それからの小豆(小学生の収穫分含め)はどうなったのでしょうか?
以前のとりくみはこちらから。
収穫したては夾雑物(きょうざつぶつ)といって、茎やサヤ、未熟な豆や時には虫、石なんかも収穫の機械の中には入ってきます。全く自然状態ですからある程度は何でもはいってくるわけです。
これを選別ラインに乗せていきます。
ステップ1:粗選機(そせんき)といって、丸い穴が何個もついた篩いで大きい茎や、生サヤ、小さい雑草の種子などを取り除きます。
ステップ2:石抜き機を使って小豆よりも重い石を取り除きます。重量の重い石がたまるようになっています。
ステップ3:比重選別機といって、文字とおり重いもの(正粒)と軽いもの(未熟な豆)なんかを選別します。”デック”と呼ばれる傾斜した網をゆすって、軽いものは下に、重いものは正粒(候補)としてタンクにはいります。
ここまでが当農場でできること。見た目はぱっと見、綺麗ですが実際ここからが大変な作業でもあります。スーパーとかでよく見かけるピカピカの煌びやかな豆たちは、その後、大中小に分けられてクリーナーでピカピカに磨かれ(磨きのないのもある)、それから色の度合い(色彩選別機)で選別され、最終的には人間の目視によるチェックがなされ、金属探知機なんかにかけれれて製品となるのです。
ここでできたものを、小学生に少量づつわたして、割れた豆や出来のわるい豆をより分けてもらい、タオルかなんかで拭いてもらったりして綺麗な豆にしてもらい、最後は”あんこ餅”にして食べる予定です。楽しみですの~~~。
今年は特に大納言は水分(13.5%くらい)が少なかったせいか、大粒の特性なのか割れ豆が多い年となりました。もったいな~い。しかしながら、割れ豆だって立派なあんこに変身できるんです。
「豆のそれから・・・」への2件のフィードバック
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はじめまして。naomiと申します。
突然のコメント失礼いたします。
ホームベーカリーでパンを家で食べる用に焼いていて、もっと美味しく作りたくって小麦粉を調べていたらこちらにたどり着きました。
なかなか小麦の情報がなくって…ここには偶然にたどり着きました。
近くのスーパーで買った春よこいで、今日、食パンを焼きました。小麦をカメリアから春よこいに変えただけでフワフワ♪小麦パワーに驚いています。
なんでもこだわっている職人さんが好きです。
今度はぜひ前田さんの小麦で作ってみたいなーと思います。
また遊びにきます。
美味しい小麦作り、頑張ってください☆^^
小豆も美味しそうですね…自然に恵まれて、うらやましいです。
naomiさん
はじまして、メールありがとうございます!パン好きのかたですね。国産小麦はなぜか小麦の味がしますよね。春よ恋ももっちり感ありますよね。同じタンパク数値12.5%くらいでも、やっぱり違いますよね。外麦なしでは日本のパンはなりたちませんが、北海道らしさ、十勝らしさ、うちらしさの粉になっていればと思います。
キタノカオリや春よ恋の後継者”ハルキラリ”なんかも期待しててくださいね。あと1ヶ月ほど・・・
是非ともよろしくお願い申し上げます!