寒中お見舞い申し上げます。

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寒中お見舞い申し上げます。
皆さま、今年もよろしくお願い申し上げます。
”あなたのキッチンから広がる麦畑”を拝読の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
大変、更新が遅れ、マイペースすぎる毎日を反省しております。
さて、このブログでは、その年の気候の傾向や当農場、前田農産の取組をお伝えし、最後に消費者の皆様が今食べる食事は、どこかの農家の人が作り、それを加工し、流通させ、販売する人がいるという当たり前の流れの根の部分をお知らせしています。
昨年も沢山のコメントや応援のメッセージをいただきまして誠にありがとうございます。本年もできる限り、無理なく楽しく明るくやっていこうと思いますので、益々よろしくお願い申し上げます。
皆さまにおかれましては、時にドキドキしながら、時に”へ~そうなんだ~”、”やっぱ全てがうまくいくわけないよな”、”農業って面白そうだな”と畑という現場を通じて、”農の苦農と楽農”を知っていただければと2年間(途中何度も更新してませんが・・・)やってまいりました。
昨年は昨年の6月からの断続的な雨、降水量も3倍以上のものがあり、特に十勝の東北部にあたる町村では大きな畑の被害がありました。きっと記憶に残る、残さなきゃならない教訓にもなった年です。よく、年間の平均降水量はならすと、そんなに変わらないので、農家のおやじさん方は、冬場に雪がほとんど降らないじゃないかと秋口に心配していましたが、例年にないハイペースで雪は積もり、畑には約50cm近くの雪が積もり、新年を迎えることになりました。正直、いつにない回数の除雪をしている気がします。
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上記写真のように、畑は真っ白けっけでして、1月に入って、マイナス25度を記録する日もあり、正に冬本番です。よく先人たちはこの地に、”そうだっ北海道に移住しよう!”なんて思ったものだなと鼻水たらしながら、倉庫で仕事していると感じたりします。
この地を原野から鍬入れして、掘っ立て小屋のような住処で始めた100年以上前。
毎日がサバイバルで、生きることに必死だったと思います。それからまた100年。
なにもかにもが便利な時代ですが、一日一日を大切にこの一年を前に向かって進むこと、畑を耕し続けることが私のミッションなんだと思っています。
トップ写真は新品種”ゆめちから”の越冬模様です。
”ウッ~~サブい!”と聞こえそうですが、雪下でジッと身構えて春を迎えようとしています。また、雪があったほうがお布団がわりのように、越冬しやすいのです。
昨年は小麦を愛する人々や会社の方たちと、小麦の可能性を見出す粉ラボがたくさんできました。素敵な出来事の連続でした。今年もやります。やりましょう!
遅れましたが今年も始まり、始まり~です。
ちなみに、正月は神社で大吉を数年ぶりに引当て、やった~!と思ったら、先日は”カールおじさん”発掘?!しました~パチパチっ。今年もいいことあるかも・・・。
よろしくお願いします。
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「寒中お見舞い申し上げます。」への6件のフィードバック

  1. 昨年の青全交(帯広)では大変お世話になりました。その後前田さんのブログがあることを知って度々拝見していました。私たちには分からない農業の裏の苦労や喜びを知ることが出来てとても楽しみにしています。これからもがんばってください。いつかそちらの農産物を勉強に行きたいと思っています。
    3月23日~ 松本の地元名物=山賊焼という鶏料理を持って札幌三越での信州物産展に始めて参加します。帯広と札幌ではちょっと遠いですが機会があったらぜひ出かけてください。

  2. 本郷鶏肉・山崎さま
     メールありがとうございます!その節は大変お世話になりました。
     是非現場を見に来ていただきたいと思います。
    また、3月23日からの物産展も楽しみですね。機会見つけて伺いたいと思います。

  3. 今年も農業の現場から活きた声を発信してください。
    楽しみにしています。
    今年の北海道は例年になく、寒く、雪も多いと聞いております。雪に埋もれた「ゆめちから」は ジイ~~とこの寒さを耐え忍んで春を待っているのですね。100年前の先人が耐え忍んできた姿と重なり、たくましく生きていく姿が素晴らしいですね。
    今年も頑張って!!

  4. 一面の雪景色ですねぇ。寒そうですねぇ。当たり前ですねぇ、-25度の日さえあるのですから。子供のころ布団の襟が呼気で凍りついたことを思い出します。でも映像で見る限りは素敵な雪景色です。今年は時々はブログにお邪魔したいと思っています。楽しみながら頑張ってください。

  5. 弘照さま
     今年もメールよろしくお願い申し上げます!
    マイナス25度ともなると、歩く雪の音もちがいうんですよ。キュッキュッキュってしまるような音で、これが慣れると寒さをまたまた感じるのです。
     先人たちは、半端でない体力と気力をもっていたにちがいありません。まだまだ田舎にチャンスありです。がんばります。

  6. 文ちゃんさん
     本年もよろしくお願いします。
    そうですよね、昔は当たり前だったかもしれません。
    薪ストーブか石炭ストーブでその周辺は地獄のように熱いとおもいきや、ちょっとでも離れると凍りつくくらい寒いとか。
     保存食が日本人のお家芸になったのも気候のお陰もあるんだと思います。昔があって、今がある。大事にしたいことですね。
     今年も応援よろしくお願いします。
     

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