7月29日から8月3日までのたった6日間ですが、秋まき小麦の収穫となりました。
そして無事、終了したのでした~パチパチ。
お菓子やパン職人の方々、流通、製粉にかかわる方々皆様より、激励やご心配のメール、電話等いただきこの6日間を、あっつい想いで収穫させていただきました。
”うちだけの農産物じゃない、このあとがある。だから今やるべきことをやる!”
怒号の麦畑レポート送ります。
皆さんお気づきのとおり、今年はメモリアルな年になってます。
雨、雨、雨、曇り、たま~に晴れ。
積もり積もった降水量は土の中に蓄積されていました。
それでも、収穫の時期はきます。小麦が乾燥してきたのです。
しかも雨の予報がでる、でる。
”晴れ神様どこじゃ~い!””この時期くらい晴れとくれ~”とコンバインの中から叫んでいたのは私だけじゃないはず。
まずは、当農場の”香味麦選”(こうみばくせん)シリーズのトップバッターは
ホクシン(Hokushin)からです。
晴れの日は、6日間の収穫日のうち7月31日と8月1日だけ。
この一瞬とばかりに、コンバインを走らせたわけです。疾走するといっても5~6km/hrぐらい。
倒れてるところは、1~2km/hrくらいなので作業効率はおちます。
コンバイン(収穫機)の前にはヘッダー(刈り取り部分)がついていて、バリカンが横に並んでいます。
そのバリカンで茎を切ります。同時に、リール(細い針金のついた観覧車みたいなイメージ)で、小麦をコンバインの中に描き込みます。速さ調整はもちろん、倒れた麦でも上手に描き上げてくれるすぐれものです。
それから、コンバインの中に大きな太鼓(ドラム)があって、この部分で約9割近くは脱穀されて、タンクの中に押し上げられます。下はタンクにはいった麦たち(ホクシン)。
それでも、落ちない小麦は、穂とか茎ごと再脱穀される装置に入り、実と茎や穂、もみなどと分別されて外に出てきます。非常にうまくできています。豆やほかの雑穀も同じような仕組みで脱穀できます。
それから、ダンプに受けて乾燥工場まで運びます。
乾燥工場まで運ばれたあとは、小麦の実の水分を12.5%以下まで下げます。何で12.5%?っていうと、政府の検査を受ける際の基準であり、通常この水分だと長期間の保存に耐えうるそうです。確かに、噛んでみてもカリとしてます。
あと、2年もすると”ホクシン”は”キタホナミ”に品種交代されます。ありがとう、ホクシン!よく頑張った!でも、刈りはじめは若干、穂発芽もありました。来年最後の年。終り良ければ全てよし!また輝いてねっ、というかドキドキさせないで。
「What a wheat days! ホクシン収穫!」への2件のフィードバック
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終わりましたか?よかったです。
うちらのほうは、ホクシンは死んでます。
調整工場の人いわくは、しわくちゃの身ばかりで、小麦粉になる部分は無さそうといっていました。
キタホナミは熟期が少し遅いのが幸いしました。
花が少し天気に当たってくれたので何とか実になりました。
自分は、冬にキタホナミは春分けつが大精と聞いて追肥も加減し、低タンパク対策に穂肥をガンガンやったのでうまいこと倒れずには種が遅かったにもかかわらず最後の口ではありますが、コンバインを止めることなく刈り取り出来ました。
それでも作は悪いですがとりあえずほっとしてます。
シゲサンの畑は、土が良く出来てるからやっぱり最終的に実が充実できてますね。今年は努力の甲斐がある年です。
豆類もとりあえず自分ははげないですり抜けてるので、最後の追い込みにかかろうと思います。
調整など忙しいと思いますが、お体お大事に。
お疲れ様でした。
no-otaさん
小麦収穫、ご苦労さまです!池田町終わりましたか?
本別町では、いまだ入れない畑があったり、トラ刈りした場所をかたづけているようです。山からこだまするバックの音。ぴーぴーぴーと行ってはバックしの繰り返しに聞こえます。
今年ははっきりいって悪い中でもラッキーな年でした。圃場も1.2目以外はそれほど心配することもなく、スムーズでしたが、これから書くキタノカオリは苦戦しました。雨中収穫でしたから・・・。
確かに小麦の刈り遅れは、フヤケテ光沢が無くなっていますよね。しわくちゃな実も刈りはじめは多かったですよ。今年のような年もあるんですね。確かに基盤整備は根本から重要だと天からの声をもらっているようです。