でっかい石窯物語

3月下旬、念願だった石窯製作にとりかかった。
以前から農場でピザとかパンを振るまうことができればと思っていた。
しかも大家族のような雰囲気のあるやつ。
昨年はドラム缶で、ピザ窯を作成してみた。
”Drum Can Pizza true”だ。その時の様子はこちら⇒ポチ
今回はこれを根底から覆すような本格的石窯をつくる。
やりたいことは2つ。
1.デカイのつくりたい。しかも移動できるやつ。
2.北海道素材でつくりたい。
デカサといっても人それぞれ。
今回は、横縦が1200mm正方形の石窯つくりに挑戦。
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 北海道素材として、“札幌軟石”といわれるその名のとおり、札幌周辺で採掘される石をを窯に組み立てた。
約4万年前に支笏湖の火山活動で生まれた石層で、あの石屋製菓さんとか、札幌コンベンションセンター、小樽レンガ倉庫の一部にも使われているそう。昔は何百人という石工の人たちが働いていて、”石山通り”もその関係でついた名前のようである。
ダンプで日高山脈を越えて、採掘現場までいって石材屋さんから石をいただき組み立ててみました。
今回是非ご紹介したいのは、こちらの会社さん”辻石材工業株式会社”です。
建築様式の変化、新素材に時代はかわり、こちらの会社でしか”札幌軟石”の生産業者は残ってないそうです。
もともと、このアイディアは音更の農家さんから頂いた。
そこのうちは1段ものの、置き火式。
 今回はバッフル使用とし、2段層にして連続で焼かる仕組みができないかと考案。
下段で燃やして、熱気を上段に流し込み焼けないかな?と。
3月23日に、JAほんべつ青年部の本別支部の若いメンバーが集まり作ってみた。
なかなか重い。超重量級で一本80kgくらいありそう。2人でたがかないと、持てない重さだった。
こういう経験は経験値になる。なんでも見て聞いてみたら実践するのが一番勉強にもなるし、この出来事を子供たちにも伝えられる。
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しかも、軟石らしく本当に掛けやすい、ポロポロと石の塊というイメージではなく、石と乾いた泥を固めたような塊のイメージだ。
そ~と、そ~と作業をした。また次の日に、ジェットヒーターをたいて仕事をしていると石から湯気が上がる。
相当な湿気を含んでいるもの間違いなさそう。火入れは慎重にしたい感じだ。
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火の抜けの防ぎ、密閉間を高めようと途中、耐熱モルタルをペタペタ素人的にぬった。
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確かに軟石だけあって、ポロポロ砕けやすい。
“あれ大丈夫だべか・・・?”と不安半分、期待は2倍の状態。
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そのために取外し可能な鉄枠を製作。
今は2層の窯の入り口のデザインと作業性を考え悩む。
耐熱ガラスも用意しないと。
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“お父さん、ホントにできんの~?”とドキっとすること言われましたが“見てろよ~!楽しいぞぉ~”とだけ言っといた。
薪拾いにもいかせなきゃ。1,2月と山にいっていたので薪を調達しなきゃ。
薪も通常は1,2年乾燥させる必要があるため、ここではどこまでやるかは未知数のところ。
 
今後、6月の修学旅行生の受入や7月のベーカリーキャンプ、子供たちの部活動、会社の懇親会や仲間での地域の交流会に大いに役立てばと思う。
これで小麦たちもこんがり本の姿の小麦色に焼かれたら、嬉しいだろうな~。
PS 残りの耐熱モルタル、もったいないので後でプレートにでもしようと、枠を作って固めてみました。
   細い鉄棒もいれて強化。どうなるんでしょうか?楽しみ
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