今年最初の雨、それは3月14日の夕暮れからやってきた。
しとしとと、やさしく。冷たい雨。
15日の昼には快晴となり、気温も10℃まであがった。
この雨、十勝では非常に重要なんです。土壌の凍結が30cmも40cmも深く刺さりこんでいるため、
晴天の日が続くだけでは、なかなか凍結が抜けない=麦の根も養分を吸いに動き出せない。
ゆっくりと、しとしと、ふる雨は正に天の恵み、春の呼び覚まし声みたいなものなんです。
従来の年よりも、2週間以上は”天気がはやい”感じがしていますが、土の寒さが和らぐ上では結構でしょう!
山も春の訪れを感じてます!ネコヤナギの写真
「初雨」への2件のフィードバック
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前田さん、こんにちは!
いつも素敵な文章のブログを楽しみにしています♪
雨のことを「春の呼び覚まし声」だなんてロマンチックだなー、、とぐっときてしまいました^^;
こちらの文章を読んで、
いつも「雨きらいー」って思っている自分を反省しつつ、改めて作物にとっての雨の意味を考えたのでした。
かおりさん、メールありがとうございます。
雨きらいなのわかりますよ~。何年か前ですけど、あと20mもすれば、小麦の収穫が終わる~って時に、突然の雷雨!前も全く見えないくらいで、あわててコンバイン(収穫機)のタンクフードを閉めて、雨から収穫麦を守ったものです。
此間の雨は最高でしたよ~。ゆっくり、しっかりとって感じで。実はここ3,4年、夏場にかんばつの影響も受けたりして問題になってます。オーストラリアみたいな大干ばつじゃないんですけど、金時豆なんかもふくらみが良くなかったり、小麦も受粉してから、土に水分がないと水分が吸えず、細い形の実になったりしてしまうんです。
今年はちょっと干ばつや強風のことを考えて、ちょっと整地なんかを工夫したり実験中です。どうなるでしょうか?自分でも楽しみです!