人鎌(ロウマイカ) 

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何してると思います?麦刈です。
ロクロク(コンバインの愛称)どうした?って?
土が雨で軟弱状態になり、ロクロクが埋まってしまうんです。
今年はこのような圃場が多発。ロクロクで行けないところなんて通常ないですが・・・。
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土にめっこり刺った、タイヤの跡。
舗装道路しか走ったことのことのない方にはわからないかもしれませんが、考えてみてください。
車から半分でているタイヤのこと。その半分のタイヤが埋まったらどうなります?
土に動体着陸しちゃって身動き取れないですよね。
7月29日の深夜、23:40分頃。ぬかるんでいるところまで、進んではバックして、進んではバックしてとやっていましたが、ついにハマってしまいました。
ここから、一時間半、激闘が始まります。
大型のトラクターにワイヤーをつけて、うんとこしょって引っ張りますがびくともせず。
次にタンクに入っていた半分近くの小麦をダンプに排出して、身を軽くして・・・・。
ダンプももちろんぬかるんでいるので、道路までトラクターでけん引して。
それから、再度挑戦。それでも駄目で、今度はトラクターやロクロクのタイヤに敷き詰めるだけの麦殻(茎や穂の殻のこと)を敷いて、ゆっ~くり引きあげたのです。麦殻の力はすごいんですよ。ちゃんとタイヤのグリップの力になるんです。
地元のJAでも苦戦をしいられていたようで、ダンプとかトラクターでは刃がたたないということで、重機のショベルカーを準備。何度も何度もハマった畑があるそうです。わかる。自分のうちの畑でさえ、どこで埋まるかわからないのに、他人の畑だったら余計、検討つきませんよね。
この夜の教訓から、次の日、別のトラクターにダブルタイヤをはかして、麦稈も運べるようにローダー(ショベルのついたやつ)を準備。最悪の状態に臨戦態勢を整えたのでした~。
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それでも、ロクロクの入れないとこは、手刈り。こんなこと今までやったことありません!
長靴ではまるくらいトポトポなんですよ、畑が!
約2反分(20m×20m)くらいでしょうか。最初の写真のように刈っては、ロクロクで脱穀しての繰り返し。
でも、立ったままの小麦畑を残しちゃおけない。せっかく一年育ってきたんですから。