Drainage

「Drainage]
意味1.排水,水はけ,排水法.
  2.排水設備; 排水路,排水区域
となる。日本は排水対策の必要な国だと思う。
特に、7月15,16,17日と雨が続いている。
畑もズブズブに濡れていいるのだ。
 今年のビート畑の中の一枚は粘土質のものだ。
去年も皆で即席暗渠をいれたが、結局水はけで苦難の連続。
しかも15~17日までの雨でさらに悪化しそうな予感だった。
7月15日の雨後、16日朝の小ぶりのうちにスタッフと表層の水抜きに出発。
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幸いにもまだ明渠に近い付近での水たまりが半径30mくらいに渡っていたので早速水抜きを開始した。
まず、通路となっている農道路を畑よりも下げて水を暗渠に流し込む作業だ。
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それから冬の間に間伐した広葉樹からなるべくまっすぐな枝を選抜して横に並べる。
針葉樹のカラマツでは腐りやすいのと柔らかいので崩れて水道がふさがる可能性があった。
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それから何十年に渡って拾ってきたこの畑の大きめの石を木の上に施工。
これに土をやってしまうと、泥となって水道をふさぐ可能性があるからだ。
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そして50mmの砂利を石の上に施工する。これも水はけと泥の混入を極力防ぎたいため。
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最後に掘削した土を戻して道路を平らにしたら完成だ。
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明渠に勢いよく畑の貯まった水が流れ出した。”ふ~、なんとか一部ですんどくれ”と思い施工は終了。
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冠水したビートの葉は写真ように、窒息するせいなのか黄化してくる。さらに悪くなると腐りだし、それからハエや虫たちが分解をしだす。同時に病気にも弱くなっているので他の株にも伝播する。インフルエンザがクラスではやると皆インフルにかかるのと一緒だ。だから初期の防除や、排水対策は絶対必要なんです。
 どこまで回復してくれるか?まだまだシーズン途中、頑張れビートちゃん!!
ちなみに暗渠(畑地中に穴のあいたパイプを縦横に巡ら水を抜く排水対策)は既にやってある。
明渠近くの暗渠のパイプからは絶え間ない水の吐き音が聞こえている。
その暗渠のキャパを超えた水が貯まると畑は冠水しているんです。
ここの場所はまだ畑のはじだからいいものの、中間とかだと根本的な暗渠が必要になる。
それと春先の無理な作業はしちゃいけないな~大反省。