなる改善策をうっています。
そう何年も想い続け、この鼻水が垂れ落ちるくらい寒い中、夏場の作業にむけて充電してます。
今までこの場で頑張ってくれた乾燥機およびライン達に感謝!
今年も事故なく、やりましょう!よろしく!