9月12日、13日と大阪の茨木高校の生徒が「農村ホームステイ」として修学旅行の一環で本別町にやってきた。
家は4人の元気な女子達がやってきて、両親の家でワイワイやっていった。
ここ2,3年、こうした農村での修学旅行生の受け入れが活発化している。
もちろん、事業自体が経済的な循環を生めばそれでいいのだが、受け入れ農家にその気はほぼないと思う。
農業をもっと一瞬深く考えてもらうチャンスとして、新たな出会いの場として、田舎ってこんな感じよというライフスタイルを知ってもらうのも一つ良いかもしれない。
でもやっぱり人との出会いと交流がこの事業の最大の醍醐味であり、魅力となるだろう。
料理も自分たちの手で、ホストと一緒にカレーを作ったり、作業をしたりと、たった一泊二日だけどお客さんというより、息子、娘や子供たちにとったら、お兄ちゃん、お姉ちゃんに新たに合う感じだ。
ノースプロダクションの近江さんの声かけから始まり、きっと受け入れ農家も修学旅行生たちもその意義を心に刻んでいると思う。毎回思うが素晴らしい体験ができている感じがする。
本別でも、茨木高校の一クラスが10数戸の農家に分かれて滞在した。
残念ながら長らく続いた雨のせいで、予定していたイモほりや豆の収穫ができなかった農家も多かったのかもしれない。
天気の変化も、土の状態も変わる良い勉強の一つだ。
4人の子達が作ったカレーは最高に美味しかった。
何でも、茨木高校はかなりの文武両道生達がそろっているようだし、学校祭も超盛り上がる団結力ある高校に感じた。
皆、将来の夢をもっていることも素晴らしかった。高校のときなんか漠然としすぎてて、将来のことなんてたいして考えてなかった自分と大違いだなと反省させられたくらいだ。
13日はちょっとだけ時間をとって、小麦の調整作業や小豆、大豆の生育。
従兄弟の牛や(酪農家)のところで、乳搾り体験。
それから堆肥散布の作業を手伝ってもらった。どうって?トラクターに実際のってもらって。
もちろん田舎の高校生だって、車を運転することはそうそう?ない。
大人になって、初めて自分で運転したのは、”トラクター!”なんていうのは逆にかっこいいかもしれない。
自慢してね。
それから、昼ご飯も自分たちで母の管理する家庭菜園から、イモほったり、トマトとったりと楽しくやっていた。
確かによくある観光地行くより、つらさがあったり、ぎこちなかったり、嬉しかったり、土の匂がしたり、堆肥であるウンが足底についたりとしたほうが良い思い出になると思う。
また大学生になって十勝を訪ねてきてほしい。元気でね。